『24 JAPAN』第2話「01:00 - 02:00」
ABEMA
感想
"Previously on 24,"「前回までの24」も再現。アメリカドラマでは短い振り返りを冒頭に入れる作品も多い。
日本のCTUは行政機関や法執行機関の中でどのように位置づけられているのか。法律によって与えられた権限とか。銃器の取り扱いとか。
サプレッサー(消音機)をつけていても、発砲の音はかすかにするらしい。環境によっては着弾や跳弾の音もするのかも。
本部長の出血が色鮮やか。負傷してから獅堂現馬が到着するまで何分かかったんだっけ? 到着前の時刻表示が01:24。
水石伊月によると「CTUは軍隊と同じ」。日本の自衛隊は実質軍隊、しかも世界有数の設備を持つ軍隊とも言われているけれど、法的には軍隊ではない。『24 JAPAN』の日本ではどうなっているかわからないけれど。
自衛隊は実戦経験がないから強さは不明。自衛隊が戦争で戦った経験がないというのはいいことでもある。日本国憲法第9条で戦争放棄を謳っている。
戦争したい権力者が、自分たちだけ安全な場所に隠れて命令し、戦争したくない人たちを戦場に強制的に送り込んで殺し合いをさせる。戦争したい人間だけ異世界や異空間や異次元に転送されればいいのに。戦争したい人間同士で殺し合いして全滅するかもしれない。そうしたら戦争したくない人たちは安全なのに。
スマホはただ投げ捨てるだけじゃ追跡できるよ。破壊しないと。誘拐犯のミスのおかげで、捜索できる可能性ができた。
朝倉麗の秘書が目を充血させてた。役作りの一つかな。
決意と覚悟
アメリカドラマはエグい話や重い話もよくある。後味の悪い話、胸糞悪い話を通して社会に問う、という意図もあるから。日本のテレビ業界は意図的に避けている。例えば刑事ドラマでは性犯罪、子ども/女性/お年寄り/社会的マイノリティなどへの虐待、人種差別、ヘイトクライムなどをあまり扱わない。テレビ局が意図的に避けているから、そういう題材を扱えない。映画では描いた作品もあるけれど、「配慮」した脚本と演出なんだろうなという印象を抱いた。『24 JAPAN』でどこまで描けるか、つまりプロデューサーとテレビ朝日の役員たちが腹をくくれるか。
キャスト
獅堂家
獅堂現馬:唐沢寿明
獅堂六花:木村多江
獅堂美有:桜田ひより
朝倉家
朝倉麗:仲間由紀恵
朝倉遥平:筒井道隆
朝倉夕太:今井悠貴
朝倉日奈:森マリア
磯村滋子:水野久美
CTU
水石伊月:栗山千明
南条巧:池内博之
明智菫:朝倉あき
マイロ:時任勇気
郷中兵輔:村上弘明
鬼束元司:佐野史郎
美有の友人とその家族
長谷部研矢:上杉柊平
鮫島剛:犬飼貴丈
函崎寿々:柳美稀
函崎要吾:神尾佑
謎の人物たち
神林民三:高橋和也
氷川七々美:片瀬那奈
皆川恒彦:前川泰之
朝倉党首の関係者
上州:でんでん
山城まどか:櫻井淳子
秋山昇:内村遥
金田一忠:天野慶久
第2話スタッフ
Written by Joel Surnow & Michael Loceff
監督:鈴木浩介
日本語版脚本:長坂秀佳
日本語版脚本協力:山浦雅大
シリーズスタッフ
原作:Based on the U.S. Series "24" Created by Joel Surnow & Robert Cochran
© 2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
日本語版脚本:長坂秀佳
日本語版脚本協力:山浦雅大
撮影:高柳知之
照明:山口賢二
映像:山本直紀
音声:工藤新一郎
編集:山田典久
サウンドデザイン:石井和之
音響効果:西垣尚弥
音楽:奈良悠樹
チーフプロデューサー:五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、下山潤(トータルメディアコミュニケーション)
協力プロデューサー:藤本一彦(テレビ朝日)、船津浩一(テレビ朝日)
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作:テレビ朝日