『50回目のファースト・キス』
原題："50 First Dates"
製作年：2004年
製作国：アメリカ合衆国
公開日：2004年2月13日
作品について
ピーター・シーガル監督。
ロマンティック・コメディ・ドラマ映画。
いくつかの国でリメイクされた。日本では福田雄一監督・脚本『50回目のファーストキス』(2018)。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント日本法人が日本テレビと共同で製作委員会幹事会社。
他には、インドのテルグ語映画 "Sathyabhama" (2007)、インドのマラヤーラム語映画 "Ormayundo Ee Mukham" (2014)、イランの "Chap dast" (2005)、メキシコの "Como si fuera la primera vez" (2019)。
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感想
短期記憶障害、前向性健忘 (anterograde amnesia) を題材にしている。受傷前の長期記憶は問題ないが、新しい出来事が記憶されない。
アダム・サンドラーは下ネタおじさんという印象があるので、ロマンティック・コメディの主人公を演じていると変な感じ。まあこの映画でも下ネタが入っているけれど。
コメディはしょうもない。くだらない。子ども向けのコメディの方が上手いぞ。子ども騙しは子どもには見抜かれるから、本気で取り組まないといけない。この映画は大人向けなのにセンスが酷い。もともとアメリカではR指定だったが、再審査でPG-13に下がったらしい。
編集が上手い。冒頭で女性たちがヘンリー・ロスとのバカンスについて口々に話しているシーンを立て続けに切り替えることで観客を一気に引き込む。
現代アメリカのロマンティック・コメディ映画だけど、invisible effects が結構あるようだ。例えば、冒頭で水族館のプールから動物の治療室に入るカメラワーク。
乙葉バージョン。下手。声に感情を乗せられていない。だから芸能人ゴリ押しはだめ。
製作
もともとの題名は "Fifty First Kisses" だったが、マーケティング上の理由で "50 First Dates" に変更された。キスが題名に含まれていると男性が敬遠するからだと。アメリカならさもありなん。
George Wing が書いた spec script がもとになっている。クレジットされていないが、Lowell Ganz, Babaloo Mandel, Tim Herlihy, Allen Covert が書き直しをした。またアダム・サンドラーは、ジャンルをドラマからコメディに変更する大幅な書き直しをした。さらにアダム・サンドラーは、舞台をシアトルからハワイに変更し、カフェの室内シーンについても書き直した。
キャスト
ヘンリー・ロス：アダム・サンドラー；森川智之
ルーシー・ホイットモア：ドリュー・バリモア；松本梨香、乙葉
ウーラ：ロブ・シュナイダー；後藤哲夫
ダグ・ホイットモア：ショーン・アスティン；高木渉
マーリン・ホイットモア：ブレイク・クラーク；辻親八
アレクサ：ルシア・ストラス；雨蘭咲木子
Dr.キーツ：ダン・エイクロイド；佐々木梅治
その他：田村聖子、遠藤純一、藤貴子、内川藍維、小形満、MAI、大久保利洋、白熊寛嗣、松久保いほ(早川いほ)、清水千恵、笹森亜希、宇乃音亜季
演出：伊達康将
翻訳：宮川桜子
日本語吹き替えは2種類あり、ルーシー・ホイットモア(ドリュー・バリモア)の吹き替えが異なる。
日本語吹替1はDVD・BDに収録されているが、日本語吹替2はDVDのみに収録されている。
スタッフ
監督：ピーター・シーガル
脚本：ジョージ・ウィング
製作：ジャック・ジャラプト、スティーヴ・ゴリン、ナンシー・ジュヴォネン
製作総指揮：ダニエル・ルピ、マイケル・ユーイング、ジェイ・ローチ
撮影監督：ジャック・N・グリーン
編集：ジェフ・ガーソン
音楽：テディ・カステルッチ
共同プロデューサー：Scott Bankston, Larry Kennar
アソシエイトプロデューサー：Kevin Grady
製作会社：コロンビア ピクチャーズ、ハッピー・マディソン・プロダクションズ、アノニマス・コンテント、フラワー・フィルムズ
配給：Sony Pictures Releasing
配給(日本)：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)
プロダクションデザイン：Alan Au
美術監督：Domenic Silvestri
セットデコレーション：Robert Greenfield
衣装デザイン：Ellen Lutter, Clare Hallworth (Costume Designer for Drew Barrymore)
makeup department head: Rose Librizzi
key makeup artist: Carme Tenuta
makeup artists: Corina C. Duran-Rabichuk, Andrea Pino, Laine Rykes
Mr. Sandler's makeup artist: Ann Pala
Ms. Barrymore's makeup artist: Robin Fredriksz
hair department head: Nanxy Tong-Heater
key hair stylist: Pauletta O. Lewis-Irwin
hair stylists: Chantal Boom'la, Loretta Nero
Ms. Barrymore's hair stylist: Lona Vigi
hairstylist (second unit): James Sartain
unit production manager: Daniel Lupi
production supervisor: William W. Weiske III
Hawaii unit production supervisor: Lila Yacoub
first assistant director: John E. Hockridge
second assistant director: Joseph John Kontra
second second assistant director: Timothy Grant Engle
additional second assistant directors: Matthew D. Smith, Ruby Stillwater
second unit director: Jim Bissell (as James D. Bissell)
second unit director of photography: Joseph D. Urbanczyk
second unit first assistant director: Adam Druxman
second unit second assistant director: Michael Lee Phillips Jr.
production sound mixer: David Kelson
supervising sound mixers: Bill W. Benton, Jeffrey J. Haboush
supervising sound editor: Elmo Weber
sound effects supervisor: Derek Vanderhorst
ADR supervisor: David Bach
special effects director: John C. Hartigan
visual effects supervisor: Sheena Duggal
visual effects producers: Victoria Alonso, Debbie Denise
visual effects executive producer: Bonnie Kanner for Pixel Magic
visual effects plate producer: David P.I. James
senior digital effects supervisor: Reid Paul
computer graphics supervisor: Thomas Hollier
visual effects director of photography: Christopher Nibley
