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百合とアニメと映画の感想

『天晴爛漫!』第1話第2話先行上映の感想

『天晴爛漫!』第1話&第2話 先行上映

 

橋本昌和監督

第1話「晴れときどき小雨」
橋本昌和さん脚本
橋本昌和さん絵コンテ、太田知章さん演出
瀬尾康博さん作画監督

動画検査はクレジットなし。

第2話「In the Dark」
橋本昌和さん脚本
許琮さん絵コンテ、藤井康雄さん演出
宮崎司さん三浦菜奈さん作画監督
髙田友美さん動画検査

作画監督は2人。名前をちゃんと確認できなかった。3月30日更新:AT-Xの先行上映で名前を確認した。

 

 

感想

時代劇ドラマ。
明治時代の初め? 生活様式は江戸時代だけれど、徳川の世ではないと。徳川家から交代した江戸時代?
19世紀末のアメリカ、ロサンゼルス。アメリカ大陸横断レースの話なので、今後色々な土地が描かれるのだろう。
P.A.WORKS制作のアニメでは、安藤真裕監督『天狼 Sirius the Jaeger』は昭和初期。

背景美術が良い。

所作の作画が丁寧。

ジュール・ヴェルヌ著『月世界旅行』が天晴の愛読書。

からくり。平賀源内らが知られている。

空乃天晴のお姉ちゃんは弟が日本では異端だと見なされてしまうことを理解しているので、弟を信じて送り出した。

歌舞いている。

一色小雨は巻き込まれ型のキャラクターだけど、機転が利き、天晴をたしなめるお兄さん。

天晴は固定観念や既成概念に縛られない。

景夏蓮(ジン・シャーレン)の拳法の動きが良い。

ジン・シャーレンの背景の描き方と、天晴や小雨との絡ませ方、つまり本筋への組み込み方が良い。

 

ジョン万次郎など、かつて外国に渡った人たちがモチーフかな。

 

おもしろい。

キャラクターデザイン・総作画監督大東百合恵さんはP.A.WORKS生え抜きのアニメーターだっけ。*1
演出でも作画でも、シリーズを支える中核クリエイターが何人も育ってきたんだね。

 

第2話の原画はPA所属のアニメーター5人だけで全カット描いてる。第二原画を撒いていない。制作さんと作画さんのスケジュール管理が凄いね。
社長の堀川憲司さんが「1本を5人の原画マンで作れるようにするのが目標。トライアル班として5人のチームと4人のチームの2班で試行錯誤を繰り返すつもり。ノウハウを溜めていこう」と語っていた。これがその試みなのかな。

ascii.jp

*1:『色づく世界の明日から』のキャラクターデザイン・総作画監督の秋山有希さんとか。作画監督は何人もいる。