『ダンス・ダンス・ダンスール』第5話「死ね、ねーだろっ」
作品について
ジョージ朝倉さんの漫画が原作。バレエが題材。
感想
おもしろい。
不死鳥というかゾンビというか、死んでもなお何度でも生き返る王子。
千鶴さんが「殺せ」のジェスチャーで、首を掻き切るのがおもしろい。
憎悪に取り憑かれた流鶯の悪魔の演出がいいね。
バレエシークエンスの途中で、適宜、止め絵を効果的に使っている。ずっと動かすよりも、1枚絵の演出の方が印象に残る。
ダンス・ダンス・ #ダンスール 第5幕にて、バレエ作監及び、じんかい@zinkai さん水墨画パートのレイアウト1原を主に担当しました! 自分も墨絵作画経験があるものの、じんかいさんの原画はさすが本格的で圧倒されました… 打ち合わせ時にサンプルを描かれる筆致も興味深く拝見、役得!【掲載許諾済】 pic.twitter.com/2BLKkylkjr
— 小笠原篤(アニメーター) (@ogadelie) 2022年5月6日
【お仕事】ダンスダンスダンスール第5幕にて水墨画のカットで参加させて頂きました!
— じんかい@デザフェス両日ライブペイント (@zinkai) 2022年5月6日
画像は使用した水墨原画です。
初のテレビアニメのお仕事で分からないことが多い中丁寧な打ち合わせから細かなやりとりまで対応してくださったMAPPA様、お声かけ頂き本当にありがとうございました🕺✨#ダンスール https://t.co/CqOpPYoPuZ pic.twitter.com/naxdKbkv7y
TVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』第5幕ご視聴ありがとうございました。
— 秋山 健太郎(スタジオパブロ) (@studio_pablo) 2022年5月6日
演出も作画も芝居も熱かったですね‼️
背景画は照明効果を意識したお話でした
一部ご紹介します。
・舞台に向かう廊下
・現実との半イメージ
・ハーモニー
・後半以降、現実に無い光源を増やした舞台#ダンスール pic.twitter.com/8lrMDSroEG
TVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』第5幕ご視聴ありがとうございました。
— 秋山 健太郎(スタジオパブロ) (@studio_pablo) 2022年5月6日
後半の舞台上の
背景画を一部ご紹介します。
イメージ的に赤く染まった舞台
流鶯の迫力が出るように意識しました。
・ハーモニー
・悪魔登場を強調した舞台
・飛び回るロットバルトの背景画2枚#ダンスール pic.twitter.com/ChhNGLeXPI
五代バレエスタジオの子どもたちはお稽古なので、お母さんたちが娘たちにお化粧している。
潤平はメイクアップの知識や技術がないので、千鶴さんがしてあげている。
流鶯は子どもたちには人気。ストレッチ中の流鶯にお菓子を食べさせてあげたり、上に乗って遊んだり。
このメンバーで一緒に踊れるのはこれが最後だと千鶴さんさんも言っていた。
潤平の即興のため、結果的に子どもたちの見せ場がなくなってしまった。漫画では子どもたちが潤平と流鶯のバトルを楽しんでいる描写があった気がするけど。
黒島さんと兵太が洋舞祭りを観に来た。
原作漫画ではのちに言及されていた、夏姫の観劇が描かれていた。1人で観に来た。会場でバレエ仲間と出会い、一緒に観る。衝撃を受けた夏姫。
映画
「上半身はバリー・リンドン、下半身は時計じかけのオレンジ! 俺ってとってもスタンリー・キューブリック! と思えばこの衣装もむしろかっこいいと思えるだろう」
スタンリー・キューブリック監督は映画界の巨匠の1人。欲しい画を作るためには、一切妥協しない。『バリー・リンドン』(1975)では、18世紀のアイルランドやイングランドの風景を再現するために、映画撮影用の照明器具を使わず、太陽光とろうそくの明かりだけで撮影した。そのために、NASAのアポロ計画のために開発された貴重なカメラレンズをメーカーから入手したという逸話がある。
『バリー・リンドン』は映像美の映画なので、話をおもしろいと感じる人はあまり多くないだろう。
『時計じかけのオレンジ』(1962)も名作映画だけど、暴力表現が多いので万人向けではない。
流鶯を評した「こいつとってもダークナイト!」は、クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』(2008)。アメコミ大手出版社DCコミックスのスーパーヒーロー、バットマンを描いた『ダークナイト』三部作の第2作。奇跡的なピースのはまり方をしている。というのも、三部作のうち第2作だけ出来が突出しているからだ。これ1作で完結しているので、第1作と第3作はこれを好きになったのなら観るといい。『ダークナイト』に限らず、クリストファー・ノーラン監督作品はデートムービーには向かないと思う。
来週月曜日(2022年5月9日)13:00からNHK BSプレミアムでスティーブン・ダルドリー監督『リトル・ダンサー』(2000)が放送される。おすすめ。
『白鳥の湖』を踊るバレリーナを描いた、ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』(2010)もよかった。白鳥と黒鳥を演じる主人公ニナの精神状態を切り取っているので、とても怖いけれど。母親との関係とかも。
ブラック・スワン:サイコロジカルホラー映画。怖い。被害妄想。夢と現実の境が不明瞭。
— なお (@naotie) 2018年12月14日
チャイコフスキーの『白鳥の湖』ではオデットとオディールの二面性ということで、鏡のショットを。
ダーレン・アロノフスキー監督。吹き替え版。
Black Swan (2010)
念のため言っておくと、ダーレン・アロノフスキー監督は楽しい映画を撮る映像作家ではないので。
潤平はお母さんが映画プロデューサー、亡きお父さんがアクション監督なので、映画好きが好む映画も観ているようだ。
余談
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のキャラクターデザイナー、齊田博之さんが作画監督補佐。最近はMAPPAで『RE-MAIN』『進撃の巨人 The Final Season (Part 2)』の作画監督をしているからね。
CD
Blu-ray Disc
キャスト
村尾潤平:山下大輝
森 流鶯:内山昂輝
五代 都:本渡 楓
安田海咲:天﨑滉平
田倉大和:西山宏太朗
生川夏姫:福圓美里
姫乃小路 寿:井之上潤
五代千鶴:浅野まゆみ
生川綾子:中友子
村尾潤平 幼少期:潘めぐみ
森流鶯 幼少期:松田利冴
相良兵太:山口竜之介
相良兵太 幼少期:鷄冠井美智子
黒島:奈良平愛実
森 真鶴:堀江由衣
モーションアクター
村尾潤平:井福俊太郎
森 流鶯:秋元康臣
五代 都:秋山瑛
生川夏姫:足立真里亜
第5話スタッフ
脚本:森江美咲
絵コンテ・演出:大谷肇
絵コンテ協力:サトウシンジ
総作画監督:長谷川ひとみ、石川佳代子、黒岩裕美、小美野雅彦
バレエ作画監督:桑原剛、小笠原篤
作画監督:杉野信子、迫江沙羅、川元まりこ、後藤有宏、日向正樹、鈴木春香
作画監督補佐:早乙女啓、齊田博之、星野真澄、小松真梨子
カラーコーディネーター・舞台衣装デザイン:石川佳代子
プロップデザイン:川元まりこ
エフェクトデザイン:川原智弘
サブキャラクターデザイン:りお
原画:
中西寛 島田千裕 野口莉英子 川合正剛
工藤利春 熊谷小夏 富永里都 黄陋銘
畠彰太朗 中島由喜 蜷川貴弘
袴田裕二 ながみねけい子 しろくま 西谷衆平
田邊剛 堀田翔一 Saurabh singh 髙野菜央
永松一誠 宮下香花 王維慶 横手雅子
桑原剛 小笠原篤
水墨画:じんかい
第二原画:
片山美智 福島友子 猪爪多恵 星野初音
甘井桃 仲理沙 森子 田中菜々美
小池福美 右田愛 尾沢あとり 杉光兼明
吉松義雄 万山青子 小出りな 松坂さくら
山下梓 黄旻淳 陳力浩 吉本哲也
片渕由歌 張維真 黃鄧依姍 照屋朋美
河野純市 林原麻紀 夜桜さくら 杉薗真希
Mahmoud Moftah 岩倉みゆき 城下萌 田阪千晴
魯亞芝 片山陽一郎 劉澤 堀井律
鶴来皐 池田佳寿美 Porkky
MAPPA仙台スタジオ
李朗賢 北川実咲 金子翔 羽賀晴生
ぎふとアニメーション
中山亜偉夢 松井あきほ
マウス
有賀英明 清水雄介
岳明鋒 呉洋洋 劉靖 鑫月
慧敏
Studio cat スタジオ雲雀 大阪スタジオ
無錫市淏明動漫 株式会社ディオメディア
動画検査:藤澤姫春
デジタル動画・仕上:
MAPPA仙台スタジオ
藤澤姫春 片柳麻佑 北川実咲
鄭惟握 片柳香菜 梅澤響
堀美雪 八幡紗季 遠藤謙
佐藤碧 石橋秀之助 冨永あかり
李志浩 高妘 小河原美幸
牧野翠 清水杏華 奥村佑輝
芋川美有
MAPPA東京スタジオ
井上ちひろ 平澤夏葉 橋本瑠慰済
劉暢
光の園・アニメーション IRO ANIMATION 鉄人動画
上海樊特姆動画 Studio cat
動画:
MAPPA東京スタジオ
Sang Eun Song
色指定・検査:加藤友美 高橋聖美
仕上:高橋聖美
特殊効果:徳田智瑛子
2Dワークス:岩淵恵
背景:スタジオPablo
美術設定:嶋田昭夫(スタジオPablo)
美術監督:藤野真里
美術監督補佐:水野隆文 齋藤瑞貴
背景:
スタジオPablo
今井修 座間智子 福田健二 松村良樹
堀川あゆみ 佐々木利奈 風見祐希 神宮司桃子
八道大地 小島綾華
小坂部直子 長澤康治
SUNRISE arte
太田清美
石田めぐみ 梅沢沙也香 北谷亜佑美 須藤唯
綾部文江(縫部文江の誤記)
3DCG:YGGDRAZIL GROUP PUBLIC COMPANY LIMITED
3DCGプロデューサー:Valthip Srinakar
コーディネーター:
Janejira Thummasungwan Juthaphat Trakulsukkho
Thananya Laisan
3DCGアニメーションSV:Pattharapol Vinkomin
3DCGアニメーター:
Suppanut Kachanuban Sasinadda Chandratat
Kanthapon Pattarapanasakul Nichapa Kitatkraiwansiri
Wasanchai Sungsanit Suchada Khamwan
CG SV:Nat Anuntkosol
ライティング・レンタリング Pimpisut Akrapandit Kong kan Phayensakul
モデラー:Sucheep wongtasang
リグSV:Wanchat Jarusean
リガー:Sedthawut Detakarat Kaisee Boonsa
パイプラインSV:Paniti Kliengsaard
パイプライン:Pat Saikrajang
撮影監督:八木まどか
撮影監督補佐:朴孝圭
撮影:
MAPPA
藤田智美 小西莉央
十田知香 戴韋瑩
谷口竣亮
撮影協力:神龍
制作進行補佐:野辺祐一 福島翔太 加藤広大
制作進行:石川安寿
挿入曲
「白鳥の湖」より
“第1幕第2場 情景”
“情景、オデットの登場”
“4羽の白鳥たちの踊り”
“情景、オデットの悲嘆”
“情景、王子の登場”
“終曲”
作曲:Peter Ilyich Tchaikovsky
演奏:サンクトペテルブルク放送交響楽団
(新書館 DanceCD)
メインスタッフ
原作:ジョージ朝倉
監督:境宗久
副監督:清水久敏
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン:長谷川ひとみ
総作画監督:長谷川ひとみ、小美野雅彦、黒岩裕美
振付:宝満直也
バレエ監修:阿部さや子
バレエ演出:大谷肇
バレエ作画監督:桑原剛、小笠原篤
色彩設計:田辺香奈
美術監督:藤野真里
3DCGディレクター:鷲田知子
撮影監督:八木まどか
編集:長坂智樹
音響監督:境宗久
音響効果:森川永子
音楽:未知瑠
音楽制作:クリーク、DMM music
プロデューサー:岡田昭彦、内山雄太、亀井博司
アニメーションプロデューサー:小川崇博
制作デスク:脇優梨子
設定制作:一色恒佑、石川安寿
制作:MAPPA
製作:ダンス・ダンス・ダンスール製作委員会(DMM pictures、小学館、MBS)
企画:鶴田直一、岡本順哉、大塚学
製作:村中悠介、久保雅一
原作協力:石田貴信、垣原英一郎、満留綾子、正岡昇
アソシエイトプロデューサー:木村誠
アシスタントプロデューサー:平木稜子、梅田ひとみ
選曲:茅原万起子
効果助手:佐藤理緒
録音:阿部智佳子
録音助手:川村紗穂
音響制作担当:岡田拓郎、好永伸郎
音響制作:dugout
編集スタジオ:ジェイ・フィルム
編集助手:木村里紀
オンライン編集スタジオ:キュー・テック
オンライン編集:清原一樹、原田瑞希
オンライン編集デスク:髙松希
スタジオ作画管理チーフ:大井川亮
東京スタジオ:芦野義人
仙台スタジオ:坂井憲興、岡本卓也、山本紗也
仙台スタジオ制作事務:荒川みな美、三嶋由美子
プロダクションコーディネーター:Pornpitra Tunanunkul
CG進行:長瑞希