『禁断の惑星』感想 - 映画の後には紅茶とお菓子を

『禁断の惑星』
原題: Forbidden Planet
製作年：1956年
製作国：アメリカ合衆国

作品について
- Amazon
感想
製作
キャスト
スタッフ

作品について

フレッド・M・ウィルコックス監督。

SF映画。ロバート・ワイズ監督『地球の静止する日』(1951)と並び、テクノホラー(techno-horror)の初期の代表作。

登場人物や設定などがウィリアム・シェイクスピアの『テンペスト』に似ているので、ゆるい翻案と考えられている。

Amazon

禁断の惑星 (字幕版)

発売日: 2013/11/26
メディア: Prime Video

禁断の惑星 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]

発売日: 2018/02/17
メディア: DVD

禁断の惑星 [DVD]

発売日: 2013/09/04
メディア: DVD

日本ではBlu-ray Discは発売されていないようだ。北米盤BDはある。

感想

おもしろい。

ほとんど男性の中に女性が1人という設定や配役が時代を感じる。

製作

「イドの怪物」のシークエンスは手描きアニメーション。ジョシュア・メダー(Joshua Meador)が作画した。ウォルト・ディズニー・プロダクションズのアニメーターで、『禁断の惑星』のアニメーション制作のためMGMに出向していた。だから"Joshua Meador through courtesy of Walt Disney Productions"とクレジットされている。エフェクト作画(キャラクター以外の作画。水、雨風雪雷などの自然現象など。)を得意とする人だったようだ。プライベートでは風景画をたくさん描いていたと。

www.imdb.com

セル画によるセルアニメーションではない。半透明なベラム(皮紙)に黒鉛筆で描き、1コマずつハイコントラストで撮影すると、ディテールの主要な部分だけが見える。その画像をネガティブフィルムに焼き直し、できた白い線画に赤色を付ける。すると「イドの怪物」の体の大部分は見えなくなり、力場からのエネルギーや光線銃で発光した輪郭だけが残る。

キャスト

エドワード・モービアス博士：ウォルター・ピジョン；大木民夫、森山周一郎
アルティラ・モービアス：アン・フランシス；田原久子、 -
ジョン・J・アダムス機長：レスリー・ニールセン；小林修、小林修
ドク・オストロウ：ウォーレン・スティーヴンス；原田一夫、大塚周夫
ジェリー・ファーマン：ジャック・ケリー；山田康雄、広川太一郎
クイン：リチャード・アンダーソン；家弓家正、家弓家正
クック：アール・ホリマン； - 、愛川欽也
ボースン：ジョージ・ウォレス
グレイ：ボブ・ディックス