映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『ゲキドル』第3話の感想

『ゲキドル』第3話「アイリを待ちながら」

 

 

作品について

サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』。

 

小島正幸監督との共同絵コンテ。

 

 

感想

ジュニアアイドル。性虐待記録物(いわゆる児童ポルノ)の問題と密接に関わりがある。

一般的に子どもがジュニアアイドルの「仕事」をするのは親の意向がある。未成年が契約を交わすには親権者の同意が必要。

あいりの場合には親の介在が見えない。創作物だから意図的に親の存在を描写していないとしても。

 

あいりは楽しくてやっていた。

 

中学生くらいの子が1人でパフェを食べているだけで耳目を集めるだろうか? またあいりがジュニアアイドルの「仕事」をしていることが多くの人に知られているという可能性は低い。

あるいは自意識過剰。単純に子どもが1人で大きなパフェを食べていることを驚かれただけなのだが、ジュニアアイドルの「仕事」をしていることで、「見られている」とあいりは感じてしまったとか。

 

ケンケンはあいりの"純粋"なファンなのだろう*1。でも、嫌悪している過去を知る人が(イベントで)ファンとして接触してくることは、あいりに過去を思い出させる。

ケンケンは自分があいりにとって迷惑なのではないかと負い目を感じていた。だからステージでのあいりの笑顔を見て驚いた。

 

せりあにとってのあいりは、あいりにとってのいずみ。

 

恥ずかしいところを見られてしまうベタな話。

かをるは杖がなくても歩けるらしい。第1話で「物騒なので武器代わりにしている」と言っていたけれど。

 

せりあが大好きなまこちん(真琴)。

 

 

余談

第3話は先週観て感想も書いたのだけれど、自分の書いたものに納得できなくて1週間投稿しなかった。

第4話を観た後に加筆修正して投稿した。

 

 

キャスト

守野せりあ:赤尾ひかる
各務あいり:持田千妃来
雛咲いずみ:諏訪彩花
榊原かをる:花澤香菜
ドール:M・A・O
浅葱 晃:山本希望
藤田愛美:髙野麻美
山本和春:秋吉あや
中村繭璃:佐藤亜美菜
竹崎宏和:鳥海浩輔
樋口真琴:八島さらら
日向智子:水橋かおり

 

 

第3話スタッフ

脚本:大知慶一郎
絵コンテ:小島正幸、上田繁
演出:上田繁

作画監督:小島えり

 

 

シリーズスタッフ

原作・シリーズ構成:ゲキドル製作委員会
監督:上田繁
チーフライター:大知慶一郎
キャラクター原案:関谷あさみ
キャラクターデザイン・総作画監督:立石聖
メカデザイン:今門卓也
色彩設計:斉藤麻記
美術監督:清水哲弘
撮影監督:戸澤雄一郎
編集:廣瀬清志
CGプロデューサー:田中臥竜
音響監督:本山哲
音響効果:八十正太
音楽:Prhythm/epx(編曲:神津裕之)
企画・プロデュース:サトウケイイチ、永井理
アニメーションプロデューサー:永井理
アニメーション制作:フッズエンタテインメント
製作:ゲキドル製作委員会

*1:しかし、子どもによるジュニアアイドルを享受している人物が、果たして「純粋」たりえるのだろうか?