『ゲキドル』第4話「バースディ・パーティー」
作品について
ハロルド・ピンターの戯曲『バースデイ・パーティ』。ウィリアム・フリードキン監督による映画『誕生パーティー』にもなった。
バースデイ・パーティーという題名からイメージするような、楽しい話ではない。
ウィリアム・フリードキン監督は『フレンチ・コネクション』(1971)、『エクソシスト』(1973)、『恐怖の報酬』(1977)などで知られている。
Several other "art" films followed: The Birthday Party, based on an unpublished screenplay by Harold Pinter, which he adapted from his own play;
ハロルド・ピンター自身が映画用脚本を書いていたが、未発表だったと。映画化の当てがないけれど脚色した、ということだろうか?
ウィリアム・フリードキン監督は原作のファンで、意欲作だった。映画の出来栄えに満足しているそうだ。
The film was a passion project for Friedkin, who had been a fan of the play, and he remained proud of the film after its release, though it was a box office disappointment.
Rotten TomatoesやIMDbでの評価もなかなかいい。
感想
せりあのおばあちゃんは果たして存命の人なのだろうか?
せりあは「世界同時都市消失」の話を聞きたくない。
5年前のせりあの誕生日に大災害が起きた。せりあの言動もむべなるかな。
OVAにもなった、劇中劇『アリスインデッドリースクール』が登場。
あいりは、せりあといつかW主演を組みたい、と。せりあの可能性を認めている。
竹崎さんの回想としての「世界同時都市消失」。
先生も生徒も、大事な人を亡くした人はお墓参りをしている。学校に来ているせりあに、心配しているが声をかけられないまこちん。
第3話でジュニアアイドルをしていた頃に1人で食べたパフェを、今度はせりあとのデートで一緒に食べるあいり。1個しか頼んでなかったから、半分こするってことだよね。
可愛く拗ねて、あいりに甘えるせりあ。
衝動的にせりあに口づけするあいり。
ドールや「シアトリカルマテリアルシステム」は「世界同時都市消失」に関係がある? だから竹崎さんがアリスインシアター内部を監視もとい盗撮している?
かをるの身体も「世界同時都市消失」の現象に影響を受けている。
せりあとありすは双子の姉妹。一卵性双生児。
両親の顔を見せない演出。
せりあにとっての「世界同時都市消失」。
せりあに幻影を見せたドール。せりあが心の底で望んでいたもの。
けれどあいりにはせりあとドールしか見えていない。
キャスト
守野せりあ:赤尾ひかる
各務あいり:持田千妃来
雛咲いずみ:諏訪彩花
榊原かをる:花澤香菜
ドール:M・A・O
浅葱 晃:山本希望
藤田愛美:髙野麻美
山本和春:秋吉あや
中村繭璃:佐藤亜美菜
竹崎宏和:鳥海浩輔
樋口真琴:八島さらら
日向智子:水橋かおり
第4話スタッフ
脚本:大知慶一郎
絵コンテ:小島正幸
演出:原英和
作画監督:末田晃大
シリーズスタッフ
原作・シリーズ構成:ゲキドル製作委員会
監督:上田繁
チーフライター:大知慶一郎
キャラクター原案:関谷あさみ
キャラクターデザイン・総作画監督:立石聖
メカデザイン:今門卓也
色彩設計:斉藤麻記
美術監督:清水哲弘
撮影監督:戸澤雄一郎
編集:廣瀬清志
CGプロデューサー:田中臥竜
音響監督:本山哲
音響効果:八十正太
音楽:Prhythm/epx(編曲:神津裕之)
企画・プロデュース:サトウケイイチ、永井理
アニメーションプロデューサー:永井理
アニメーション制作:フッズエンタテインメント
製作:ゲキドル製作委員会