映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『時光代理人 -LINK CLICK-』第6話感想

『時光代理人 -LINK CLICK-』第6話 番外編「手合わせ」
原題:《时光代理人》番外篇 "比武招亲"

 

 

作品について

中国のアニメーション。日本のアニメに影響を受けた映像スタイルや制作手法。

ソニー・ミュージックソリューションズとアニプレックスが日本での配給権・販売権を取得し、日本語吹き替え版を製作している。
https://link-click.jp/

 

毎回サブタイトルとともに名言が引用されている。

Not searching for unusual subject matter but marking the commonplace unusal.  —— Edward Weston

エドワード・ウェストンは、最も革新的で影響を与えたアメリカの写真家の1人、20世紀における写真の巨匠と評されている。

風景、静物、ヌード、ポートレイトなど、40年間のキャリアで多彩な題材を撮影した。

www.edward-weston.com

 

 

感想

ストリートファイター』みたいな対戦型格闘ゲーム

アンジェイ・バートコウィアク監督『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』(2009)を先日観た。

films.hatenablog.com

 

リンが依頼内容を説明するシーンが凝っているね。

 

ダイブしたのが9:40、登頂したのが15:04。

 

欧陽のお母さんは、娘より年下の少年について恥ずかしいと言った。

欧陽のお父さんは、男が年下など様にならないと言った。

中国では年上女性と年下男性のカップルはまだ受け入れられにくいということか。

 

写真にダイブしている最中に、その人の恋人やパートナーといちゃいちゃしたら、不倫やNTRになるのでは?

 

"等你来娶我!"(私を娶りに来て!)

現代日本では使わなくなった「娶る」という言葉が、中国ではまだ生きているのか。リンも「愛する人を正々堂々と娶るため、諦めずに毎年一度通い続けている」と言っていた。若い女性も「娶る」という言葉を使うようだ。

中国語の「等」には「待つ」という意味があるらしい。だから、「あなたが私を娶りに来てくれるのを待っています!」ということか。

 

劉思文は毎年挑戦し、欧陽も待ち続けている。

劉思文と欧陽は結婚して、子どももいる。劉思文は道場を開いている。

義父の許しをもらうために、ずっと挑戦していた。欧陽のお母さんは故人のようだ。

第2話と番外編だけがハッピーエンドの話。

 

 

中国も韓国も、妻は夫の姓を名乗れない。子どもは父親の姓を名乗る。選択可能な夫婦別姓なのではなく性差別。

 

 

連続殺人事件が起きているので、リンは護身術を習おうと道場に。第3話冒頭、リンがジョギング中に聞いていたラジオ番組で、女性が狙われる殺人事件が起きていると言っていた。

第1話のエマもその被害者ということか。駅であった金髪の若い男性がシリアルキラーだと。

シリアルキラーをシリアスキラーの意味だと勘違いしている人を見かける。serial は連続的という意味。だから連続殺人者。凶悪犯罪者のことではない。

Jeff Davis クリエイター・ショーランナー・エグゼクティブプロデューサー『クリミナル・マインド FBI行動分析課』などアメリカの police procedural は、現実の事件を参考に脚本を書いている。

 

 

演出

リンは歩きながらスリットスカートの膝裏に手を当ててしゃがむ。

欧陽のお父さんを煽り(ローアングルショット)で、強大に見せる。

 

 

余談

中国では第5話と第6話の間に番外編があったが、日本語版では番外編を第6話として扱うようだ。Wikipedia 英語版では Episode 5.5 表記。オリジナル版の第6話が日本語版の第7話となり、以降1つづつエピソードカウントがずれていく。

 

石丸博也さんはジャッキー・チェンの吹き替えをしている人。

 

 

naotie.fanbox.cc

 

 

Blu-ray Disc

 

 

 

キャスト

トキ / 程小時(チョン・シャオシー):豊永利行
ヒカル / 陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏
リン / 喬苓(チャオ・リン):古賀葵

劉思文(リウ・スーウェン):室元気、石丸博也
欧陽(オウヤン):杉山里穂、小夏ゆみこ
欧陽の父:千葉繁
欧陽の母:新井笙子
兄弟子:大泊貴揮
学生:本泉莉奈
学生:川上ひろみ
学生:中井美琴

 

 

第6話スタッフ

脚本:李豪凌
絵コンテ:陳紹宇
演出:LAN
総作画監督:LAN
エグゼクティブ・ディレクター:張予夏
プロデューサー:小A 舒寒
色彩設計:のぼりはるこ
仕上げ:山崎安紀

 

 

メインスタッフ

監督・脚本:李豪凌(リー・ハオリン)
キャラクターデザイン原案:INPLICK
キャラクターデザイン:LAN、黄思萌(ホワン・スーモン)、熊丹(ション・ダン)
絵コンテ:張予夏、朱林正 
総演出・総作画監督:LAN
色彩設計:のぼりはるこ
美術監督:丹治匠、朝見知弥、朱立朴(ジュー・リープー)
撮影監督:山条裕香
プロデューサー:李旎、李豪凌
アニメーション制作:瀾映画

 

日本版製作
企画:中野秀紀、岩上敦宏
プロデューサー:黒﨑静佳
監修:時墨悠希舞
製作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、株式会社アニプレックス

日本語吹替版
音響監督:羽田野千賀子
翻訳:鳥居怜子
録音・調整:榎本慎一
録音アシスタント:木村翔
音響制作担当:米屋林太郎、中山璃子
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:天門、yuma yamaguchi、av4ln
音楽制作:コミックス・ウェーブ・フィルム