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百合とアニメと映画の感想

『かげきしょうじょ!!』のテレビアニメに期待

「かげきしょうじょ!!」TVアニメ化決定!監督は米田和弘、シーズンゼロから映像化

natalie.mu

 

斉木久美子さんの漫画。

melody-web.com

 

楽しみ。

ようやく少女歌劇が題材のまっとうなアニメが誕生する。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は古川知宏監督なので、幾原邦彦監督『少女革命ウテナ』の系譜。変化球。

『かげきしょうじょ!!』は王道の漫画。

 

アニメは斉木久美子さんの絵ではあるけれど、岸田隆宏さんの絵が感じ取れる。

 

暁のヨナ』の米田和弘監督というのが期待できるポイント。

シリーズ構成の森下直さんは主に実写畑の脚本家。『暁のヨナ』で3話数の脚本を執筆した経緯で、米田和弘監督から推薦されたのかな? 「コナンアニオリまとめ」によると、『名探偵コナン』のおすすめの話を書いた人だとか。

キャラクターデザインの岸田隆宏さんは人気キャラクターデザイナー。スケジュールが詰まっている関係で総作画監督を兼任することは少なくなったけれど、クレジットされていないものの可能な限り原画を描いたりチェック・修正したりしているとか。最近の仕事歴を見ると、現時点の発表では『かげきしょうじょ!!』以外の大きな仕事を受け持っている様子はなさそう*1

あらかじめ総作監を複数人立てる現場は最近では珍しくない。むしろ想定外で各話数に大勢の総作監を投入しなければならない現場の方が、推して知るべし、というもの。大勢の総作監が必死で修正しなければ、表に出せるクオリティではないということなので。

詳しくない人は見過ごしてしまうけれど、大事なのが動画と仕上げ。完成作品には原画の線は出ない。すべて動画の線。いくら原画さん作画監督総作画監督がいい原画を描いても、動画の質がだめなら悲惨な絵になる。動画さんと動画検査の人、仕上げさんと仕上げ検査の人が作画の要。動画と仕上げの工程に十分な時間をかけないと。なので制作進行と制作デスクのスケジュール管理が重要。

撮影は彩色した動画、背景、2DCG、3DCGの各素材を合成して映像にする仕事。同時に、Adobe After Effectsを使った現在の撮影は、ビジュアルエフェクトをかけてお化粧する。撮影は各工程のしわ寄せを最も受けやすく、納品までの時間がないなかで作業することが多い。それまでの各工程で時間に余裕をもって素材を撮影に渡せれば、撮影監督と撮影さんがいい映像にしてくれる。やはり撮影も、元請け制作会社のスケジュール管理が重要。

元請け制作会社のPINE JAMは、新興制作会社なのに2017年に『ゲーマーズ!』と『Just Because!』を連続放送するという無茶をしていたけれど、今年は『グレイプニル』というアクションアニメを制作した。米田和弘監督が上手くコントロールしていた。
小さな制作会社が複数のラインを動かすのは難しい。

 

音響監督の長崎行男さんはミュージカルファンで、音楽が題材のアニメに多数参加している。

斉藤恒芳さんは長年、宝塚歌劇団の音楽を作曲している。

 

 

メインスタッフ

原作:斉木久美子『かげきしょうじょ!!』(白泉社『メロディ』連載)
監督:米田和弘
シリーズ構成:森下直
キャラクターデザイン:岸田隆宏
サブキャラクターデザイン:飯田恵理子、高田晃、牧孝雄
プロップデザイン:古賀美裕紀
総作画監督:飯田恵理子、高田晃、福永智子
美術設定・美術監督:谷川広倫
色彩設計坂上康治
撮影監督:浅黄康裕
編集:今井大介
音響監督:長崎行男
音楽:斉藤恒芳
音楽制作:キングレコード
制作:PINE JAM

 

kageki-anime.com

*1:ハイキュー!!』シリーズには今でも関わっているようだけど。