『Lapis Re:LiGHTs』第2話「Acchord chase」
3DCG
『ラピスリライツ』の3DCGは五島卓二CG監督とトライスラッシュが制作している。
supernova「アオノショウドウ」
第2話の終盤で唐突に描かれたアイドル要素。最初に観たとき、脈絡がなかったので唖然としたけれど。悪い成績やアヒル探しの話とつながっていないので。
あと、人々の想いを集めて魔力に変える儀式「オルケストラ」が、ポップソングのライブというのはどうかと思う。
よく観ればクオリティが高いなと思った。
モーションキャプチャーを使っているけれど、そのまま動きのデータを流し込んだのではなく、2コマ打ちっぽくなるようにキーフレームを調整している。
キャラクターたちのモデリングやテクスチャー。ユエ、フィオナ、ミルフィーユの3Dモデルもよくできている。手描き作画のキャラクターデザインとの違和感を覚えない。
ライティング(照明)によって上手く馴染ませている。こちらは岩井和也撮影監督とスタジオシャムロックによる撮影処理かな。ビジュアルエフェクトも。
アニメはデフォルメされた陰が特徴なので、セルルックはシェーディングも大事。
イントロでの、噴水越しにダンスを見せた後、噴水が徐々に下がってキャラクターを直接見せるカットが好きなカットの1つ。
水の流体力学シミュレーションとか。
水の壁を通した光のシミュレーションとか。
遠藤誠3DCGプロデューサー*1によると、五島卓二CG監督は3DCG監督として初めての担当らしい。
今回放映中のラピスリライツですが
— 遠藤誠 (@tri_slash_endo) 2020年7月12日
3D監督は弊社、五島 卓二君です。
公開される作品としては初の3D監督になります
スタッフ一同一生懸命作っていますので何卒よろ
しくお願いします#ラピスリライツ #ラピライ
トライスラッシュの参加作品としては、アイドルアニメは初めてじゃなかったかな?
それでこのクオリティでダンスシーンを制作しているのはすごいね。
キャラクターモデリングは株式会社萌の小林未歩さんと田島祐樹さんの仕事のようだ。
『プラネット・ウィズ』3D CGI制作についてのCGWORLDの記事があった。
*1:株式会社トライスラッシュの取締役兼CGスタジオ代表