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百合とアニメと映画の感想

『魔女の旅々』第12話の感想

『魔女の旅々』第12話「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」

 

 

作品について

とうとう最終回。

監督の窪岡俊之さんやシリーズ構成・脚本の筆安一幸さんをはじめスタッフの皆さん、キャストの皆さん、お疲れ様でした。

 

 

感想

本渡楓さんの一人芝居。

 

17人(22人)のイレイナ。極端な、カリカチュアしたお芝居。これを「演じ分け」と言うには違和感を覚える。ストーリーに沿ったお芝居ではあるのだけれど。音響監督や監督のオーダーだし。念のため言っておくけれど、声優さんを批判する意図はない。

森川智之さんは自著の中で、声優の演技を「立体的なお芝居」と呼んでいた。

声優は平面的な絵に向けて声をのせるので、立体的なお芝居をする傾向があります。だからデフォルメをより効かせた演技になる。それが聞く人に上手と思わせる話し方です。でもそれは、下手をするとどこか定型的というか、枠にはまったようなものに聞こえてしまう。

出典:森川智之『声優 声の職人』, 岩波書店, 2018, p. 59. (岩波新書)

第11話の本渡楓さんと黒沢ともよさんのお芝居は巧みだった。お互いに相手を観察して、それぞれのお芝居を自分の中に取り込んだのだろう。

 

話はまあおもしろい。テレビシリーズの最終話としては最適とは思えないけれど。

 

最後にアムネシアが顔見せで登場。これから一緒に旅をすることになる人という紹介で。

 

 

 

Blu-ray Disc

 

 

 

シリーズキャスト

イレイナ:本渡楓
サヤ:黒沢ともよ
フラン:花澤香菜
アムネシア:小原好美
シーラ:日笠陽子
アヴィリア:岡咲美保
ヴィクトリカ伊藤静
ミナ:高橋未奈美

 

 

第12話キャスト

イレイナ:本渡楓
イレイナ眼鏡:本渡楓
イレイナハイ:本渡楓
イレイナあほ:本渡楓
イレイナ百合:本渡楓
イレイナ偽乳:本渡楓
イレイナやさぐれ:本渡楓
イレイナやらしい:本渡楓
イレイナ厨二:本渡楓
イレイナ恋:本渡楓
イレイナ闇1:本渡楓
イレイナ闇2:本渡楓
イレイナ闇3:本渡楓
イレイナかぶれ:本渡楓
イレイナゲル:本渡楓
イレイナグール:本渡楓
イレイナ粗暴:本渡楓
イレイナ猫:本渡楓
イレイナ忍者:本渡楓
イレイナ植物:本渡楓
イレイナ筋肉:本渡楓
イレイナ六つ子:本渡楓

アムネシア:小原好美

 

 

第12話スタッフ

脚本:筆安一幸
絵コンテ:相澤伽月窪岡俊之
演出:窪岡俊之
演出協力:宇和野歩

作画監督:三島千枝、青木真理子、重松しんいち、ブラガリ ポッター、山田真也
作画監督協力:申榮淳、久保奈都美、矢永沙織、桑原良介、森島浩一、横山友紀
総作画監督:河野絵美、齋藤温子、小田武士

 

 

シリーズスタッフ

原作:白石定規
キャラクター原案:あずーる
監督:窪岡俊之
シリーズ構成・脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:小田武士
総作画監督:小田武士、矢向宏志、長森佳容、河野絵美、吉田巧介
コンセプトデザイン:内尾和正
魔法エフェクト監修:宝井俊介
色彩設計:高木雅人
美術設定:滝口勝久(スタジオちゅーりっぷ)
美術監督:合六弘(マカリア)
プロップデザイン:水村良男
3Dディレクター:向純平
撮影監督:桑良人、板倉あゆみ
特殊効果:イノイエシン
編集:柳圭介
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:八十正太
音楽:AstroNoteS
音楽プロデューサー:臼倉竜太郎
音楽制作:ランティス
プロデューサー:菊島憲文、秋田規行、長谷川嘉範、吉江輝成、礒谷徳知、尾形光広
制作統括:山田良輔
アニメーションプロデューサー:早坂一将
アニメーション制作:C2C
製作:魔女の旅々製作委員会(KADOKAWASBクリエイティブムービックランティスAT-X角川メディアハウス)