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『マラヴィータ』感想

『マラヴィータ
原題:"Malavita"
英語題名:"The Family"
フランス語題名(ケベック):"La Famille"
言語:英語
製作年:2013年
製作国:フランス、アメリカ合衆国
公開日:2013年9月13日(アメリカ)、2013年10月23日(フランス)

 

 

作品について

リュック・ベッソン監督・脚本。

マーティン・スコセッシ エグゼクティブプロデューサー。

トニーノ・ブナキスタの小説『隣りのマフィア』が原作。小説の題名は "Malavita"、英語版は "Badfellas"。

ブラックコメディ・犯罪映画。

 

 

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感想

反社会的勢力の人間の本性を描いたブラックコメディ映画。尻尾を振る人には褒美をやる。逆らう奴には容赦しない。裏社会の抗争に無関係の堅気の人たちが巻き込まれて死んでも心は痛まない。

ライバルマフィアのボスをFBIに売った、元マフィアボス一家がFBIの証人保護プログラムで新しい生活を送ろうとする物語。

主人公一家の居場所が敵にバレる経緯がおもしろい。息子が学校新聞に記事を書く。同級生の父親が出張の飛行機で読もうとしたが寝てしまい、機内に置き忘れる。ゴミ処理場に運ばれ、リサイクルに回される。ワインの包装紙として使われ、刑務所で服役しているドン・ルケーゼに届けられる。

アメリカ人である主人公を招いての映画上映会・討論会で、予定されていたヴィンセント・ミネリ監督『走り来る人々』(1958)の代わりにマーティン・スコセッシ監督『グッドフェローズ』(1990)が上映される。上映後の討論会で主人公はなぜマフィアになったのかという自分の生い立ちを語り、町の人たちから拍手喝采を受ける。

 

 

キャスト

フレッド・ブレイク / ジョヴァンニ・マンゾーニ - ロバート・デ・ニーロ(小川真司)
マギー・ブレイク / マギー・マンゾーニ - ミシェル・ファイファー(高島雅羅)
ベル・ブレイク / ベル・マンゾーニ - ディアナ・アグロン(水樹奈々)
ウォレン・ブレイク / ウォレン・マンゾーニ - ジョン・デレオ(河本啓佑)
ロバート・スタンスフィールド - トミー・リー・ジョーンズ(小林清志)
ディ・チッコ - ジミー・パルンボ(桂一雅)
カプート(ミモ) - ドメニク・ランバルドッツィ(マンモス西尾)
ドン・ルケーゼ - スタン・カープ
ロッコ - ジョン・フレダ(藤原貴弘)

 

 

スタッフ

監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン and マイケル・カレオ
原作:トニーノ・ブナキスタ
製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ、ライアン・カヴァノー
製作総指揮:マーティン・スコセッシ、タッカー・トゥーリー
撮影監督:ティエリー・アルボガスト
編集:ジュリアン・レイ
音楽:エフゲニー・ガルペリン、サーシャ・ガルペリン
製作会社:ヨーロッパ・コープ, Relativity Media, TF1 Films Production, Grive Productions
配給:EuropaCorp Distribution

配給(アメリカ):レラティビティ・メディア
配給(日本):ブロードメディア・スタジオ

 

プロダクションデザイン:Hugues Tissandier
美術監督:Gilles Boillot, Eric Dean, Dominique Moisan, Stéphane Robuchon, Thierry Zemmour
セットデコレーション:Cherish M. Hale (as Cherish Magennis), Evelyne Tissandier
衣装デザイン:Aude Bronson-Howard, Olivier Bériot

production sound mixer: Ken Yasumoto
re-recording mixers: Didier Lozahic, Matthieu Dallaporta
supervising sound editors: Ken Yasumoto, Didier Lozahic

special effects supervisor: Yves Domenjoud