『蜜蜂と遠雷』
製作年：2019年
製作国：日本
公開日：2019年10月4日
作品について
森義隆監督。
恩田陸さんの小説が原作。続編『祝祭と予感』も出版された。
音楽・青春ドラマ映画。
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感想
恩田陸さんは小説執筆にあたり、3年ごとに開催される浜松国際ピアノコンクールに数年間通い詰め、取材したそうだ。
コンクールの描写に特化した映画。亜夜を中心に2時間にまとめているので、原作から別物のようになっている。その結果、明石の扱いがよくなっている。
コンクールのリハーサルで指揮者や楽団に偉そうに指示を出すピアニストはいない。コンクール出場者はまだプロではない。
選曲がゲルマンやスラヴではない音楽。原作では有名な音楽をたくさん使っているのに、映画ではあえて外している。本選のピアノ協奏曲は知られている。
Piotr Niemyjski はポーランド出身の撮影監督。撮影がいいね。カラーグレーディングもいい。
コンクール演奏曲のミキシングが酷い。特にピアノ協奏曲のミキシングが。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲 第1番 前奏曲 が劇伴として使われていた。
スティーヴン・スピルバーグ監督・製作『レディ・プレイヤー1』(2018)でトシロウ / ダイトウを演じた森崎ウィン。
ジェームズ・マンゴールド監督『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)でユキオ(雪緒)を演じた福島リラ。
『ウルヴァリン: SAMURAI』：原語と吹替を聞き比べるとおもしろい。日本人俳優の芝居が、日本演劇界でよく見られる作りすぎな演技と異なる。
— なお (@naotie) 2017年6月9日
The Wolverine
『ウルヴァリン: SAMURAI』：日本が舞台ではあるが、架空世界の"Japan"である。ヤクザ映画の影響を受けている。ただし"yakuza"と"ninja"の融合。まったく忍ばない忍者。
— なお (@naotie) 2017年6月9日
福島リラは Greg Berlanti & Marc Guggenheim & Andrew Kreisberg クリエイター・エグゼクティブプロデューサー『ARROW/アロー』シーズン3で Recurring Cast のカタナ(Katana / Tatsu Yamashiro)を演じた。
キャスト
栄伝亜夜：松岡茉優
高島明石：松坂桃李
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール：森崎ウィン
風間塵：鈴鹿央士
高島満智子：臼田あさ美
仁科雅美 : ブルゾンちえみ
ジェニファ・チャン：福島リラ
ピアノ調律師：眞島秀和
クロークの女性：片桐はいり
菱沼忠明：光石研
田久保寛：平田満
ナサニエル・シルヴァーバーグ：アンジェイ・ヒラ
嵯峨三枝子：斉藤由貴
小野寺昌幸：鹿賀丈史
芹澤興人
森優作
松岡依都美
小園茉奈
キタキマユ
栄伝亜夜(幼少期)：加藤莉奈
和田龍聖
指揮：円光寺雅彦
ピアノ演奏：河村尚子(栄伝亜夜)、福間洸太朗(高島明石)、金子三勇士(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)、藤田真央(風間塵)
オーケストラ演奏：東京フィルハーモニー交響楽団
スタッフ
監督：石川慶
脚本：石川慶
原作：恩田陸
製作：市川南
エグゼクティブプロデューサー：山内章弘
プロデューサー：佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人
ラインプロデューサー：大西洋志
共同製作：木下直哉、見城徹、村松俊亮、大西繁、宮崎伸夫、林誠、板東浩二、吉川英作、東実森夫、松木温、河合弘隆、小山理子、出來由紀子、田中祐介、井戸義郎
撮影監督：ピオトル・ニエミイスキ
美術：我妻弘之
照明：宗賢次郎
録音：久連石由文
編集：石川慶、太田義則
音響効果：柴崎憲治
音楽：篠田大介
「春と修羅」作曲：藤倉大
音楽プロデューサー：杉田寿宏
SFX/VFXスーパーバイザー：廣田隼也
装飾：篠田公史
スタイリスト：高橋さやか
ヘアメイク：酒井夢月
スクリプター：藤島理恵
助監督：川口浩史
製作担当：相良晶
プロダクション統括：佐藤毅
宣伝プロデューサー：土肥直人、宮千香子
製作プロダクション：東宝映画
製作：映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会(東宝、木下グループ、幻冬舎、ソニー・ミュージックエンタテインメント、博報堂、朝日新聞社、東急エージェンシー、ひかりTV、日本出版販売、時事通信社、ヤマハ、河合楽器製作所、ヒラタインターナショナル、フォスター、GYAO、中日新聞社)
配給：東宝
