篠原俊哉監督、P.A.WORKS制作『白い砂のアクアトープ』に期待
印象
篠原俊哉監督のアニメが大好き。
シリーズ構成は柿原優子さん。『色づく世界の明日から』から引き続き篠原俊哉監督とチームを組む。
infiniteがプロデュース。永谷敬之さんがプロデューサーとして関わっているらしい。
『色づく世界の明日から』は2018年10月から12月に放送。『白い砂のアクアトープ』は2021年7月より放送予定。
原作もののアニメは企画から放送まで2年、オリジナルアニメは企画や脚本開発に時間がかかるので放送まで最低3年はかかる、と言われている。『色づく世界の明日から』の制作中にはすでに『白い砂のアクアトープ』の開発をしていた可能性が高い。
P.A.WORKS作品で初めて「ガール・ミーツ・ガール」をうたった作品になるようだ。今までも女の子同士、女性同士の関係性を描いた作品はいくつもあったけれど、それを主軸にしているのは初かな。
『色づく世界の明日から』は長崎県長崎市が舞台だった。『白い砂のアクアトープ』は沖縄県南城市の水族館が舞台らしい。
キャラクター原案はU35(うみこ)さん。最近ではメディアミックスプロジェクト『ラピスリライツ』のキャラクターデザインを担当していて、畑博之監督、横浜アニメーションラボ制作のテレビアニメ『Lapis Re:LiGHTs』が2020年に放送された。
https://t.co/LcHVvY0KLm×篠原監督の新作TVアニメ『白い砂のアクアトープ』のキャラクター原案を担当させていただきました。綺麗な海が広がる沖縄が舞台になります。私自身もとても楽しみです。どうぞ、よろしくお願いいたします! #白い砂のアクアトープhttps://t.co/SvppviMGw6 pic.twitter.com/t5OYss2WrV
— U35(うみこ) (@umiko35) 2021年1月15日
キャラクターデザインと総作画監督は秋山有希さん。P.A.WORKS生え抜きの作画さん。多数の作品での作画監督や総作画監督、『SHIROBAKO』(2014)と『有頂天家族2』(2017)のキャラクターデザイン補佐を経て、『色づく世界の明日から』で初のキャラクターデザインに抜擢された。
公式サイトやティザーPVを見ると、秋山有希さんの絵になっている。『Lapis Re:LiGHTs』の池上たろうさんの絵も、『白い砂のアクアトープ』の秋山有希さんの絵も、どちらも可愛い。
TVアニメ『白い砂のアクアトープ 』ティザーPV 2021年7月放送開始
色彩設計は中野尚美さん。P.A.WORKS作品でおなじみ。透明感がある色彩。
美術監督は鈴木くるみさん。『色づく世界の明日から』も『神様になった日』も美しい背景美術だった。
美術設定は塩澤良憲さん。『凪のあすから』の世界を作り上げたスタッフの1人。
撮影監督は並木智さん。P.A.WORKS作品でおなじみ。ということは撮影はT2 studioのスタッフたちだろう。『花咲くいろは』や『さよならの朝に約束の花をかざろう』、富田喜允さんと共同で撮影監督を務めていた『色づく世界の明日から』の撮影処理がとてもよかった。
編集は髙橋歩さん。P.A.WORKS作品でおなじみ。
監督と各話演出家と編集技師で、心地よい時間の流れを作る。カットのつながり、台詞の間や動きのタイミングなどを微調整する。
音響監督は山田陽さん。『色づく世界の明日から』から引き続き担当する。
劇伴は出羽良彰さん。『凪のあすから』も『色づく世界の明日から』もよかった。
キャスト
海咲野くくる:伊藤美来
宮沢風花:逢田梨香子
照屋月美:和氣あず未
久高夏凛:Lynn
仲村 櫂:土屋神葉
屋嘉間志空也:阿座上洋平
おじい:家中宏
スタッフ
原作:projectティンガーラ
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:柿原優子
キャラクター原案:U35
キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希
色彩設計:中野尚美
美術監督:鈴木くるみ
美術監修:東潤一
美術設定:塩澤良憲
撮影監督:並木智
3D監督:鈴木晴輝
特殊効果:村上正博
編集:髙橋歩
音響監督:山田陽
音楽:出羽良彰
プロデュース:infinite
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:projectティンガーラ