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『SK∞ エスケーエイト』第10話の感想

『SK∞ エスケーエイト』第10話「言葉のいらないDAP

 

 

作品について

第7話に続き、林明美さんが絵コンテ・シーン演出。

髙田昌豊さんと山本貴之さんが演出。

 

 

感想

2週間空いたおかげで、愛抱夢ショックから立ち直れた。

 

純真な少年が、どうしてあんな変態の犯罪者に堕ちてしまったのか。

ドローンでストーカーに盗撮までこじらせちゃって。

 

レキの復活がまさかこんな形でなるとは思わなかった。人身事故からのラブホで、レキと忠の会話。忠もレキに中てられているし。

 

MIYAは忠とのビーフを省略され、シャドウは店長を庇って負傷し出場辞退(カズの狙いはシャドウだったけど)。チェリーとジョーは第9話で落ち着いた。

レキ、ランガ、愛抱夢、忠の話をするために、選択と集中で他キャラがおざなりに。

 

 

余談

スケジュールが厳しいことが見て取れる。クオリティは高いけれど。

林明美さんが、特に力を入れたいシーンを自分で演出するのはわかる。ただ、それ以外の全カットを2人で演出している。時間がないから分担。

作画監督が9人。他の制作会社と同じようになっている。序盤は1人2人3人で回していたので、途中まではまだできたのだろう。

原画が31人+3社、二原撒き。

動画も、演出家・原画マン作監が意図しないカクつきがあったし。

以前のボンズ作品はWishのスタッフだけで仕上げをしていた。近年はWish以外の会社にも仕上げを頼んでいる。

背景は、オリーブとスタジオなや(両社とも旧GREEN)及び関連会社で描いていたのが、第6話からはStudio Blueが参加するようになった。*1

第9話から、ボンズ撮影部のスタッフだけでは撮影の時間が足りず、ピー・アール・エー撮影部のスタッフにも頼んでいる。ボンズは自社の撮影スタッフで作業を賄えるので、一部を他社に発注するのはあまりない。作品によっては、ボンズ撮影部は関与せず丸ごとT2 studioが撮影している。直近で言うと、オレンジと共同制作している、4月番の『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』とか。

www.t2studio.co.jp

 

 

キャスト

喜屋武 暦(レキ):畠中祐
馳河ランガ:小林千晃
MIYA / 知念実也:永塚拓馬
シャドウ / 比嘉広海:三宅健太
Cherry blossom / 桜屋敷 薫:緑川光
ジョー / 南城虎次郎:松本保典
愛抱夢(アダム) / 神道愛之介:子安武人
菊池忠:小野賢章
馳河菜々子:園崎未恵
岡正吉:大隈健太
鎌田貴理子:本田貴子
喜屋武正恵:福島桂子
喜屋武月日:千本木彩花
少年愛之介:永井真里子
花屋の店長:関根有咲
暦の友達:松岡禎丞

 

 

第10話スタッフ

脚本:大河内一楼
絵コンテ・シーン演出:林明美
演出:髙田昌豊、山本貴之

作画監督大貫健一、荒木弥緒、植野千世子、細川修平、菅野宏紀、荻野美希、吉井弘幸、新井伸浩、徳岡紘平

 

 

シリーズスタッフ

原作:ボンズ、内海紘子
監督:内海紘子
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクター原案:内海紘子
キャラクターデザイン:千葉道徳
総作画監督千葉道徳、菅野宏紀、徳岡紘平
サブキャラクターデザイン:大貫健一
スケートボードデザイン:Studio No Border
プロップデザイン:植野千世子、菅野宏紀、長谷川竹光、平鹿幸恵、倉本和希、岡田直樹
色彩設計:後藤ゆかり
美術監督:近藤由美子
3DCG監督:安東容太
撮影監督:池上真崇
編集:山岸歩奈実
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男、西佐和子
音楽:高橋諒
音楽制作プロデューサー:山内真治
音楽制作:アニプレックス
チーフプロデューサー:三宅将典
プロデューサー:瓜生恭子、田中昂、外川明宏
アニメーションプロデューサー:鈴木麻里
制作デスク:守田幸司、竹本順仁
設定制作:大槻真之
設定制作補佐:名古屋元暉
スケートボード設定制作:菅野調
アニメーション制作:ボンズ
製作:Project SK∞(アニプレックスボンズABCアニメーションムービック)

*1:Studio Blueは2006年に倒産したAni Villageのスタッフが新たに設立した制作会社。京都アニメーションが元請け制作を始めた、OVAナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』(タツノコプロと共同制作)やテレビアニメ『フルメタル・パニック? ふもっふ』より前(グロス請け時代)からずっと、Ani VillageやStudio Blueが原画・動画・仕上げ・背景で参加している。京アニ作品を陰で支えている制作会社。最近は京アニ作品以外でも見かけるようになった。クレジットではST.BLUEと表記される。