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宝塚歌劇月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』

宝塚歌劇月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』

 

 

作品について

ウィリアム・シェイクスピアの喜劇『十二夜』が原作。ベル・エポックの時代のパリに舞台を移して翻案。

2020年9月25日(金)~11月1日(日)まで宝塚大劇場で上演された。

kageki.hankyu.co.jp

NHK BSプレミアムが9月26日 0:40-3:20に放送。

www.nhk.jp

 

 

 

 

感想

シェイクスピアを上手に翻案しているから、パリというより神戸の印象を受ける。お笑いの影響を受けている神戸。

 

パリのピガール地区(Quartier Pigalle)は観光地であり歓楽街である。第9区と第18区の境目にある。18世紀の彫刻家ジャン=バティスト・ピガール(Jean-Baptiste Pigalle)*1にちなんで名づけられた。ピガール広場(Place Pigalle)、ル・ディヴァン・デュ・モンド(Le Divan du Monde)やムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)などがある。

パブロ・ピカソフィンセント・ファン・ゴッホがかつて住んでいた。アンリ・ド・トゥールーズロートレックのアトリエがあった。詩人アンドレ・ブルトンも住んでいた。

 

「男なのか女なのか、どっちなんだー?」

女性俳優だけで演じるヅカでこの題材をやると意味深。

 

今回の演目はラインダンスがたくさんあって華やかでいいね。

 

 

キャスト

ジャック / ヴィクトール:珠城りょう
ガブリエル:美園さくら
シャルル:月城かなと
ミシェル:光月るう
ヴァネッサ:夏月都
フローレンス:紫門ゆりや
ルイーズ:白雪さち花
ロートレック:千海華蘭
ウィリー:鳳月杏
マルセル:輝月ゆうま
エマ:晴音アキ
セドリック:春海ゆう
フィリップ:夢奈瑠音
ギイ:颯希有翔
イヴ:蓮つかさ
ラ・グリュ:海乃美月
エドモン:佳城葵
花屋:朝霧真
レオ:暁千星
ジジ:麗泉里
テオドール:英かおと
新聞売り:蘭尚樹
ボリス:風間柚乃
イヴェット:夏風季々
ミスタンゲット:天紫珠李
ポール:彩音星凪
ピエール:礼華はる
サラ:結愛かれん
モーム:天愛るりあ[A] / 白河りり[B]
グリーユ:蘭世惠翔[A] / 菜々野あり[B]
アラン:柊木絢斗[A] / 彩路ゆりか[B]
ヴィヴィアーヌ:きよら羽龍[A] / 詩ちづる[B]

 

 

スタッフ

『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』
監修:坂東玉三郎
作・演出:植田紳爾
作曲・編曲・録音音楽指揮:𠮷田優子
振付:花柳壽應、山村友五郎、花柳壽輔
装置:関谷敏昭
衣装:河底美由紀
照明:勝柴次朗
音響:加門清邦
小道具:北垣綾
口上指導:立ともみ
歌唱指導:ちあきしん

『ピガール狂騒曲』
作・演出:原田諒
作曲・編曲:玉麻尚一
録音音楽指揮:佐々田愛一郎
振付:羽山紀代美、麻咲梨乃、AYAKO、百花沙里
装置:松井るみ
衣装:有村淳
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
小道具:下農直幸
歌唱指導:西野誠

制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社

*1:Jean-Baptiste は『新約聖書』に登場する洗礼者ヨハネ (John the Baptist) を由来とする、フランス語の男性名。ちなみに、プロテスタントの宗派でバプテスト教会(バプティスト派)というのがある。子どもの時に親の都合で洗礼を受けさせるのではなく、大人になって自分の意志でクリスチャンになろうと決意し浸礼を受けるべきだという考えの教会。