映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『トイ・ストーリー2』感想: 名作映画

『トイ・ストーリー2』
原題:"Toy Story 2"
製作年:1999年
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
上映時間:92分
公開日:1999年11月13日(El Capitan Theatre)、1999年11月24日(アメリカ)

 

 

作品について

ジョン・ラセター監督。

リー・アンクリッチ共同監督。

アッシュ・ブラノン共同監督。

ピクサー・アニメーション・スタジオ制作・製作。

アドベンチャー・コメディー・3DCGアニメーション映画。

『トイ・ストーリー』シリーズ第2作。

 

 

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感想

何度観てもおもしろい。

大ヒット作品の続編でこのクオリティーを出せるのは純粋にすごい。

空港のベルトコンベアは、3DCGが得意とする描写。ピクサー作品は脚本を開発する際に、3DCGの得意分野を活かし、不得意分野を避けていたことでも知られている。特に初期作品がおもちゃやロボットや動物を題材にしているのがその証拠。

 

コニシ・オモチャ博物館は、北原照久さんが運営している「ブリキのおもちゃ博物館」(現「TOY MUSEUM」)が元ネタ。

コニシという名前は、ピクサー・アニメーション・スタジオの日本人スタッフ小西園子さんから採られている。小西園子さんは多数のピクサー作品でキャラクターモデリングやシミュレーションなどを担当している。

cocreco.kodansha.co.jp

Prospector: "Now it's on to the museum."
Woody: "Museum? What museum?"
Prospector: "THE museum. We're being sold to the Konishi Toy Museum in Tokyo."

— Stinky Pete, telling Woody that they're going to the museum

pixar.fandom.com

 

おもちゃが自動車を運転している。人身事故が起きたら、果たして誰の法的責任になるのだろうか?

 

 

製作裏話

『トイ・ストーリー2』はもともとOVAとして企画されたが、のちに劇場公開長編映画に変更された。

ピクサー・アニメーション・スタジオは1991年にウォルト・ディズニー・スタジオと3作品の共同製作・配給契約を結んだ。

ピクサー・アニメーション・スタジオが企画・開発・制作に責任を持ち、ウォルト・ディズニー・スタジオが宣伝と配給を担当する。製作費と利益とは等分する。

その一方で、ウォルト・ディズニー・スタジオが単独で映画の著作権を保有し、キャラクターの著作権や商標権を持ち、続編を自由に製作する権利も持っていた。また配給手数料として興行収入の10%から15%を徴収していた。

3作品の共同製作・配給契約だったが、ウォルト・ディズニー・カンパニーはその3作品の中には『トイ・ストーリー2』は含まれないと主張していた。『トイ・ストーリー2』を3作品契約にカウントすると、ウォルト・ディズニー・カンパニーがピクサーから多くの権利とお金を搾り取れなくなるから。

その後、初期3作品を含む合計7作品の共同製作・配給契約に延長された。

当時のウォルト・ディズニー・カンパニーCEOマイケル・アイズナーは、不平等条約のような契約の改正を求めるスティーヴ・ジョブズを無視したため、絶縁寸前になっていた。実際、ピクサー・アニメーション・スタジオはディズニーとの契約終了後に他の映画スタジオと契約するため、複数社と交渉していた。

2000年代のウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションはディズニー・ルネサンスの輝きを失い、製作したアニメーション映画がのきなみ不評や赤字だった。

ピクサー・アニメーション・スタジオが出て行ってしまうので、ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションの内部に3DCGアニメーションスタジオ「サークル7・アニメーション」を設立し、自社でピクサー作品の続編を制作しようとした。

マイケル・アイズナーは、ウォルトの甥ロイ・E・ディズニーから経営の失敗を糾弾されており、またピクサーと絶縁することもあり、株主の代理人である取締役会から引導を渡された。

ボブ・アイガーが2005年10月にCEOに就任すると、すぐさまスティーヴ・ジョブズ会長やジョン・ラセター監督やエドウィン・キャットマル社長と会って信頼関係を築き、2006年1月に買収を発表した。

ジョン・ラセターはチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)として、エドウィン・キャットマルは社長として、ピクサー・アニメーション・スタジオとウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(旧ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション)の両方を経営するようになった。

名経営者ボブ・アイガーが、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルムを相次いで買収し、自社ブランドと経営戦略に組み込んだことが、帝国の崩壊を招いたというのが皮肉。他者が創造したキャラクターとIPを切り刻む。ウォルト・ディズニー・カンパニーはヒーローではなくヴィランに成り果てた。暗黒面に堕ちたダース・ベイダー。

 

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは手描き作画アニメーションの技術やノウハウの継承をやめたので、もう二度と大規模な手描き作画アニメーションを制作することはできないだろう。

films.hatenablog.com

 

 

テレビ放送

2026年6月19日(金)21:00-22:54、日本テレビ系列が『金曜ロードショー』で放送。本編ノーカット。

kinro.ntv.co.jp

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『トイ・ストーリー5』公開記念で、全4作を4週連続放送。

 

 

キャスト

ウッディ・プライド:トム・ハンクス(唐沢寿明)
バズ・ライトイヤー:ティム・アレン(所ジョージ)
ニューベルト付きバズ・ライトイヤー:ティム・アレン(所ジョージ)
ジェシー:ジョーン・キューザック / (ヨーデル)メアリー・ケイ・バーグマン(日下由美)
スティンキー・ピート(プロスペクター):ケルシー・グラマー(小林修)
ミスター・ポテトヘッド:ドン・リックルズ(名古屋章)
スリンキー・ドッグ:ジム・ヴァーニー(永井一郎)
レックス:ウォーレス・ショーン(三ツ矢雄二)
ハム:ジョン・ラッツェンバーガー(大塚周夫)
ボー・ピープ:アニー・ポッツ(戸田恵子)
ミセス・ポテトヘッド:エステル・ハリス(楠トシエ)
アンディ・デイヴィス:ジョン・モリス(北尾亘)
アル・マクウィギン:ウェイン・ナイト(樋浦勉)
アンディのママ(デイヴィス夫人):ローリー・メトカーフ(小宮和枝)
軍曹(グリーン・アーミーメン):R・リー・アーメイ(谷口節)
ウィージー:ジョー・ランフト / (歌)ロバート・グーレ(佐古正人 / (歌)鈴木康夫)

その他:
佐々木梅治/高橋理恵子/桜井敏治/石井隆夫/石川悦子
田辺静恵/竹若琢磨/小池浩司/大木理沙/鈴木康夫

劇場公開版
演出:松岡裕紀
翻訳:いずみつかさ
音楽演出:深澤茂行
録音:伊藤恭介、久連石良文 
調整:井上秀司
録音制作:スタジオ・エコー
日本語版制作:Disney Character Voices International, Inc.
https://fukikaemaniax.web.fc2.com/animation/04.html#57

字幕翻訳:石田泰子

 

 

スタッフ

監督:ジョン・ラセター
共同監督:リー・アンクリッチ、アッシュ・ブラノン
脚本:アンドリュー・スタントン and リタ・シャオ and ダグ・チャンバーリン & クリス・ウェッブ
原案:ジョン・ラセター & ピート・ドクター & アッシュ・ブラノン & アンドリュー・スタントン
製作:ヘレン・プロトキン、カレン・ロバート・ジャクソン
製作総指揮:サラ・マッカーサー
Supervising Technical Director: Galyn Susman
撮影監督:シャロン・キャラハン
プロダクションデザイン:William Cone, Jim Pearson
Story Supervisors: Don Jeup, Joe Ranft
Supervising Animator: Glenn McQueen
Directing Animators: Kyle Balda, Dylan Brown
Layout Supervisors: Rikki Cleland-Hura, Ewan Johnson
Set Dressing Supervisor: David Eisenmann
Associate Technical Directors: Oren Jacob, Larry Aupperle
Modeling Supervisor: Eben Ostby
Shading Supervisor: Brad West
Lighting Supervisor: Jean-Claude Kalache
Rendering Supervisor: Don Schreiter
Camera Supervisor: Louis Rivera
編集:エディ・ブレマン、デヴィッド・イアン・ソルター、リー・アンクリッチ
音楽:ランディ・ニューマン
Executive Music Producer: Chris Montan
サウンドデザイン:ゲイリー・ライドストロム
Re-Recording Mixers: Gary Rydstrom, Gary Summers
Original Dialog Mixer: Doc Kane
Supervising Sound Editor: Michael Silvers
Sound Design: Gary Rydstrom, Tom Myers
Production Manager: Graham Walters
製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ・ディストリビューション

日本
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
公開日:2000年3月11日