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『嵐が丘』(1939)感想

嵐が丘
原題:"Wuthering Heights"
製作年:1939年
製作国:アメリカ合衆国
公開日:1939年4月13日

 

 

作品について

ウィリアム・ワイラー監督。

エミリー・ブロンテの名作小説が原作。エミリー・ブロンテが書いた唯一の作品。ブロンテ姉妹の次女。

時代劇・恋愛ドラマ映画。

 

 

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著作権の保護期間が終了しパブリックドメインなので、複数の会社からDVDが発売されている。

 

 

 

 

感想

名作映画。

原作の後半、子ども世代の話をバッサリ削っている。

 

イザベラが可哀想。結婚したヒースクリフはずっとキャシーを愛していた。

エドガーも可哀想。

家政婦のエレンが原因の1つ。

 

ジェームズ・キャメロン監督・脚本・製作『タイタニック』(1997)は『嵐が丘』を意識していたのかなと思った。

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舞踏会でコントルダンスとワルツを踊っている。

かつてピアノにはウィーン式ピアノとロンドン式ピアノがあった。それを両方のいいとこどりをして統一したのがベーゼンドルファースタインウェイ

嵐が丘』で弾いているのはロンドン式ピアノ。金属的な響き。だからモーツァルトトルコ行進曲が違う楽器の演奏に聞こえる。

 

 

キャスト

キャシー(キャサリン・アーンショー・リントン):マール・オベロン;寺田路恵、湯屋敦子
ヒースクリフローレンス・オリヴィエ;新田昌玄、古澤徹
エドガー・リントン:デヴィッド・ニーヴン;木下秀雄、鳥海勝美
エレン・ディーン:フローラ・ロブソン;?、織田芙実
ケネス医師:ドナルド・クリスプ;?、澤田将考
イザベラ・リントン:ジェラルディン・フィッツジェラルド水城蘭子、古山あゆみ
ヒンドリー・アーンショー:ヒュー・ウイリアムズ;?、坂詰貴之
ジョセフ:レオ・G・キャロル;真木恭介、織間雅之
ロックウッド:マイルズ・マンダー;?、御園行洋
アーンショウ(キャシーの父):セシル・ケラウェイ
リントン判事:セシル・ハンフリーズ
キャシー(幼少期):Sarita Wooton (as Sarita Wooten)
ヒースクリフ(幼少期):Rex Downing
ヒンドリー(幼少期):Douglas Scott
ジャイルズ:Vernon Downing

 

NHK版:初回放送1971年12月31日『劇映画』

PDDVD版

 

NHK BSプレミアム『プレミアムシネマ』字幕翻訳:加納礼子

 

 

スタッフ

監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:チャールズ・マッカーサー and ベン・ヘクト and ジョン・ヒューストン (uncredited)
原作:エミリー・ブロンテ
製作:サミュエル・ゴールドウィン
撮影監督:グレッグ・トーランド
編集:ダニエル・マンデル
音楽:アルフレッド・ニューマン
製作会社:サミュエル・ゴールドウィン・プロダクションズ
配給:ユナイテッド・アーティスツ

配給(日本):大映洋画部 (1950年12月1日公開)

 

美術監督:James Basevi, Alexander Toluboff (uncredited)
セットデコレーション:Julia Heron (uncredited)
衣装:Omar Kiam
メイクアップ:Robert Stephanoff (as Blagoe Stephanoff)
録音:Paul Neal
振付:Jack Crosby (uncredited)
助監督:Walter Mayo