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百合とアニメと映画の感想

『山口百恵 1980.10.5 日本武道館』の感想

『伝説のコンサート “山口百恵 1980.10.5 日本武道館”』

www6.nhk.or.jp

 

 

概要

1980年10月5日に日本武道館で行われた、山口百恵の引退コンサート。

NHK BSプレミアムNHK BS4Kで放送。

1980年10月の引退から40年。山口百恵が同年10月5日に日本武道館で行った最後のコンサートを一夜限りの特集番組として放送する。

「1夜限り」というけれど、BSプレミアムは10月3日、BS4Kは10月5日放送なので、正確には「2夜限り」だけど。

まあ、NHKはよく再放送をするけれど、時間をおいてこのコンサートを再放送するかはわからない。放送権を買う時の契約次第で、1回だけ放送可能という条件の場合もあるし。

 

 


感想

山口百恵は私が生まれる前の歌手。テレビで映像は見たことがある。出演した映画もいくつか観た。

山口百恵は結婚を機に芸能界からスパッと引退して、その後一切かかわっていない。かっこいい。だからファンではないけれど、山口百恵には好意的な印象を持っている。

 

結婚式の披露宴のリハーサルのようだね。衣装やお化粧といい、語り(当時はMCなんて言い方あったのかな?)といい。お色直しを想起させる。

最後はウェディングドレスをモチーフにした衣装で締めくくる。

 

さだまさしさんが提供(作詞作曲)した『秋桜』の逸話がいいよね。結婚を前にした女性の心情を歌った歌。まだ結婚なんて考えてもいない時期にレコーディングした。「わからない」と。その楽曲を、結婚する前の最後のコンサートで歌った。

 

深々と礼をする。マイクをステージに置く。観客に背を向けてゆっくり歩み去る。

40年前のコンサートなのに、最後は観ているだけで涙が出てきた。

 

夜9:35ちょうどに閉演というのが時代を感じる。観客も明かりがつくとすぐに席を立って会場の外に出ている。
このコンサートでは「アンコール!」の掛け声は無粋になるから、それがないのがいいね。

 

 

山口百恵は女性ファンが多かったらしい。実際コンサート中に聞こえる歓声も女性の「黄色い声」だし。男性の野太い声が目立たないのでとても聞きやすい。

 

 

指揮者が服部克久さんで管弦楽団の演奏。豪華だね。

日本武道館に一時的に設置されたコンサートのセットとオーケストラピットという映像が興味深い。

 

 

EPG

【出演】山口百恵服部克久西条満,郡司行雄,ダンディーズ,THE MOUSTACHE,新室内楽協会,コスモス

引退からこれまで、いっさい公に活動していない山口百恵の“最後の歌声”。色あせないヒット曲の数々には、いま多くの若い世代が新鮮な感動とともに触れているという。全国の視聴者に「山口百恵伝説」を体験していただく、貴重な一夜となる。なお、放送は当時のコンサート収録素材を元に、最新技術でリマスターした映像でお届け。

www2.nhk.or.jp

 

 

 

 

セットリスト

「OVERTURE」

「This is my trial (私の試練)」

「横須賀サンセット・サンライズ

I CAME FROM 横須賀

「プレイバック Part 1」

「プレイバック Part 2」

「絶体絶命」

「イミテイション・ゴールド」

「愛の嵐」

「夢先案内人」

「謝肉祭」

横須賀ストーリー

「「スター誕生」AGAIN」

「ひと夏の経験」

禁じられた遊び

「冬の色」

「湖の決心」

「春風のいたずら」

「青い果実」

「としごろ」

「ロックンロール・ウィドウ」

いい日旅立ち

「一恵」

曼珠沙華

秋桜

「イントロダクション・春」

「不死鳥伝説」

「歌い継がれてゆく歌のように」

「さよならの向う側」

「This is my trial (instrumental)」