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『コッポラの胡蝶の夢』の感想

コッポラの胡蝶の夢
原題: Youth Without Youth
製作年:2007年
製作国:アメリカ合衆国、ドイツ、イタリア、フランス、ルーマニア

 

 

作品について

フランシス・フォード・コッポラ監督が10年ぶりに監督した映画。

 

ミルチャ・エリアーデの小説『若さなき若さ』が原作のファンタジー・ドラマ映画。

 

シーンによってアスペクト比を使い分けている。
大部分のカラーシーンはスコープ(2.35:1)、白黒シーンは16:9(1.78:1)。ただ、スコープに合わせて16:9のショットを挿入しているので、いわゆる「額縁放送」になっている。英語では"windowbox"と言うらしい。

昔のニュースや記録映像を引用している映画では、4:3(1.33:1)の上下をトリミングしてフラット(1.85:1)やスコープ(2.39:1(最近はこの表記が多い))にしているのを見かける。

 

culture-pub.jp

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感想

確かに評論家たちが批評した通り、とてもややこしいプロット。

 

多くの言語を用いて描かれている。英語、サンスクリット語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、ルーマニア語、マンダリン(中国語の官話)、ラテン語アルメニア語、エジプト語

 

荘子(荘周)が記したとされる『荘子』の説話「胡蝶の夢」が引用されている。

 

 

キャスト

ドミニク:ティム・ロス内田直哉
ラウラ、ヴェロニカ、ルピニ:アレクサンドラ・マリア・ララ木下紗華
スタンチェレスク教授:ブルーノ・ガンツ辻親八
『ライフ』誌の記者(カメオ出演):マット・デイモン
ルードルフ博士:アンドレ・ヘンニッケ、谷昌樹
トゥッチ教授:マーセル・ユーレス
6号室の女:アレクサンドラ・ピリチ
学問僧:エイドリアン・ピンティー
ガヴリーラ医師:フローリン・ピエルジクJr.
キリーラ医師:ゾルタン・バトク
フロントの女性:アナマリア・マリンカ

 

 

スタッフ

監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:フランシス・フォード・コッポラ
原作:ミルチャ・エリアーデ『若さなき若さ』
製作:フランシス・フォード・コッポラ
製作総指揮:フレッド・ルース、アナヒド・ナザロアン
音楽:オスバルド・ゴリホフ
撮影監督:ミハイ・マライメア・Jr.
編集:ウォルター・マーチ
製作会社:アメリカン・ゾエトロープ
配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス (米国・独国)、パテ (仏国)、BIM Distribuzione (伊国)、CKエンタテインメント / カルチュア・パブリッシャーズ (日本)