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『聖女の魔力は万能です』第1話感想

聖女の魔力は万能です』第1話「召喚」

 

 

作品について

なろうに連載されている小説。カドカワBOOKSが単行本として出版。

 

井畑翔太監督が脚本・絵コンテ・演出。

監督が脚本を書く作品が増えてきた。今は原作に忠実に制作するのが主流なので、監督自身が映像演出を見越して脚本にまとめると効率がいいのだろう。

 

益田賢治さんは、井畑翔太監督の過去作『ガーリッシュ ナンバー』『ドメスティックな彼女』の全話でLO監修していた。他にも多数の作品でレイアウト監修をしている。レイアウトが上手い人に集中的に見てもらうのが、クオリティの底上げになるから。

 

 

感想

これは異世界召喚。

乙女系。

聖女とは看護師。

 

オープニングとエンディングの尺を本編に回している。

Bパート終わりに第1話のサブタイトル、Cパートの終わりに第2話のサブタイトル。

 

 

演出

LO監修を置いているだけあって、単調にならないようにしている。ディオメディアなのに。

スケジュールや使えるリソースが限られている現場では、絵コンテの段階でカット内容の作業量をコントロールする。だから凝ったレイアウトを避けるようになる。

 

また、特に女性向けアニメでは、動かすよりも、動かさなくていいから綺麗な一枚絵という演出方針を監督とプロデューサーが用いることが多い。実際、わずかでもキャラクター表から外れた絵柄、アニメーターの個性が出ている絵柄に文句を言う人がいる。

だからどこの現場でも必死に作画監督修正と総作画監督修正、仕上げ済みデータ(つまり動画)のリテイクに対してはTP修正(トレスペイント修正)している。

 

 

余談

オープニングとエンディングのスタッフクレジットが、他作品とは少し違う。一般的にエンディングでクレジットされる役職がオープニングでクレジットされている。

 

 

キャスト

小鳥遊聖(タカナシ セイ):石川由依
アルベルト・ホーク:櫻井孝宏
ヨハン・ヴァルデック:江口拓也
ユーリ・ドレヴェス:小林裕介
ジュード:八代拓
御園愛良(ミソノ アイラ):市ノ瀬加那
カイル・スランタニア:福山潤
エリザベス・アシュレイ:上田麗奈
エアハルト・ホーク:梅原裕一郎

 

 

第1話スタッフ

脚本・絵コンテ・演出:井畑翔太

総作画監督石川雅一
作画監督石川雅一、大村将司、synod
LO監修:益田賢治

動画検査: - (クレジットなし)
色指定・検査:林由稀

 

 

メインスタッフ

原作:橘由華
原作イラスト:珠梨やすゆき
監督:井畑翔太
シリーズ構成:渡航
イメージボード・プロップデザイン:益田賢治
クリーチャーデザイン:宮澤努
色彩設計:林由稀
美術設定:滝口勝久
美術監督:細井友保
撮影監督:伊藤康行
編集:小島俊彦
音響監督:立石弥生
音響効果:猪俣泰史
フォーリー:朝倉渚
音楽:黒田賢一
音楽プロデュース:結城アイラ
音楽プロデューサー:吉江輝成
音楽制作:ランティス
プロデューサー:吉岡拓也、小倉理絵、若山侑玲亜、川野勝広、中東豊和、深谷成輝、外川明宏
アニメーションプロデューサー:天野翔太
設定制作:廣橋奈々恵
アニメーション制作:ディオメディア
製作:「聖女の魔力は万能です」製作委員会