映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『ニュースの真相』

『ニュースの真相』
原題: Truth
製作年:2015年
製作国:アメリカ合衆国、オーストラリア

 

おもしろい。

脚本家・映画プロデューサーのジェームズ・ヴァンダービルトの監督デビュー作。2020年2月現在、唯一の監督作。

CBSの人気報道番組『60 Minutes II』にまつわる話。
前身番組『60 Minutes』のプロデューサーらがタバコ産業の不正を告発した実話を描いたのが、マイケル・マン監督の『インサイダー』。

2004年アメリカ大統領選挙に際して出てきた、ジョージ・W・ブッシュ大統領の軍歴に関する疑惑。怪文書が発端なので"Killian documents controversy"などと呼ばれている。

 

吹き替え版

 

スタッフ

監督:ジェームズ・ヴァンダービルト
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
原作:メアリー・メイプス
製作:ブラッドリー・J・フィッシャー、ウィリアム・シェラック、ジェームズ・ヴァンダービルトブレット・ラトナー、ダグ・マンコフ、アンドリュー・スポールディング
撮影監督:マンディ・ウォーカー
編集:リチャード・フランシス=ブルース
音楽:ブライアン・タイラー
製作会社:エコ・レイク・エンターテインメント、ミソロジー・エンターテインメント、ラットパック=デューン・エンターテインメント、ダーティ・フィルムズ
配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(北米)、キノフィルムズ(日本)

『世界の中心で、愛をさけぶ』の感想

世界の中心で、愛をさけぶ
製作年:2004年
製作国:日本

 

久しぶりに観た。子どものときに観て以来かな。懐かしい。

空港で男性が女性の身体を抱いて泣いているショットだけ記憶にあった。

 

大森南朋が空港搭乗カウンター社員としてちょっとだけ出ている。

 

篠田昇の遺作。

 

スタッフ

監督:行定勲
脚本:坂元裕二、伊藤ちひろ行定勲
原作:片山恭一

製作:本間英行
製作統括:島谷能成、近藤邦勝、安永義郎、亀井修、細野義朗、伊東雄三
プロデューサー:市川南、春名慶
協力プロデューサー:濱名一哉

撮影:篠田昇
美術:山口修
録音:伊藤裕規
照明:中村裕
衣装:新井正人
ヘア・メイク:細川昌子
編集:今井剛
VFXスーパーバイザー:石井教雄

音楽:めいなCo.
音楽プロデューサー:北原京子
音楽ミキサー:吉田俊之
音楽エディター:清水和法
音響効果:柴崎憲治

助監督:蔵方政俊、會田望、白石克則、兼重淳
製作担当:前田光治

現像:東京現像所
企画協力:博報堂DYメディアパートナーズ
製作:東宝映画
世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会

『シンドラーのリスト』の感想

シンドラーのリスト
原題: Schindler's List
製作年:1993年
製作国:アメリカ合衆国

 

感想

名作。

往年の古き良き映画をほうふつとさせる。

 

白黒映画だけど、ここぞというシーンをカラーにする演出。効果的。
ドキュメンタリーや記録映像を意識したらしい。ストーリーボードで演出計画を練らずに。40%は手持ちカメラ。ステディカム、elevated shots(ハイアングルショット、俯瞰)、ズームレンズは使わない。

 

演出

ナチス親衛隊に「なんとなく」で射殺されたゲットーのユダヤ人の血液が雪に広がっていく。白黒だから強烈。

バスタブを洗っている青年の前に現れたアーモン・ゲート。怯える青年と、鏡越しにアーモン・ゲートの姿をフレームに収める構図。その後で本人がフレームに入ってくる演出。「許す」と。

アーモン・ゲートが女性を殴る効果音と、オスカー・シンドラーの誕生日パーティーで参加者が拍手するシーンを交互に切り替える編集。contrast cut。

強制収容所で裸にさせて大部屋に閉じ込めたシーンは、毒ガスかと思わせる演出だった。部屋の電気を落とし、不穏な音響で。シャワーを浴びさせただけだったみたいだけど。

 

オスカー・シンドラーも最初は良心のある人ではなかった。でも人は変われる。良い方にも悪い方にも。

 

オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン
ユダヤポーランド人会計士イザック・シュターンを、『ガンジー』でアカデミー賞を受賞したベン・キングズレーが。
SS将校アーモン・ゲート少尉をレイフ・ファインズ、後のヴォルデモート卿が演じている。
エミリエ・シンドラーはキャロライン・グッドール。
ヘレン・ヒルシュはエンベス・デイヴィッツ
現在なら豪華な役者陣。

 

ジュラシック・パーク』のポストプロダクション中に『シンドラーのリスト』を撮影。2つの作品を並行して制作した。今作の悲惨な内容に気が滅入っていた。『ジュラシック・パーク』の作業を行っていても気が晴れることはなかった。そんなとき、『フック』に出演したロビン・ウィリアムズが電話をかけてきて、何十分も笑わせてくれた。嬉しかった、とスティーヴン・スピルバーグ監督は後に語った。

 

ユニバーサル映画の会長Tom Pollockはカラーネガフィルムで撮影するよう依頼した。後でカラー版をVHSビデオで販売できるように。けれどスティーヴン・スピルバーグ監督は「出来事を美化」してしまわないようにした。

 

ワーナー・コミュニケーションズ及びタイム・ワーナー(現在のワーナーメディア)のCEOだったスティーブ・ロスに捧げられている。

 

スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:スティーヴン・ザイリアン
原作:トーマス・キニーリー
製作:スティーヴン・スピルバーグ、ジェラルド・モーレン、ブランコ・ラスティグ
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ
撮影監督:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
ヴァイオリン・ソロ:イツァーク・パールマン
プロダクションデザイナー:Allan Starski
衣装デザイン:Anna B. Sheppard
視覚効果スーパーバイザー:Steve Price (ILM)
製作会社:アンブリン・エンターテインメント
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 オープニングナイト2019

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会

 

www4.nhk.or.jp

2月24日(月)【2月23日(日)深夜】午前0時00分~午前4時52分

◇エリム・チャン指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会(3:02:30~4:52:00)
<曲目>
バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 チャイコフスキー 作曲
弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」から 第2楽章(アンコール) チャイコフスキー 作曲
幻想序曲「ロメオとジュリエット」 チャイコフスキー 作曲
バレエ音楽白鳥の湖」から チャイコフスキー 作曲
バレエ音楽白鳥の湖」から スペインの踊り(アンコール) チャイコフスキー 作曲
喜歌劇「騎士パスマン」から チャールダーシュ ヨハン・シュトラウス 作曲

<出演>
バイオリン:シモーネ・ラムスマ

管弦楽>ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
<指揮>エリム・チャン

収録:2019年9月13日 コンセルトヘボウ(アムステルダム)

 

 

 

2019年シーズンの初夜公演らしい。

www.concertgebouworkest.nl

録音がSpotifyで聞けるようになっている。すごいね。

 

指揮者のエリム・チャン(Elim Chan, 陳以琳)は香港出身。2019-2020シーズンからベルギーのアントワープ交響楽団音楽監督・首席指揮者に就任。クラシック音楽の歴史で女性初の首席指揮者。最年少でもあると。

 

 

 

重たい、どっしりとしたチャイコフスキーの演奏。

 

ロミジュリの音楽でまず頭に浮かぶのがプロコフィエフバレエ音楽なので、「あ、これはチャイコフスキーか」と思った。チャイコフスキーロミオとジュリエットも知ってるけれど。

『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』の感想

『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク
原題: The Lost World: Jurassic Park
製作年:1997年
製作国;アメリカ合衆国

 

感想

何度観てもおもしろい。

イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)が主人公。

第1作でジョン・ハモンドは純粋に夢を見ていただけだったが、今作では甥のピーター・ルドローが会社を立て直すために恐竜のテーマパーク建設を目指す。イスラ・ヌブラル島の中ですら第1作で大問題が起きたのに、アメリカ本土の都市(サンディエゴ)に連れてくる愚行。
人間ごときが恐竜を支配できるわけがないのに。
インジェン社が何度も大失敗しているのに、時間がたった後マスラニ・グローバル社が新しいテーマパークをオープンした。『ジュラシック・ワールド 炎の王国』ではイーライ・ミルズが裏社会で恐竜を売り捌こうとするし。

 

メリアン・C・クーパー監督とアーネスト・B・シェードザック監督の『キング・コング』(1933)のオマージュかな。

 

シンドラーのリスト』以降、スティーヴン・スピルバーグ監督と長年組むヤヌス・カミンスキー撮影監督。今作ではまだ彼の特徴的な画作りは薄い。陰影や銀残しなどの。全体的に照明で照らしている。明るい。夜のシーンも青色のカラータイミング*1。屋内のシーンは電気を消した部屋に外から差し込む太陽の光で、今に通ずる。

 

スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:デビッド・コープ
原作:マイケル・クライトン
製作:コリン・ウィルソン、ジェラルド・R・モーレン
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影監督:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
プロダクションデザイナー:リック・カーター
アートディレクター:Lauren E. Polizzi, Paul Sonski, William James Teegarden
セット装飾:Gary Fettis
Full Motion Dinosaurs: Dennis Muren
Live Action Dinosaurs: Stan Winston
Special Dinosaur Effects: Michael Lantieri
Dinosaur Motion Supervisor: Randal M. Dutra
Visual Effects Producer: Ned Gorman
製作会社:アンブリン・エンターテインメント
配給:ユニバーサル映画

*1:コーエン兄弟の『オー・ブラザー!』以降デジタルカラーグレーディングが普及したけど、演出で極端な色彩に加工する作品や監督、撮影監督、カラリスト、プロデューサーが増えた。

『地中海殺人事件』の感想

『地中海殺人事件』
原題: Evil Under the Sun
製作年:1982年
製作国:イギリス

 

アガサ・クリスティの『白昼の悪魔』が原作。
ピーター・ユスティノフエルキュール・ポアロ

何度観てもおもしろい。

日本の田舎での正午のサイレンならぬ、正午の大砲。

風景が美しい。

 

TBS版吹き替え

 

キャスト

エルキュール・ポアロ: ピーター・ユスティノフ(田中明夫)
ダフネ・カースル: マギー・スミス(寺島信子)
ホレス・ブラット卿: コリン・ブレイクリー(大木民夫)
アリーナ・マーシャル: ダイアナ・リグ(小原乃梨子)
ケネス・マーシャル: デニス・クイリー(宮川洋一)
リンダ・マーシャル: エミリー・ホーン(玉川砂記子)
レックス・ブルースター: ロディ・マクドウォール(羽佐間道夫)
オーデル・ガードナー: ジェームズ・メイソン(内田稔)
マイラ・ガードナー: シルヴィア・マイルズ(翠準子)
パトリック・レッドファン: ニコラス・クレイ(津嘉山正種)
クリスチン・レッドファン: ジェーン・バーキン(宗形智子)

 

スタッフ

監督:ガイ・ハミルトン
脚本:アンソニーシェーファー、バリー・サンドラー
原作:アガサ・クリスティ
製作:ジョン・ブラボーン、リチャード・グッドウィン
撮影監督:クリストファー・チャリス
編集:リチャード・マーデン
音楽:コール・ポーター
プロダクションデザイナー:エリオット・スコット
アートディレクター:アラン・キャシー
セット装飾:ピーター・ホウィット
衣装デザイン:アンソニー・パウエル
製作会社:EMIフィルムズ, Titan Productions, Mersham Productions
配給:コロンビアEMIワーナー(英国)、ユニバーサル・ピクチャーズ(米国)、東宝東和(日本)

『虚構推理』第7話の感想

『虚構推理』第7話「鋼人攻略戦準備」

 

高木登さん脚本
後藤圭二さん絵コンテ、山内東生雄さん演出
松本健太郎さん若月愛子さん作画監督
相澤楓さん吉田理紗さん動画検査
大塚奈津子さん色指定、岡亮子さん仕上げ検査
山根万里奈さん制作進行

 

原作では紗季さんの家でずっと話をしていたので、「1人で家にいました」という嘘でいいのだが、アニメでは映像映えするように工事現場で地縛霊の話を聞いたので、紗季さんを見かけたという目撃証言や防犯カメラの映像が出てきたら困ったことになる。まあ、メタ的にはそんな心配はいらないけれど。

九郎の手からチョコレートを食べる琴子の芝居がえっちい。

義足を外していて、ベッド上での正座から右足だけでよく立ち上がることができたね。
手を使わずにまた正座に戻ったし。

琴子が義足をつけ義眼を入れて整うまでドアを開けるのを待つ九郎先輩。

求められるのが推理ではなくとんちだと気づいてあきれる紗季さんの表情芝居が可愛い。

思考していた紗季さんの意識が九郎の発言で移ったことを表すピン送りの演出。フォーカスを変える。

「困難を分割せよ」と、握った手を開く演出が良い。

琴子が思案を始めたときのエメラルドグリーンの光は、いったい何を見ているのか。漆原友紀さん原作、長濵博史監督の『蟲師』第1話「緑の座」でしょうか。

虚構を構築するという紗季さんの例えをルービックキューブで表現。

推理を終えてチョコレートを食べた琴子が舌を動かす表情芝居が可愛い。

琴子の頭をなでる元恋人の九郎から目をそらす紗季さん。

頭をフル回転させて眠たくなった琴子のあくびが可愛い。

回想シーンで、六花さんを紹介してと頼まれて九郎の含みのある表情。紗季さんを心配している。

六花さん登場。佐古真弓さんは外画吹き替えでよく聞く声優。