『東京24区』第3話「朝には紅顔ありて」
作品について
オリジナルアニメ。
感想
2021年5月14日、グルフェス当日。梢は暗い部屋でベッドに横になりスマホを使っている。目覚まし時計は横倒し。きなこが気になる梢。
きなこは銭湯の番台。
再び「アスミ」からの電話。竜巻の避難誘導。アスミの脳がハザードキャストあるいは他の未来予知システムの核になっているのかな？
第1話ではRGBの連携が取れていたように見えなくもないが、第3話ではお互いの行動を確認し合っていないので、人命救助どころか事故を起こすところだった。
第3話では、非難が間に合わず死傷者が描かれた。ニュースによると、現時点で21人が死亡、130人以上が負傷。
オープニングアニメーションに triage (トリアージ) と表示されていること、第1話と第3話の話を考えると、人命救助に優先順位をつけることが『東京24区』のテーマかな。
だからカルネアデスの板からとった「カルネアデス」が登場。緊急避難のたとえ。危機的状況において自分が助かるために他人を犠牲にしたとしても罪に問われない可能性がある。
ただ、ストーリーと、アメコミのスーパーヒーローの要素と『東京24区』の設定とその処理の仕方が上手くかみ合っていない。
ディーン・デヴリン監督・製作・脚本(共同)『ジオストーム』(2017)は、自然災害を描いたディザスター映画の振りをした人災の物語だったからがっかりした。ディーン・デヴリンは脚本家・映画プロデューサー・テレビプロデューサー・テレビ監督・映画監督。ローランド・エメリッヒ監督と長年一緒に仕事をしてきた人。ディーン・デヴリンにローランド・エメリッヒ並みの映画を求めるのは間違い。
キャスト
蒼生シュウタ：榎木淳弥
朱城ラン：内田雄馬
翠堂コウキ：石川界人
翠堂アスミ：石見舞菜香
櫻木まり：牧野由依
きなこ：兎丸七海
黒葛川早紀子：生天目仁美
翠堂豪理：楠大典
翠堂香苗：大原さやか
クナイ：斉藤壮馬
ヤマモリ：伊丸岡篤
ラッキー：喜多村英梨
白樺広樹：上田燿司
白樺 梢：日高里菜
白樺美野里：大井麻利衣
筑紫 渉：中村悠一
宍戸花奈：花守ゆみり
進藤 薫：江頭宏哉
蒼生桐子：野中藍
櫻木松子：遠藤綾
デイジー：中根久美子
第3話スタッフ
脚本：下倉バイオ
絵コンテ：三浦貴博
演出：児玉亮
総作画監督：まじろ
作画監督：前澤弘美、山村俊了、渡辺浩二、正木優太、関口亮輔、江崎稔
服装デザイン：髙木恵湖、ゴンタ
動画検査：宮田知子
色指定・検査：島田孝介
メインスタッフ
原作：Team 24
監督：津田尚克
副監督：髙橋英俊
構成・脚本：下倉バイオ(ニトロプラス)
キャラクター原案：曽我部修司(FiFS)、ののかなこ(FiFS)
キャラクターデザイン：岸田隆宏
総作画監督：伊藤公規、髙田晃、まじろ
サブキャラクターデザイン：伊藤公規、田村里美
プロップデザイン：髙田晃
グラフィックデザイン：河原秀樹、添野恵
美術設定：塩澤良憲
美術監督：春日美波
色彩設計：中島和子
2Dデザイン：久保田彩
特殊効果：清水彩香
CGディレクター：宮地克明
撮影監督：佐久間悠也
編集：三嶋章紀
音響監督：岩浪美和
音響効果：小山恭正
音楽：深澤秀行
音楽制作プロデューサー：山内真治
音楽制作：アニプレックス
企画：岩上敦宏、西出将之、大和田智之、金子広孝、松岡雄浩、國枝信吾、小坂崇氣
エグゼクティブプロデューサー：三宅将典
チーフプロデューサー：瓜生恭子
企画プロデュース：鳥羽洋典
プロデューサー：野村智香子、蔡愛蓮、東真央、北澤史隆、早野義人、外川明宏、田村智
アニメーションプロデューサー：木田和哉
制作統括：清水暁
制作：CloverWorks
製作：東京24区プロジェクト(アニプレックス、ABCアニメーション、BS11、TOKYO MX、メ〜テレ、ムービック、ニトロプラス)
