映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『コクーン』の感想

コクーン
原題: Cocoon
1985年
アメリカ合衆国

 

何度観てもおもしろい。良い映画。
お年寄りたちと異星人たちの交流を描いた話。

ジェームズ・ホーナーの音楽が素敵。

日本ではBlu-ray Discが発売されていないので、NHK BSプレミアムフルHD放送は貴重。北米盤BDはある。

もともとロバート・ゼメキス監督が雇われ1年間開発に携わった。当時『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』を監督していたが、20世紀フォックス幹部らには公開前の試写で不評だった。また、監督の前2作品は批評的には成功したものの興行的には失敗したこともあり、20世紀フォックスロバート・ゼメキスを解任した。プロデューサーのザナック夫妻はロバート・ゼメキスに好意的だったようだ。その後ロン・ハワード監督が雇われた。
結果的に『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』が大ヒットしたので、大手映画会社すべてから却下されていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』制作許可の追い風になった。脚本を読んだスティーヴン・スピルバーグが気に入り、アンブリン・エンターテインメントでの製作が決まった。

 

スタッフ

監督:ロン・ハワード
脚本:トム・ベネデク
原案:デヴィッド・サパースティン
製作:リチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウン、リリー・フィニー・ザナック
撮影監督:ドン・ピーターマン
プロダクションデザイナー:Jack T. Collis
セット装飾:Jim Duffy
衣装デザイン:Aggie Guerard Rodgers
特殊効果・エイリアンクリーチャーエフェクト:Greg Cannom
視覚効果スーパーバイザー:Ken Ralston
視覚効果アニメーションスーパーバイザー:Charlie Mullen
編集:ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル
音楽:ジェームズ・ホーナー
製作会社:20世紀フォックスザナック/ブラウン・プロダクションズ
配給:20世紀フォックス

字幕翻訳:篠原有子

『たそがれ清兵衛』の感想

たそがれ清兵衛
2002年
日本

 

良い映画。

真田広之の芝居が要だね。あまり大きな起伏はない話だけど楽しめる。
丹波哲郎が存在感で魅せる。
私にとって大杉漣は善人の役の印象が強いが、今作ではDV男の役。上手い。
宮沢りえの所作が美しい。

 

スタッフ

監督:山田洋次
脚本:山田洋次朝間義隆
原作:藤沢周平

撮影:長沼六男
照明:中岡源権
録音:岸田和美
衣装:黒澤和子
美術:出川三男
美術監修:西岡善信
編集:石井巌
音楽:冨田勲
音響効果:帆苅幸雄

監督助手:花輪金一、朝原雄三、田中幹人、黒川礼人、平松恵美子、前原康貴、荒井雅樹
殺陣:久世浩、夏坂祐輝
特殊メイク:原口智生
ガンエフェクト:伊東隆一、栩野幸知
庄内弁指導:山崎誠助、菅原司、太田良弘

現像:東京現像所
製作協力:松竹京都映画株式会社

製作者:大谷信義、萩原敏雄、岡素之、宮川智雄、菅徹夫、石川富康
プロデューサー:中川滋弘、深澤宏、山本一郎
製作:たそがれ清兵衛製作委員会
配給:松竹

『エンド・オブ・キングダム』

エンド・オブ・キングダム
原題: London Has Fallen
2013年
アメリカ合衆国

 

アメリカ大統領がイギリスにテロを持ち込んだ。(シリーズ的に)。イギリスはとばっちり。

スウェーデンのババク・ナジャフィ監督にとって初の英語映画で、ハリウッドデビュー作。

第1作の配給会社フィルム・ディストリクトは、2014年にユニバーサル映画のインディペンデント映画部門フォーカス・フィーチャーズに吸収合併された。
2019年公開の第3作はライオンズゲートが配給した。

 

スタッフ

監督:ババク・ナジャフ
脚本:クレイトン・ローテンベルガー&カトリン・ベネディクト and クリスチャン・グーデガスト and チャド・セント・ジョン
原案:クレイトン・ローテンベルガー&カトリン・ベネディクト
キャラクター創造:クレイトン・ローテンベルガー&カトリン・ベネディクト
製作:マーク・ギル、ジョン・トンプソン、マット・オトゥール、レス・ウェルドンジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル
撮影監督:エド・ワイルド
編集:ポール・マーティン・スミス、マイケル・ドゥーシー
音楽:トレヴァー・モリス
製作会社:Gramercy Pictures, ミレニアム・フィルムズ, G-BASE
配給:フォーカス・フィーチャーズ(米国)、ショウゲート(日本)

『七人の侍』の感想

七人の侍
1954年
日本

 

久しぶりに観た。おもしろい。
207分と長いけれども。

後世の人たちに大きな影響を与えたの言われるのもわかる。

 

スタッフ

監督:黒澤明
脚本:黒澤明橋本忍小国英雄
製作:本木莊二郎
撮影:中井朝一
編集:岩下広一
音楽:早坂文雄
配給:東宝

ベルリン・フィル ジルヴェスターコンサート2019

今年も2019年12月31日のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ジルヴェスターコンサートがNHK BSプレミアムで放送された。

 

www4.nhk.or.jp

2月10日(月)【2月9日(日)深夜】午前0時00分~午前4時22分

◇ベルリン・フィル ジルヴェスター・コンサート2019【5.1サラウンド】(2:29:30~4:22:00)
<曲目>
「ガール・クレイジー」序曲 ガーシュウィン 作曲
回転木馬」から 「もし あなたを好きになったら」 ロジャーズ 作曲
「ウエスト・サイド・ストーリー」から 「アイ・フィール・プリティーバーンスタイン 作曲
「ウエスト・サイド・ストーリー」から 「シンフォニック・ダンス」 バーンスタイン 作曲
「ヴィーナスの接吻(せっぷん)」から 「愚かな心」 ワイル 作曲
交響的夜想曲「闇の女」 ワイル 作曲/ベネット 編曲
「リトル・ナイト・ミュージック」から 「センド・イン・ザ・クラウン」 ソンドハイム 作曲
オズの魔法使」から 「虹のかなたに」 アーロン 作曲
パリのアメリカ人 ガーシュウィン 作曲
「マイ・フェア・レディ」から 「踊り明かそう」 ロウ 作曲(アンコール)
隊長ブーリバ」から 「ライド・オブ・コサック」 ワックスマン 作曲(アンコール)

<出演>
ソプラノ:ディアナ・ダムラウ

管弦楽>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
<指揮>キリル・ペトレンコ

収録:2019年12月31日 フィルハーモニー(ベルリン)

 

 

このベルリン・フィルは映画音楽向きだね。レオポルド・ストコフスキーが振った、ウォルト・ディズニー・プロダクションズ制作の『ファンタジア』のよう。アメリカン。

まあ、特に『ウエスト・サイド物語』の「マンボ」は、これじゃない感があったけれど。

『スカイライン -奪還-』の感想

スカイライン -奪還-』
原題: Beyond Skyline
2017年
イギリス、中国、カナダ、インドネシアシンガポールアメリカ合衆国

 

グレッグ・ストラウスとコリン・ストラウス兄弟の監督作『スカイライン -征服-』の続編。前作のプロデューサー兼共同脚本家のリアム・オドネルが今作の監督。
前編は映像は良いが話は微妙だった。特に終盤が。後編はましになったと聞いた。

HydraulxはVFX制作会社で、『スカイライン -征服-』で製作に乗り出した。
前作で出資していた大手製作会社レラティビティ・メディアや配給のユニバーサル映画が今作には関与していない。
製作国が6か国なのは、出資した製作会社が10社くらいあるからかな。

エイリアンとの戦いなのに、また地球人同士で争う展開。

エイリアンと肉弾戦を繰り広げる。

終盤の戦いはR15+指定になったのもわかる。

NGシーン集のエンディング。

前作と完全に別物。悪い意味で。
よくまとめたとは思うけれど。

 

スタッフ

監督・脚本:リアム・オドネル
製作:マシュー・ショーズ、リアム・オドネル、グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
撮影監督:クリストファー・プロブスト
特殊効果スーパーバイザー:Adam Howarth
視覚効果スーパーバイザー:Patrick Flannery
編集:ショーン・アルバートソン、バナー・グウィン
音楽:ネイサン・ホワイトヘッド
製作会社:ハイドラックス, North Hollywood Films, Infinite Frameworks Studios, Mothership Pictures
配給: Vertical Entertainment(米国)、Regents / ハピネット(日本)

 

字幕翻訳:高井清子
監修:原田徹

『エレクトラ』

エレクトラ
原題: Elektra
2005年
アメリカ合衆国

 

アメコミ映画。マーベル・コミックス原作だけどMCUではない。
マーク・スティーヴン・ジョンソン監督『デアデビル』のスピンオフ映画。

批評的にも商業的にも失敗したらしい映画だった。
話がだめ。役者の芝居とアクションシーンは良い。というもの。

エイリアス』の主人公シドニー・ブリストウ(ジェニファー・ガーナー)。岡寛恵さん。
『ER』のルカ・コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)。吹き替えもてらそままさきさん。
『カイルXY』のアマンダ・ブルーム(キルステン・プラウト)。
多くのハリウッド映画で日本人や東アジア人を演じてきたケイリー=ヒロユキ・タガワ麦人さん。
『スーパーマン』シリーズのゾッド将軍(テレンス・スタンプ)。小林清志さん。

 

スタッフ

監督:ロブ・ボウマン
脚本:ザック・ペン and スチュアート・ジッカーマン&レイヴン・メツナー
キャラクター創造:フランク・ミラー(原作コミック版)、マーク・スティーヴン・ジョンソン(映画版)
製作:アヴィ・アラッド、ゲイリー・フォスター、アーノン・ミルチャン
製作総指揮:スタン・リー、マーク・スティーヴン・ジョンソン、ブレント・オコナー
撮影監督:ビル・ロー
編集:ケヴィン・スティット
音楽:クリストフ・ベック
製作会社:マーベル・エンタープライズ、ニュー・リージェンシー・プロダクションズ、Horseshoe Bay Productions
提供:20世紀フォックス、リージェンシー・エンタープライズ
配給:20世紀フォックス