『エイリアン』
原題: Alien
製作年：1979年
製作国：アメリカ合衆国
作品について
リドリー・スコット監督。
『エイリアン』シリーズの第1作。
アメリカのレイティングはR指定。日本のレイティングは緩いのでPG-12指定。
NHK BSプレミアムは2日連続で『エイリアン』『エイリアン2』を放送。
感想
何度観てもおもしろい。
今でこそ地球外生命体のSFホラー映画はありふれているが、1979年当時では衝撃的だったのだろうと思う。
今でも制作される宇宙映画はホラー映画が多く、ホラー要素のない宇宙映画が少なくて悲しい。
『エイリアン』は現在でもフェミニズムの文脈で語られている。
リプリー(シガニー・ウィーバー)はシリーズの主人公なのだが、終盤までは能動的な主人公としては描かれていない。これはホラー映画で誰が生き残るのか観客に推測させないようにするため。そのため、第1作ではクレジット順も2番目。
H・R・ギーガーによるエイリアンのデザインは、本来の意味での「グロテスク」。日本語の俗語としての「グロ」「グロい」ではなく。気持ち悪い。
もともとH・R・ギーガーはシュルレアリスムの芸術家。
ヒトの性器を模しているらしい。生殖のメタファー。
キャスト
ダラス：トム・スケリット；前田昌明、西沢利明、富山敬、大塚明夫、郷田ほづみ
リプリー：シガニー・ウィーバー；野際陽子、田島令子、幸田直子、戸田恵子、幸田直子
ランバート：ヴェロニカ・カートライト；鈴木弘子、榊原良子、安永沙都子、鈴木ほのか
ブレット：ハリー・ディーン・スタントン；青野武、北村弘一、穂積隆信、千田光男、樋浦勉
ケイン：ジョン・ハート；仲村秀生、櫻片達雄、納谷六朗、牛山茂、森田順平
アッシュ：イアン・ホルム；富田耕生、田中信夫、田中信夫、羽佐間道夫、岩崎ひろし
パーカー：ヤフェット・コットー；飯塚昭三、渡部猛、郷里大輔、麦人、大川透
マザー：ヘレン・ホートン(声)；久保田民絵、榊原良子、叶木翔子、佐々木優子、小宮和枝
フジテレビ版
演出：山田悦司
翻訳：トランスグローバル
調整：杉原日出弥
録音：紀尾井町スタジオ
プロデューサー：岡原裕泰
解説：高島忠夫
制作：トランスグローバル
レーザーディスク版
演出：詳細不明
翻訳：木原たけし
制作：東北新社
VHS・DVD版
演出：藤山房伸
翻訳：石原千麻
制作：ACクリエイト
テレビ朝日版
演出：福永莞爾
翻訳：たかしまちせこ
調整：荒井孝
録音：東北新社
効果：リレーション
プロデューサー圓井一夫
解説：淀川長治
制作：東北新社
ディレクターズ・カットDVD・BD版
演出：松岡裕紀
翻訳：石原千麻
調整：菊池悟史
制作：ACクリエイト
スタッフ
監督：リドリー・スコット
脚本：ダン・オバノン
原案：ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
製作：ゴードン・キャロル、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
製作総指揮：ロナルド・シャセット
音楽：ジェリー・ゴールドスミス
撮影監督：デレク・ヴァンリント
編集：テリー・ローリングス、ピーター・ウェザリー、デヴィッド・クロウザー(ディレクターズ・カット版)
製作会社：ブランディワイン・プロダクションズ
配給：20世紀フォックス
キャスティングディレクター：Mary Goldberg
プロダクションデザイナー：Michael Seymour
美術監督：Roger Christian, Leslie Dilley
セット装飾：Ian Whittaker
衣装デザイン：John Mollo
メイクアップデザイナー：Tommy Manderson
メイクアップアーティスト：Pat Hay
ヘアドレッサー：Sarah Monzani
クリーチャーデザイン：H・R・ギーガー
特殊効果スーパーバイザー：Nick Allder, Brian Johnson
creator of 'Alien' head effects: カルロ・ランバルディ
maker of small 'Alien' forms: ロジャー・ディッケン
additional 'Alien' mechanics: Dr. David Watling
ミニチュアエフェクト撮影監督：Dennis Ayling
supervising model makers of miniature effects: Martin Bower, Bill Pearson
special graphic effects: Bernard Lodge
マットアーティスト：Ray Caple
