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『Emma エマ』(1996)感想

『Emma エマ』
原題:"Emma"
製作年:1996年
製作国:イギリス、アメリカ合衆国

 

 

作品について

ダグラス・マクグラス監督・脚本。もともと脚本家でこれが初監督。

ジェイン・オースティンの名作小説『エマ』が原作。

時代劇コメディ映画(period comedy film)。

 

 

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感想

いい映画。

 

 

Gwyneth Paltrow

ロサンゼルス出身のグウィネス・パルトローが、19世紀初頭イングランドの裕福な家の女性を演じている。役に合わせたアクセントを使いこなしている。

グウィネス・パルトローは裕福な家の生まれで、母親は俳優、父親はテレビや映画の監督・プロデューサー。10代のころはマンハッタンにある私立名門女子校 Spence School で学んだらしい。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で美術史を専攻していたが中退し、俳優になった。

15歳のとき1年間スペインに交換留学していて、スペイン語が堪能。また子どものとき家族で良く南フランスに旅行していたので、フランス語も多少は話せる。

ダグラス・マクグラス監督はエージェントからの勧めと、スティーヴ・クローヴス監督・脚本『フレッシュ・アンド・ボーン 渇いた愛のゆくえ』(1993)の演技を観て、グウィネス・パルトローをオーディションに呼んだ。オーディションでは完璧なテキサス訛りで演じた。テキサス出身のダグラス・マクグラス監督は、テキサス出身者ではない俳優がまるでテキサス人のように話すのを初めて見たそうだ。

グウィネス・パルトローは3週間のリハーサル期間で、乗馬、舞踏、歌唱、アーチェリー、型にはまった礼儀作法を身に付けた。

 

 

製作

ダグラス・マクグラス監督は大学生のときにジェイン・オースティン『エマ』に出会いファンになった。自分の手で映画化できる機会をずっと待っていた。ウディ・アレン監督と脚本を書いた『ブロードウェイと銃弾』(1994)がアカデミー脚本賞にノミネートされたので、ミラマックスに『エマ』の映画化を持ちかけた。

ダグラス・マクグラス監督は当初、ニューヨーク市のアッパー・イースト・サイドを舞台にした現代版を構想していて、ミラマックス共同会長ハーヴェイ・ワインスタインも現代版のアイディアに賛同していた。ダグラス・マクグラス監督は、ちょうど同時期に『エマ』の現代版、エイミー・ヘッカーリング監督・脚本『クルーレス』(1995)が製作中であることを知らなかったそうだ。

 

 

余談

『エマ』は何度も映画化、テレビドラマ化、舞台化されている。

同じ年にはイギリスのテレビ映画も存在する。Diarmuid Lawrence 監督、Andrew Davies 脚本、Sue Birtwistle 製作。ケイト・ベッキンセイル主演。United Film and Television, Chestermead, A&E Network, Meridian Broadcasting 製作。ITVが1996年11月24日放送。

en.wikipedia.org

アンドリュー・デイヴィスはのちに、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』を下敷きにしたヘレン・フィールディングの『ブリジット・ジョーンズの日記』映画版で脚本を共同執筆した。

第1作は、シャロンマグワイア監督、ヘレン・フィールディング and アンドリュー・デイヴィス and リチャード・カーティス 脚本。第2作は、ビーバン・キドロン監督、アンドリュー・デイヴィス and ヘレン・フィールディング and リチャード・カーティス and アダム・ブルックス 脚本。

全米脚本家組合のクレジット規定では、"&" はチームで脚本を書いた場合、"and" は別々に作業した場合、と厳格に定められている。

だから『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズは、プロデューサーが脚本家を何人も雇って、原作者を含め、別々に書き直しさせたのだろう(rewrite)。

 

最近では、オータム・デ・ワイルド監督『EMMA エマ』(2020)がある。アニャ・テイラー=ジョイ主演。原題 "Emma." のピリオドは時代劇(period drama)とかけている。

ビル・ナイ、カラム・ターナー、ルパート・グレイヴスが出演している。

EMMA エマ (吹替版)

EMMA エマ (吹替版)

  • アニャ・テイラー=ジョイ
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キャスト

エマ・ウッドハウスグウィネス・パルトロー(小松由佳)
ハリエット・スミス:トニ・コレット(木村はるか)
フィリップ・エルトン:アラン・カミング(遠藤純一)
フランク・チャーチルユアン・マクレガー(川田紳司)
ジョージ・ナイトリー:ジェレミー・ノーサム(川本克彦)
アン・テイラー・ウェストン:グレタ・スカッキ(小林希唯)
オーガスタ・ホーキンス・エルトン:ジュリエット・スティーヴンソン(杉山滋美)
ジェーン・フェアファックス:ポリー・ウォーカー(塙英子)
ミス・ベイツ:ソフィー・トンプソン
ミスター・ウェストン:ジェームズ・コスモ(さかき孝輔)
ヘンリー・ウッドハウス:デニス・ホーソーン
ミセス・ベイツ:フィリダ・ロー
ミセス・ゴダード:キャスリーン・バイロン
イザべラ・ウッドハウス:カレン・ウエストウッド
ロバート・マーティン:エドワード・ウッドオール(時永洋)
ジョン・ナイトリー:ブライアン・キャプロン
ミセス・コール:アンジェラ・ダウン
ミスター・コール:ジョン・フランクリン=ロビンズ
ベイツ家のメイド:ルース・ジョーンズ

 

 

スタッフ

監督:ダグラス・マクグラス
脚本:ダグラス・マクグラス
原作:ジェーン・オースティン
製作:スティーヴン・ハフト、パトリック・カサヴェッティ
製作総指揮:ボブ・ワインスタインハーヴェイ・ワインスタイン、ドナ・ジグリオッティ
撮影監督:イアン・ウィルソン
編集:レスリー・ウォーカー
音楽:レイチェル・ポートマン
製作会社:Matchmaker Films, Haft Entertainment
配給:ミラマックス・フィルムズ (米国)、Buena Vista International (英国)、松竹富士 (日本)

 

プロダクションデザイン:Michael Howells
美術監督:Joshua Meath-Baker, Sam Riley
セット装飾:Totty Lowther (as Totty Whately)
衣装デザイン:Ruth Myers

chief makeup designers: Susie Adams, Tina Earnshaw
chief hair designer: Simon Thompson
makeup artist: Sara Raeburn (uncredited)
assistant makeup artist: Sian Grigg
makeup runner: Polly Earnshaw
assistant hair stylist: Kay Georgiou

casting directors: Mary Selway, Sarah Trevis

first assistant director: Davina Nicholson
second assistant director: Alison Begg
third assistant directors: Russell Channon, Caleb Menges

sound mixer: Chris Munro
supervising sound editor: Colin Miller
re-recording mixers: Paul Carr, Robert Farr
assistant sound editor: Geoff R. Brown
dialogue editor: Derek Holding
foley artists: Lionel Selwyn, Jason Swanscott
footsteps editor: Brian Blamey

optical cameraman: David Smith (uncredited)
motion control camerman: John Swinnerton (uncredited)