映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『ましろのおと』第1話感想

ましろのおと』第1話「寂寞」

 

 

作品について

津軽三味線を題材にした、羅川真里茂の漫画。『赤ちゃんと僕』で知られる。

赤ちゃんと僕』は大森貴弘監督、ぴえろ制作・製作によるテレビアニメが1996年から1997年にかけて放送された。

 

赤城博昭監督。『ひなろじ〜from Luck & Logic〜』、『からかい上手の高木さん』シリーズの監督。同じく4月番の『戦闘員、派遣します!』の監督を掛け持ちしている。去年『ガル学。~聖ガールズスクエア学院~』の総監督を途中まで務めていたらしい。

 

 

感想

方言。

 

マガジンは不良やヤクザを描くのが必須なのかな? ユナとの出会いの話を作るために。

 

服を貸したら彼氏が怒るのに、男の子を家に居候させるユナ。意外と気にしないタケト。別のことでキレたけれど。二股かけていたり、ユナへの執着を見せたり。

雪とタケトは上手くやっていけそうだけど。

 

第1話はプロローグ。メインキャラクターはまだほとんど登場していない。

 

 

演出

青森に舞い落ちる雪から、街の星空へのmatch cut。

 

 

余談

影なし作画。影を使わずに人や物を表現する。アニメの作画で影を使うのは、平面の絵を立体的に見せられるから。

一般的に「影なし作画」と言うけれど、陰(shade)と影(shadow)の違いで考えると、「陰なし作画」ではと悩む。

影なしのキャラクターデザインは、監督の要望なのかな。

上手いアニメーターは、影なしでも人や物を立体的に描く。言い換えると、技術が達していないアニメーターには難しい。

 

影なし作画のアニメは細田守監督作品が知られている。

新世界より』で石浜真史監督が影なし作画について、アニメ制作には多くの人が関わるので「思った以上に大変なことだった」と語っている。

animestyle.jp

第1話から作画監督14人と総作画監督4人を投入せざるを得ない制作現場で、影なし作画は厳しいと思う。いつも安定しているシンエイ動画も昨今は大変そう。

 

 

キャスト

澤村雪:島﨑信長
澤村若菜:細谷佳正
澤村梅子:本田貴子
村松吾郎:麻生智久
前田朱利:宮本侑芽
山里結:近藤玲奈
矢口海人:岡本信彦
永森雷:鈴木達央
神木清流:梅原裕一郎
田沼総一:畠中祐
田沼舞:三上枝織
梶貴臣:梶裕貴
荒川潮:落合福嗣
山野桜:谷口夢奈
小薮啓子:高柳知葉
大俵ヒロシ:木村匡也
立樹ユナ:逢田梨香子
タケト:柿原徹也

 

 

第1話スタッフ

脚本:加藤還一
絵コンテ:赤城博昭
演出:村田尚樹
演奏シーン絵コンテ・演出:宇根信也

作画監督:江森真理子、徳田夢之助、Son gil young、秦洋美、中野慎哉、富山大輔、前田義宏、朴・サンホ、福田瑞穂、渡邉慶子、阿曽仁美、高橋孝、茂木啄次、はしもとかつみ
総作画監督:真島ジロウ、依田正彦、近藤奈都子、川島尚

 

 

メインスタッフ

原作:羅川真里茂
監督:赤城博昭
シリーズ構成:加藤還一
キャラクターデザイン:真島ジロウ
色彩設計:蝦名佳代子
美術監督:杉本智美
撮影監督:浜尾繁光
CG監督:内山正文
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響効果:中島勝大
音響制作:IMAGICA Lab.
音楽:関根佑樹、半田彬倫
音楽制作:DMM music
津軽三味線監修:吉田兄弟
プロデューサー:松本拓也、古川慎、日比政広、青井宏之、荒木元道
アニメーションプロデューサー:櫻井洋介
アニメーション制作:シンエイ動画
製作:ましろのおと製作委員会