映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『BLUE REFLECTION RAY/澪』第7話感想

『BLUE REFLECTION RAY/澪』第7話「お願いだから欲しいものを手に入れさせて」

 

 

感想

陽桜莉が知る姉・美弦。百が知る元パートナー美弦。

百は美弦との過去を話したがらない。特に陽桜莉には。

 

指輪を研究している機関だというAASAに電話する百。繋がらない。

 

詩の意趣返しも、茫然自失の仁菜には、なしのつぶて。詩の好き好きアピールも、嫉妬と怒りが渦巻く仁菜には届かない。

 

優しいお姉ちゃんだった美弦が、なぜ妹を置いて行ったのか、なぜ冷たい鋼の女性になったのか、なぜ少女たちの想いを集めているのか。美弦が経験した絶望とは何なのか。

 

百は美弦とバディだったことはないと言う。しかし美弦の想いが流れ込む。一緒に過ごし、戦った日々の実感が。百は記憶を書き換えられている?

 

「貴様さえいなければお姉さまは……」と。仁菜は、美弦が絶望した理由が陽桜莉に関係あると結論付けた?

 

 

演出

陽桜莉が瑠夏に美弦のことを聞かれて七夕のことを話し出す。過去回想シーンと、ずっとソファにうずくまる仁菜のシーンのparallel editing。陽桜莉への嫉妬心を強調する演出と編集。

 

瑠夏と百に気圧されて、入ろうとしたコンビニから退散する男性客。

 

「共鳴した」という百の言葉を聞いた瑠夏の驚きを、花火の音とともに、お店のドア越しに、離れた場所から見せる演出。

 

はじけた花火が止まり、静寂に包まれ、七夕祭の観客たちが微動だにしなくなることで、空間「リープレンジ」に入ったことを表す。

空間が解けると、花火も人も動く。

 

J.C.STAFF撮影部は2000年代(ゼロ年代)から撮影のレベルが高かったけれど、『ブルリフ』でも力をいかんなく発揮しているね。美弦が降臨したときの視覚効果。

 

苦しい想いを抜かれて幸せになったと言う少女たちに取り囲まれ、花火の逆光で影が映りこむ。スリラー演出。

 

陽桜莉の短冊「お姉ちゃんに会えますように」を最後に見せて、サブタイトル。

 

 

キャスト

平原陽桜莉:石見舞菜香
羽成瑠夏:千菅春香
田辺 百:高倉有加
白樺 都:大和田仁美
平原美弦:上田麗奈
山田仁菜:玉城仁菜
駒川 詩:田辺留依
水崎紫乃井澤詩織
杉浦佳奈:鈴代紗弓
望:石上静香
司城夕月:高野麻里佳
司城来夢:秦佐和子

 

 

第7話スタッフ

脚本:水上清資
絵コンテ:高田耕一
演出:則座誠

作画監督:坂本哲也、村上雄、袴田裕二、龍光、明光、K-PRODUCTION
総作画監督:音地正行、坂本哲也

動画検査:荻野信子、内山絵里、岩佐菜美子、松﨑紗弥子
デジタル動画検査:鵜川浩至、石原直樹
色指定・仕上げ検査:舩橋美香、溝江詩帆
特殊効果:木村美保

制作協力:Elias

 

 

メインスタッフ

原作:コーエーテクモゲームス『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』
監督:吉田りさこ
シリーズ構成・脚本:和場明子
キャラクター原案:岸田メル
キャラクターデザイン:菊田幸一
色彩設計:舩橋美香
美術監督:三原伸明
美術設定:三原伸明、三浦智
撮影監督:高橋昭裕
編集:須藤瞳
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音楽:篠田大介
音楽プロデューサー:酒井康平
音楽制作:DMM music
企画:棚田泰啓、丸山博雄
プロデューサー:高篠修一、青井宏之
製作協力:鯉沼久史(鯉は𩵋に里)、細井順三、原尾宏次
監修:細井順三、土屋暁田中潤
アシスタントプロデューサー:坂本奈緒、平木稜子、山崎博
アニメーション制作統括:松倉友二
アニメーション制作プロデューサー:岡田耕二
設定制作:栗原ゆう
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:DMM pictures、MBS