映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『私の推しは悪役令嬢。』第3話感想

『私の推しは悪役令嬢。』第3話「私の恋は七転八起。」

 

 

作品について

いのり。さんの百合ライトノベルが原作。『コミック百合姫』にて青乃下さん作画の漫画版が連載中。

 

wataoshi-anime.com

 

 

感想

おもしろい。

ロッド様、ユー様、セイン様、それぞれとゲーム。

ビデオゲーム内でチェスを指していたなら、初めてとは言えないだろう。

マーティン・キャンベル監督『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)で、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とル・シッフル(マッツ・ミケルセン)がポーカーで対決していた。テキサス・ホールデムという、ポーカーの中でもポピュラーなゲーム。

オープニングアニメーションでのミシャの夜叉顔は、ユー様を取られることへの嫉妬だったのか。

 

 

愛について真面目な話を描いている。

異性愛者が誰でも好きになるわけではないように、同性愛者も誰でも好きになるわけではない。

同性愛に関してしばしば言われる「好きになった人がたまたま同性だっただけ」という言葉も否定はしない。ただ、自分は女性を好きになる、男性を好きにならないとレイが説明する。

好きな人に気持ちを受け取ってもらえるとは思っていない。クレア様の恋を応援する、クレア様のそばにいられるだけで幸せだと述べる。

レイの目的はクレア様と結ばれることではなく、クレア様を幸せにすること。

レイ(大橋零)は前世で辛い恋愛をしていたようだ。現在の関係を壊さないために、気持ちを隠し続ける。また偏見や差別を受けていた。

同性愛を描いたアニメは特に近年増えているけれど、踏み込んだ作品はまだあまり多くはない。

『私の推しは悪役令嬢。』はコメディの中にドラマを交える作品のようだ。

 

 

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キャスト

レイ=テイラー:芹澤優
クレア=フランソワ:奈波果林
ミシャ=ユール:愛美
レーネ=オルソー:長谷川育美
ロッド=バウアー:KENN
セイン=バウアー:浪川大輔
ユー=バウアー:日笠陽子
ロレッタ=クグレット:松本沙羅
ピピ=バルリエ:栗坂南美
マナリア=スース:水樹奈々

 

 

第3話スタッフ

脚本:久尾歩
絵コンテ・演出:大庭秀昭

総作画監督佐藤陽子
作画監督:南伸一郎

 

 

メインスタッフ

原作:いのり。
キャラクター原案:花ヶ田、青乃下
監督:大庭秀昭
シリーズ構成・脚本:久尾歩
キャラクターデザイン:佐藤陽子
総作画監督佐藤陽子、小林利充
アクション作画監督:才木康寛
プロップデザイン:杉村友和
色彩設計山上愛
美術監督:谷地清孝
編集:木村佳史子
音響監督:髙桑一
音響効果:稲田祐介
音楽:朝倉紀行、兎と馬
音楽制作:キングレコード
プロデューサー:藤井貴大、池乗彰吾、神宮司剛史
原作協力:GL文庫編集部、中村洋平、コミック百合姫編集部、内藤望
制作統括:大石祐道
アニメーションプロデューサー:米沢恵美
アニメーション制作:プラチナビジョン
製作:わたおし製作委員会(キングレコードアスミック・エース一迅社)

 

企画:三嶋章夫、牟田口新一郎、今井克幸
エグゼクティブプロデューサー:中西豪、竹内文恵
アソシエイトプロデューサー:福倉竜馬