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『ちょっと今から仕事やめてくる』感想

『ちょっと今から仕事やめてくる』
製作年:2017年
製作国:日本
公開日:2017年5月27日

 

 

作品について

成島出監督。

北川恵海さんの小説が原作。続編『ちょっと今から人生かえてくる』が2019年7月に出版された。

ドラマ映画。

 

 

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感想

ブラック企業カリカチュア。上司と先輩の異常さが描かれている。

始まって1時間15分で、題名になっている「ちょっと今から仕事やめてくる」という台詞が発せられる。

青山が辞職すると言ったとき、青山の笑顔を「歯磨きのCMみたいな笑顔」と表現して部長が怒鳴っていたのがおもしろい。何も知らない人には、新興宗教に取り込まれた人に見えるだろう。

五十嵐は自分が発注書を改竄していたと謝罪したが、青山が辞めたら部長のパワハラの矛先が自分に向かうから辞めないでという意図かな。

青山はヤマモトたちのおかげで人生をやり直せるが、山上部長や五十嵐に関してはその後を描く気はない。

青山は実家のブドウ園を継ぐ展開にした方が説得力があったね。ヤマモトのいるバヌアツに行って、一緒に子どもたちの教育に携わるよりは。

イマジナリーフレンドでも幽霊でもなく、双子。

 

冒頭いきなり、子どもと男性の英会話から始まる。子どもが話す英語がフランス語なまりに聞こえる。

終盤にも子どもと男性(ヤマモト)の英会話。

バヌアツ共和国公用語はビスラマ語(ピジン英語)、英語、フランス語。

 

ドローンで撮影したバヌアツの川下りと空撮が綺麗。

 

原作者の北川恵海さんは電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し、メディアワークス文庫からデビューした小説家。

 

 

キャスト

ヤマモト - 福士蒼汰
青山隆 - 工藤阿須加
五十嵐美紀 - 黒木華
大場玲子 - 小池栄子
山上守 - 吉田鋼太郎
青山容子 - 森口瑤子
青山晴彦 - 池田成志

 

 

スタッフ

監督:成島出
脚本:多和田久美、成島出
原作:北川恵海
企画プロデューサー:池田宏之
プロデューサー:甘木モリオ
撮影:藤澤順一
美術:西村貴志
装飾:高木理己
衣裳:宮本茉莉
照明:上田なりゆき
録音:加藤大
編集:三條知生
音響効果:岡瀬晶彦
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
VFXスーパーバイザー:道木伸隆
DIプロデューサー / カラーグレーダー:齋藤精二
ヘアメイク:田中マリ
キャスティング:杉野剛
助監督:片島章三
アソシエイトプロデューサー:藤田孝弘
ラインプロデューサー:宿崎恵造
プロダクションマネージャー:根津文紀
制作プロダクション:シネバザール
製作:映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会(KADOKAWA東宝木下グループ研音、シネバザール、パパドゥ音楽出版朝日新聞社GYAOKDDIWOWOWアサツー ディ・ケイ)
配給:東宝