『キング・コング』
原題: King Kong
製作年:2005年
製作国:ニュージーランド、アメリカ合衆国
作品について
ピーター・ジャクソン監督による、メリアン・C・クーパー監督、アーネスト・B・シェードザック監督『キング・コング』(1933)のきわめて忠実なリメイク。忠実すぎて、原作より上映時間が大幅に長い*1。これもひとえにピーター・ジャクソン監督の愛ゆえ。
『指輪物語』三部作で大成功を収めたので、ピーター・ジャクソン監督は長年大好きだった『キング・コング』のリメイクに着手した。
感想
何度観てもおもしろい。
ただ、1933年当時の価値観で制作された映画を忠実にリメイクしたため、2020年現在では不適切な描写や設定がある。
当代随一のパフォーマンスキャプチャー*2俳優アンディ・サーキスの、数少ない生の芝居。キング・コングもパフォーマンスキャプチャーで演じている。
キャスト
アン・ダロウ:ナオミ・ワッツ、安藤麻吹
カール・デナム:ジャック・ブラック、後藤敦
ジャック・ドリスコル:エイドリアン・ブロディ、宮本充
プレストン:コリン・ハンクス、坪井智浩
イングルホーン船長:トーマス・クレッチマン、宮内敦士
ジミー:ジェイミー・ベル、伊丸岡篤
ベン・ヘイズ:エヴァン・パーク、楠大典
ブルース・バクスター:カイル・チャンドラー、木下浩之
ランピー:アンディ・サーキス、後藤哲夫
チョイ:ロボ・チャン、佐藤晴男
ハーブ:ジョン・サマー、楠見尚己
マイク:クレイグ・ハル、川本克彦
マーニー:ジェイムズ・ホイットモア、佐々木敏
スタッフ
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ & フィリッパ・ボウエン & ピーター・ジャクソン
原案:ジェームス・クリールマン and ルース・ローズ (1933年版脚本) / メリアン・C・クーパー and エドガー・ウォレス (1933年版原案)
製作:ジャン・ブレンキン、キャロリン・カニンガム、ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ
共同プロデューサー:フィリッパ・ボウエン、アイリーン・モラン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影監督:アンドリュー・レスニー
編集:ジェイミー・セルカーク
製作会社:ウィングナット・フィルムズ*3
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ (米国)、UIP (ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ) (日本)
プロダクションデザイナー:Grant Major
美術監督:Dan Hennah as supervising art director; Joe Bleakley, Simon Bright
セット装飾:Simon Bright, Greg Cockerill (Freelance Graphic Designer), Dan Hennah
衣装デザイン:Terry Ryan
ヘアデザイナー / メイクアップデザイナー:Peter Swords King
special makeup effects supervisor (Skull Islanders): Gino Acevedo, Dominie Till
第二班監督:Randall William Cook
サウンドデザイナー:David Farmer, Ethan Van der Ryn
supervising sound editors: Mike Hopkins, Ethan Van der Ryn
特殊効果スーパーバイザー:Steve Ingram
視覚効果スーパーバイザー:Scott E. Anderson, Phil Brennan for Asylum, Tim Hawkins, Joe Letteri as senior visual effects supervisor, Nathan McGuinness as senior visual effects supervisor for Asylum, George Murphy for Weta Digital, Ben Snow
アニメーションディレクター:Christian Rivers
アニメーションスーパーバイザー:Atsushi Sato (佐藤篤司)
特殊効果制作:Weta Workshop
視覚効果制作:Weta Digital
*1:メリアン・C・クーパー監督とアーネスト・B・シェードザック監督の1933年版は100分、ピーター・ジャクソン監督の2005年版は187分。
*2:身体の動きを記録するモーションキャプチャーと顔の動きを記録するフェイシャルキャプチャーの両方を(同時に)行うこと。
*3:ピーター・ジャクソン監督の製作会社