映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『虚構推理』第12話の感想

『虚構推理』第12話「秩序を守る者」

 

高木登さん脚本
後藤圭二さん絵コンテ演出
松本健太郎さん山川拓己さん渋谷一彦さん齊藤美旺さん若月愛子さん本多孝敏さん作画監督
相澤楓さん吉田理紗さん動画検査
秋元由紀さん色指定・検査、福田由布子さん菊地美穂子さん検査補佐
高田伸治さん制作進行

 

琴子のカーテシー。

数えきれないほど死んだ後に、車を運転してあげる九郎先輩。

眠っている間に九郎先輩が紗季さんと逢瀬を重ねていたと気づいて琴子はまた悶えるだろうね。

推測される、六花さんの目的は意外と普通なのである。手段が極端なのだが。
六花さんについては『虚構推理 スリーピング・マーダー』を読むと好きになった。『鋼人七瀬』編では謎の敵の立ち位置だが、『スリーピング・マーダー』編で魅力的に描かれている。

弓原紗季さんが好きなので、現時点では今後この作品に登場しないのがとても残念。

琴子は九郎先輩にこの後しっかりとマーキングするだろうね。

「でもお前は花より綺麗だから、僕はどこにも返していないだろう」と九郎先輩が伝えた後、花びらが舞う演出が良いね。琴子が九郎先輩の言葉を理解してから反応する間をちゃんと取っている。即座に反応するよりも効果的な演出。

紗季さんの同僚の女性警察官が傘を持ってきてくれた。交通課の人。

六花さんが、自分が描いた鋼人七瀬の肖像画を指で破る場面を、キャンバスの裏側から撮影した演出(絵コンテ)が良い。

 

 

最終回は総力戦なので、作画監督が多くても問題ない。作監6人なら想定の範囲内ブレインズ・ベースが全話数を安定して元請け制作した。

 

 

楽しい3か月間だった。

大好きな作家・城平京さんの小説をもとに、素敵な漫画とアニメになって嬉しい。

本多孝敏さんは初キャラクターデザイン・初総作画監督だったのに、素晴らしい仕事ぶりだった。今後注目するアニメーターの1人になった。

後藤圭二監督、高木登さん、本多孝敏さんをはじめスタッフ・キャストの皆さんお疲れ様でした。