映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『葬送のフリーレン』第12話感想

『葬送のフリーレン』第12話「本物の勇者」

 

 

作品について

山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の少年漫画が原作。

 

frieren-anime.jp

 

 

感想

おもしろい。

勇者の剣。アーサー王伝説エクスカリバー。ウォルフガング・ライザーマン監督、ウォルト・ディズニー製作、ロイ・O・ディズニー製作、ウォルト・ディズニー・プロダクションズ制作・製作『王様の剣』(1963)。

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眠ってしまったフリーレンをシュタルクがお姫様抱っこで運ぼうとしてフェルンが嫌がったり。フリーレンが服を溶かす薬を誕生日プレゼントとしてシュタルクにあげようとしてフェルンが怒ったり。AパートとBパートを「えっち」でつなぐ。

 

演出

フリーレンはヒンメルとハイターの子ども時代の話を聞いて、自分は彼らとは違うと思った。先を歩くヒンメル、ハイター、アイゼンを見て、それがエルフである自分と人間であるヒンメルやハイターの距離だと感じた。エルフと人間は異なる生き物だと示唆している。

映画の演出において、構図には意味がある。たとえキャラクターが語らなくとも、たとえ風景だけのショットであっても、構図が物語を語る。

ストーリーテリングに長けた演出。レイアウトが優れている。

現在のアニメ制作では、演出家がレイアウトや芝居を底上げするのが一般的になった。演出家がコントロールしないと、クオリティをを担保するのが難しい。

川崎芳樹監督が第12話の絵コンテ・演出。『処刑少女の生きる道』(2022)で初監督。

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本郷みつる監督の愛弟子で、『ワールドトリガー』で演出家デビューした。本郷みつる監督作品の『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』『本好きの下剋上』シリーズの副監督、『柚木さんちの四兄弟。』の演出チーフを務めている。

斎藤圭一郎監督は『処刑少女の生きる道』のエンディングアニメーションを演出していた。


アニメ「処刑少女の生きる道(バージンロード)」 ED映像

このように、お互いの監督作品でお手伝いをするアニメ監督は多い。

 

 

動画

『葬送のフリーレン』第12話の演出について動画にまとめた。


『葬送のフリーレン』第12話感想: キャラクターに寄り添う繊細な演出【結月ゆかり・VOICEROID解説】

動画で語った内容の多くは、感想記事には書いていない。独自のもの。

 

 

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キャスト

フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子

シュタルク(幼少期):清都ありさ
グラナト伯爵:咲野俊介
断頭台のアウラ竹達彩奈
リュグナー:諏訪部順一
リーニエ:石見舞菜香
ドラート:大鈴功起
クラフト:子安武人
シュトルツ:江口拓也
シュタルクの父:加瀬康之
里長:小原好美

 

 

第12話スタッフ

脚本:鈴木智
絵コンテ・演出:川崎芳樹

総作画監督:長澤礼子
作画監督:原科大樹、高瀬丸、長坂慶太、長澤礼子
アクション作画監督:岩澤亨

 

 

メインスタッフ

原作:山田鐘人、アベツカサ
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
色彩設計:大野春恵
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音楽:Evan Call
音楽プロデューサー:有馬由衣
音楽ディレクター:池田貴博
音楽制作:東宝ミュージック、ミラクル・バス
プロデューサー:田口翔一朗、四竈泰介、岩佐直樹、田口亜有理、伊藤悠公、青木遥、菊池瑠梨子
アニメーションプロデューサー:福士裕一郎、中目貴史
アニメーション制作:マッドハウス
製作:「葬送のフリーレン」製作委員会(東宝小学館日本テレビ放送網マッドハウス小学館集英社プロダクションアニプレックス電通)

 

企画:大田圭二、沢辺伸政
共同企画:佐藤貴博、田代早苗、佐藤龍伸、三宅将典、東山敦
エグゼクティブプロデューサー:山中一孝、備前島幹人
チーフプロデューサー:高橋敦司、武井克弘
アソシエイトプロデューサー:竹田晃洋、野呂瀬友里、平原唯灯、浅原桃子
原作協力:「週刊少年サンデー」編集部、大嶋一範、小倉功雅、芳仲宏暢