マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
原題: The Iron Lady
2011年
イギリス、フランス
興味深い。淡々と描写している。
メリル・ストリープのマーガレット・サッチャー。
私にとってマーガレット・サッチャーは歴史上の人物、近現代史、という印象。
この時代に保守党が女性を首相に選んだ事実が凄い。
党首選に出る際の立ち居振る舞い訓練が『英国王のスピーチ』を想起させる。
この時代はIRA暫定派のテロが起こっていた。
故人である夫デニスの幻覚を見ている現代シーンを挟む構成は伝記映画では時折みられる。
記録映像を2.35:1に引き延ばしている。4:3のまま使えばいいのに。
デニス・サッチャーはジム・ブロードベント。『ハリー・ポッター』シリーズのホラス・スラグホーン教授役で知られる。『ターザン:REBORN』では英国首相の第3代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシルを演じている。
マーガレット・サッチャーが認知症を患っていた事実を踏まえた脚本。