『ワンダーエッグ・プライオリティ』第12話「負けざる戦士」
作品について
米森雄紀さんが絵コンテ・演出。
若林信さんと山本ゆうすけさんと山﨑雄太さんと小室裕一郎さんと川上雄介さんが演出補佐。
放送日当日納品。
いくぞワンエグ最速配信組!昼までつくってたからよろしくな!!!!! pic.twitter.com/nctVEWnD5W
— 梅原翔太 (@kafunsyokougun) 2021年3月30日
最終話(本来の第12話)を特別編と称して6月29日に放送・配信。
🥚「#ワンダーエッグ・プライオリティ 特別編 6月29日(火)放送決定🥚
— TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」公式 (@WEP_anime) 2021年3月30日
物語のその先へ―
6月29日(火)深夜より日本テレビほかにて特別編の放送が決定🍳
Hulu・dアニメストアでは29日(火)24時より配信予定です。
詳細な放送情報は続報をお待ちください。https://t.co/sMla0thBfn#ワンエグ pic.twitter.com/cCtWH6et4K
それに伴いBDとDVDの発売日が変更。第2巻は総集編を含む第5話-第9話。第3巻は第10話-第13話。
🥚「#ワンダーエッグ・プライオリティ 」BD&DVD情報🥚
— TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」公式 (@WEP_anime) 2021年3月30日
6月29日(火)に放送となる「特別編」はVOL.3へ収録いたします。
仕様変更に伴い、VOL.2は5月26日(水)発売、VOL.3を8月25日(水)発売へ変更となります。
詳細は公式サイトをご確認ください。https://t.co/Fec67Np65w#ワンエグ pic.twitter.com/ypmWKqdt6H
来週から『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』が放送されるから。また、第12話(本来の第11話)までの完成・納品を優先させるため、第13話の制作を止めていただろうし。
感想
「私は、信じるんだ!」の光。佐藤順一監督、幾原邦彦監督、五十嵐卓哉監督『美少女戦士セーラームーン』の変身シーンみたい。
小糸ちゃんの解放。
アイの青い左目を抉り取る。アイの身体で、もう1人のアイの眼孔が見えないように隠す構図。
安藤真裕監督、P.A.WORKS制作『天狼 Sirius the Jaeger』第12話は、AT-X、BS11、チューリップテレビ、Netflixはそのまま放送・配信したけれど、TOKYO MXだけは1週間遅れで修正版(規制版)を放送した。
放送日時変更のお知らせ(9月27日 TOKYO MX) -Original animation 天狼 Sirius the Jaeger TV series-
眼球を抉り出す描写は、アメリカ映画協会(MPA、旧MPAA)のレイティングだとRかNC-17だろう。
アイともう一人のアイは、ヘアピンで区別する。
「続く!」ではなく、アイの「ありがとうございました……」で終わる。音質が悪いから、アフレコスタジオで録音した台詞ではないね。岡田麿里監督、篠原俊哉副監督、P.A.WORKS制作『さよならの朝に約束の花をかざろう』の「マンマ(ママ)」みたい。
演出
エッグから出てきた自分と向かい合うアイを、教室の窓越しに。フレーム内フレーム。黄色パーカーのアイは下手に立ち、エッグのアイは上手で廊下に座り込む。
アカがパラレルワールドの話をしているときに、階段を駆け下りるエッグのアイを、踊り場の鏡に映す。
エッグのアイが自死したことを謝った後、黄色パーカーのアイがオッドアイのせいでいじめられていたと話すショットを、手前に暗いエッグのアイと奥に鏡に映る黄色パーカーのアイの構図。
「私ね、強くなったんだよ」と、黄色パーカーのアイの言葉を聞くエッグのアイを鏡に反射させて。
黄色パーカーのアイの言葉に勇気づけられたエッグのアイは、色彩を明るく。明度を上げる。
プールに入水する記憶が蘇った後のエッグのアイは、再び色彩が暗く。明度を下げる。睡眠導入剤。
グラスに注いだ牛乳や、プールの水面、涙で場面転換。
屋上の沢木をフェンスで囲む。フレーム内フレーム。
ハイタッチする2人のアイをシンメトリーのお芝居で。
余談
時間がない。
演出補佐の5人で、演出の作業を分担。
作画監督が8人。けろりらさんがもともとの作監で、7人がヘルプ。
動画検査のクレジットがない。動検を飛ばして動仕撒きかな?
色指定・検査を3人で分担。
制作進行がTeam WEP名義なので、手が空いた人全員で回したのだろう。
ワンダーエッグ第12回、放送終わりました。請け負った仕事を11話しか納品出来なかったのは、僕のスケジュール遅延が原因で間違いありません。それを取り返すために、想像を絶する苦労を多くの人達にかけたことを申し訳なく思います。ごめんなさい。ありがとうございます。本当に人に恵まれました。
— 若林信/Shin Wakabayashi (@huusun) 2021年3月30日
若林信監督は以前もやらかしてる。仕事が遅い人。監督に向いていない。トップに立ってはいけない人。管理能力がある監督の下で、シリーズ演出として各話の演出や画作りを見ることに集中すればいい。
梅原翔太プロデューサーは作画偏重主義で、上手いアニメーターを集めて作画全振りアニメを制作するが、管理能力は乏しいようだ。ラインプロデューサーとして致命的。作画オタクはもてはやしているけれど。
時間と人手が足りなくて、外国のアニメーターや作画オタクに発注していた。元請け制作会社と外国のアニメーターの間を取り持った人が、内部情報を勝手に漏らしていた。NDAを結んでいるかはわからないけれど、コンプライアンスを蔑ろにする。会社やスタジオを通さず、素性がわからない個人と取引するのはリスクだと認識されただろうね。アニメ業界で。
CD
巣立ちの歌 / Life is サイダー (アネモネリア盤(初回生産限定盤)) (Blu-ray Disc付) (特典なし)
- アーティスト:アネモネリア
- 発売日: 2021/03/10
- メディア: CD
Blu-ray Disc
キャスト
大戸アイ:相川奏多
青沼ねいる:楠木ともり
川井リカ:斉藤朱夏
沢木桃恵:矢野妃菜喜
アカ:内田夕夜
裏アカ:高橋広樹
大戸多恵:白石晴香
沢木修一郎:中澤󠄃まさとも
長瀬小糸:田所あずさ
西城くるみ:安済知佳
鈴原南:佐藤聡美
田辺美咲:武田華
みこ:井上麻里奈
まこ:田辺留依
ハルカ:本渡楓
美和:花守ゆみり
瑞希:古賀葵
綾香:千本木彩花
葵:Lynn
吉田ヤエ:宮下早紀
志乃:島袋美由利
川井千秋:奈緒
阿波野寿:宮本侑芽
栗田薫:三澤紗千香
桃恵の母:川上彩
ちえみ:石見舞菜香
保科あずさ:庄司宇芽香
保科ひまり:庄司宇芽香
カウントダウン:山口愛
フリル:山口愛
ハイフン:大谷育江
ドット:大谷育江
キララ:大谷育江
もう一人のアイ:相川奏多
第12話スタッフ
脚本:野島伸司
絵コンテ・演出:米森雄紀
演出補佐:若林信、山本ゆうすけ、山﨑雄太、小室裕一郎、川上雄介
作画監督:けろりら、高橋沙妃、山崎淳、小林麻衣子、助川裕彦、張丹妮、小田景門、山口萌
動画検査: - (表記なし)
色指定・検査:鳥越栞、長井彩香、渡部侑子
シリーズスタッフ
原案・脚本:野島伸司
監督:若林信
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋沙妃
コンセプトアート:taracod
副監督:山﨑雄太
アクションディレクター:川上雄介
コアアニメーター:小林恵祐
ゲストキャラクターデザイン:久武伊織
プロップデザイン:井上晴日
モンスターデザイン:小林麻衣子
ミテミヌフリデザイン・アニメーション:大鳥
武器デザイン:絵を描くPETER
アニメーション武器デザイン:けろりら
色彩設計:中島和子
美術監督:船隠雄貴
撮影監督:荻原猛夫
3DCG:Boundary
編集:平木大輔
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:古谷友二
音楽:DÉ DÉ MOUSE、ミト(クラムボン)
音楽プロデューサー:山内真治
音楽制作:アニプレックス
音楽制作協力:日本テレビ音楽
企画:岩上敦宏、桑原佳子
チーフプロデューサー:三宅将典、中谷敏夫
プロデューサー:植野浩之、中山信宏、塩出正樹
アニメーションプロデューサー:梅原翔太
制作統括:清水暁
制作デスク:成田真一郎
設定制作:染野翔
制作:CloverWorks
製作・著作:WEP PROJECT