映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『12人の優しい日本人』の感想

12人の優しい日本人
製作年:1991年
製作国:日本

 

 

作品について

三谷幸喜の戯曲が原作。中原俊監督。

 

シドニー・ルメット監督、レジナルド・ローズ脚本の傑作映画『十二人の怒れる男』(1957)のオマージュ。

その映画も1954年のテレビドラマ*1をもとにしている。当時はまだVTRが開発される前の時代だったので、生放送だったそうだ。

 

冲方丁の小説とその映画化である堤幸彦監督、倉持裕脚本『十二人の死にたい子どもたち』がある。

 


感想

三谷幸喜のミステリーは一定のクオリティがあるという信用がある。

 

キャラクターに個人名を設定せず、番号で識別するのも元ネタ通り。

 

休憩中に陪審員が食べていたパフェがおいしそう。

 

8号が「ムー罪」(無罪でも有罪でも好きに解釈してください)と。

 

ジンジャーエール!」が「死んじゃえー!」に聞こえた可能性。

 

「信念とはなんですか? 人の意見を聞かないことですか?」

 

 

おもしろい。

 

 

トリビア

「話し合いましょう」と何度も呼びかける2号を演じた、相島一之さんが当時のことを振り返っている。

 

 

 

キャスト

陪審員1号:塩見三省
陪審員2号:相島一之
陪審員3号:上田耕一
陪審員4号:二瓶鮫一
陪審員5号:中村まり
陪審員6号:大河内浩
陪審員7号:梶原善
陪審員8号:山下容莉枝
陪審員9号:村松克己
陪審員10号:林美智子
陪審員11号:豊川悦司
陪審員12号:加藤善博
守衛:久保晶
ピザ屋の配達員:近藤芳正

 

 

スタッフ

監督:中原俊
脚本:三谷幸喜東京サンシャインボーイズ
企画:成田尚哉、じんのひろあき
製作:岡田裕
プロデューサー:笹岡幸三郎、垂水保貴
撮影監督:高間賢治
編集:冨田功、冨田伸子
製作会社:ニュー・センチュリー・プロデューサーズサントリー日本テレビ放送網
配給:アルゴプロジェクト

 

美術:稲垣尚夫
キャメラオペレーター:戸沢潤一
録音:志満順一
照明:磯貝幸男
フォルテピアノ演奏:エリザベータ・ステファンスカ
助監督:上山勝、島野伸一
音響効果:渡部健一
スタジオ:にっかつ撮影所
MA:東京テレビセンター
現像:東京現像所
スチール:松山悦子

*1:フランクリン・J・シャフナー監督、レジナルド・ローズ脚本、CBS製作・放送