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『86-エイティシックス-』第10話感想

86-エイティシックス-』第10話「ありがとう」

 

 

感想

ようやく手にした、つかの間の、安らかな時間。この作品では初めての牧歌的な画作り。

学生のキャンプのようだ。

ファイド。SF作品に時々いる、愛嬌のあるロボット。

 

86のマグショット。被疑者、または受刑者と同じ扱い。

 

 

演出

「どうせなら帝国の街がどんなものかも見ておきたいしな」というシンの言葉の直後に、間髪入れず、帝国の街を歩く5人のシーン。演出+編集。

5人で歩いた夕暮れの街と、シンがいなくなった曇り空の灰色の街と、対比させている。

元86のレギオンを楽にしてあげた直後、銃声とともに、かつて動物園で暮らしていた動物の全身骨格を見せる。メタファー。

そして、カメラが引いていって、曇り空から太陽の光が差し込む。

「私たちもこんなふうに死ぬのかな」。骨とクレナ、骨とセオト、骨とアンジュ、骨とファイドを交互に見せる。

「お前は一人で向こう岸に行っちまうのか」。ライデンの言葉と、油の浮いた水たまりに映るシン。そして水たまりに映った自分の姿を足で踏み、歩き出す。

サブタイトル「ありがとう」。銃声。

 

ファイドのカメラのレンズから流れ落ちる水滴。

ファイドが記録した、シンの姿、スピアヘッド部隊の姿。

 

 

キャスト

シンエイ・ノウゼン:千葉翔也
ヴラディレーナ・ミリーゼ:長谷川育美
ライデン・シュガ:山下誠一郎
セオト・リッカ:藤原夏海
アンジュ・エマ:早見沙織
クレナ・ククミラ:鈴代紗弓
カイエ・タニヤ:白石晴香
ダイヤ・イルマ:石谷春貴
ハルト・キーツ山下大輝
クジョー・ニコ:村田太志
ルイ・キノ:植木慎英
チセ・オーセン:小野将夢
トーマ・ソービ:福原かつみ
トウザン・サシャ:坂泰斗
レッカ・リン:石上静香
ミクリ・カイロゥ:貫井柚佳
マイナ・ヤトミカ:風間万裕子
アンリエッタ・ペンローズ:杉山里穂
ジェローム・カールシュタール:三上哲
レフ・アルドレヒト:楠大典
ショーレイ・ノウゼン:古川慎

 

 

第10話スタッフ

脚本:大野敏哉
絵コンテ:森大貴
演出:髙橋さつき

作画監督:辻彩夏、杉生祐一、降矢瑞生
作画監督補佐:稲田正輝、成川多加志
総作画監督川上哲也

動画検査:田渕里美
色指定・検査:田中千春
特殊効果:入佐芽詠美

 

 

メインスタッフ

原作:安里アサト
原作イラスト:しらび
原作メカニックデザイン:I-Ⅳ
監督:石井俊匡
シリーズ構成:大野敏哉
キャラクターデザイン・総作画監督川上哲也
サブキャラクターデザイン・総作画監督:猪口美緒
プロップデザイン:渡辺浩二、辻彩夏
メインアニメーター:笠原由博
アクション監修:柳隆太、松本顕吾
色彩設計:安部なぎさ
美術監督野村正信、堀越由美
背景:美峰
CG監督:吉田裕行
CG制作:白組
撮影監督:岡﨑正春
編集:三嶋章紀
音響監督:明田川仁
音響効果:小山恭正
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
音楽プロデューサー:山内真治
音楽制作:アニプレックス
チーフプロデューサー:三宅将典、高林初、野瀬和也
プロデューサー:中山信宏、清瀬貴央、都真由
アニメーションプロデューサー:藤井翔太
制作統括:柏田真一郎、加藤淳、清田穣二
制作デスク:町口漱汰
設定制作:田中めぐみ
制作:A-1 Pictures
製作:Project-86(ANIPLEX、KADOKAWABANDAI SPIRITS)