『86-エイティシックス-』第15話「おかえりなさい」
作品について
伊藤智彦さんが絵コンテ。第7話の絵コンテ・演出、第9話の共同絵コンテ。
河原龍太さんが演出。第9話の演出。
感想
レーナ。
演出
飛び立つカラスは不吉の象徴。
アルフレッド・ヒッチコック監督・製作『鳥』(1963)は怖いね。
フレデリカの恥ずかしい話の途中で、クレナのカットを鋭く差し込む編集。
split screen で周囲から責め立てられ、両手で押しのけるグレーテ。
「ただ、それ以外の周辺国や西のサンマグノリア共和国については、まだ無線もつかまらないみたいだけど」というグレーテの報告を聞いて、ライデン、セオ、アンジュ、クレナがアイコンタクト。
フレデリカが描いたシンとキリヤとフレデリカ自身の似顔絵が、幼い子どもが描いた絵をよく再現している。と思ったら、実際に幼い子どもに描いてもらったらしい。
キリヤを、蜘蛛の巣に絡め取られたガに例える。
眠ってしまったフレデリカを抱きかかえているシンと、ライデンを天井の金属棒で分けている。わざわざこの構図で描いたということは演出意図があるはずだけど、わからない。シンとライデンが対立する、あるいはどちらかが戦死する、などの可能性が考えられる。
シンとライデンが2人きりで話をするときに、電線にカラスが2羽止まっている。話し終わったら、カラスが1羽になっている。
格納庫で話しているときも、シンとライデンは背中合わせで立っており、柱で2人の間が分かれている。
別のカットでは、ライデンの首から上、顔の下半分にH形鋼のような太い金属の棒が重なっている。ライデンが死ぬことを暗示しているようで怖い。
キャスト
シンエイ・ノウゼン:千葉翔也
ヴラディレーナ・ミリーゼ:長谷川育美
ライデン・シュガ:山下誠一郎
セオト・リッカ:藤原夏海
アンジュ・エマ:早見沙織
クレナ・ククミラ:鈴代紗弓
フレデリカ・ローゼンフォルト:久野美咲
エルンスト・ツィマーマン:内田夕夜
シデン・イーダ:泊明日菜
テレザ:芳野由奈
ユージン・ランツ:田丸篤志
ニーナ・ランツ:朝日奈丸佳
グレーテ・ヴェンツェル:植田佳奈
リヒャルト・アルトナー:山本兼平
ベルント・ベルノルト:山本格
カイエ・タニヤ:白石晴香
ダイヤ・イルマ:石谷春貴
ハルト・キーツ:山下大輝
クジョー・ニコ:村田太志
ルイ・キノ:植木慎英
チセ・オーセン:小野将夢
トーマ・ソービ:福原かつみ
トウザン・サシャ:坂泰斗
レッカ・リン:石上静香
ミクリ・カイロゥ:貫井柚佳
マイナ・ヤトミカ:風間万裕子
アンリエッタ・ペンローズ:杉山里穂
ジェローム・カールシュタール:三上哲
レフ・アルドレヒト:楠大典
ショーレイ・ノウゼン:古川慎
第15話スタッフ
総作画監督:川上哲也、杉生祐一
作画監督:小川莉奈、伊藤美奈、安田京弘
動画検査:
色指定・検査:
特殊効果:入佐芽詠美
メインスタッフ
原作:安里アサト
原作イラスト:しらび
原作メカニックデザイン:I-Ⅳ
監督:石井俊匡
シリーズ構成:大野敏哉
キャラクターデザイン:川上哲也
サブキャラクターデザイン:杉生祐一、猪口美緒
総作画監督:川上哲也、杉生祐一
プロップデザイン:渡辺浩二、辻彩夏
メインアニメーター:笠原由博
アクション監修:柳隆太、稲田正輝
色彩設計:安部なぎさ
美術監督:堀越由美
美術設定:天田俊貴
背景:美峰
CG監督:吉田裕行
CG制作:白組
撮影監督:岡﨑正春
編集:三嶋章紀
音響監督:明田川仁
音響効果:小山恭正
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
音楽プロデューサー:山内真治
音楽制作:アニプレックス
企画:岩上敦宏、徳田直巳、春山ゆきお
チーフプロデューサー:三宅将典、高林初、野瀬和也
プロデューサー:中山信宏、清瀬貴央、都真由
アニメーションプロデューサー:藤井翔太
制作統括:柏田真一郎、加藤淳、清田穣二
制作デスク:大山晃典
制作デスク補佐:吉田大樹
設定制作:田中めぐみ
2D制作:蔡香穂
制作:A-1 Pictures
製作:Project-86(ANIPLEX、KADOKAWA、BANDAI SPIRITS)