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『エアポート'75』の感想

『エアポート'75』
原題: Airport 1975
1974年
アメリカ合衆国

 

ジョージ・シートン監督『大空港』(1970)から始まるエアポートシリーズの第2作。『大空港』はディザスター映画の黄金時代(1970年代)の始まりの映画とされている。
1990年代後半にCGIの進歩で再びディザスター映画が製作/制作されるようになった。

おもしろい。
副機長と航空機関士が死亡、機長は失明。客室乗務員のナンシーが、無線でパイロットの指示を聞きながら操縦する。
飛行機の通信設備が壊れて無線が途絶える。別の客室乗務員が、意識を取り戻した機長に指示を仰ぐ。
パイロットのアランが飛行機に乗り移り操縦。

アランが操縦を始めた後、心配性の乗客がコクピットに入り込むが、今ならハイジャック犯の疑いで拘束されるね。

雪山と青空の風景が美しい。ネガティブフィルムを現像して、カラータイミングで調整していた時代。現在はデジタルカラーグレーディングによる極端な色彩演出の作品も多い。

本編中に不自然なカット編集があった。

 

 

 

 

キャスト

アラン・マードック: チャールトン・ヘストン, 納谷悟朗
ナンシー・プライア: カレン・ブラック, 鈴木弘子
スティシー: エフレム・ジンバリスト・Jr., 黒沢良
ヘレン・パトローニ: スーザン・クラーク, 杉田郁子
シスター・ルース: ヘレン・レディ. 池田昌子
スコット・フリーマン: ダナ・アンドリュース, 穂積隆信
ジャニス・アボット: リンダ・ブレア, 横沢啓子
ミセス・アボット: ナンシー・オルソン, 沢田敏子
アレクサンダー少佐: エド・ネルソン, 野島昭生
ジュリオ: エリック・エストラーダ, 富山敬
ユリアス: ロイ・シネス, 伊武雅刀
ジョー・パトローニ: ジョージ・ケネディ, 若山弦蔵
スワンソン: グロリア・スワンソン, 中西妙子
ウィニー: リンダ・ハリソン, 恵比寿まさ子
サム: ジェリー・スティラー, 緑川稔
シスター・ベアトリス: マーサ・スコット, 中村紀子子
ディバニー夫人: マーナ・ロイ, 水城蘭子
バーニー: シド・シーザー, 早野寿郎

 

スタッフ

監督: ジャック・スマイト
脚本: ドン・インガルス
製作: ウィリアム・フライ
撮影監督: フィリップ・ラスロップ
編集: J・テリー・ウィリアムズ
音楽: ジョン・カカバス
製作会社: ユニバーサル・ピクチャーズ
配給: ユニバーサル映画