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『フライト・クルー』感想

『フライト・クルー』
原題:Экипаж
英語題名: Flight Crew
製作年:2016年
製作国:ロシア

 

 

作品について

ニコレイ・レベデフ監督。ラテン文字では Nikolai Igorevich Lebedev、キリル文字では Николай Игоревич Лебедев。

ロシア連邦で2番目に製作されたディザスター映画。

Alexander Naumovich Mitta (Алекса́ндр Нау́мович Митта́) 監督 "Экипаж"("Air Crew")(1980) が原作。ソビエト連邦で初めて製作されたディザスター映画。アメリカのジョージ・シートン監督『大空港』(1970)など『エアポート』シリーズに影響を受けたらしい。

 

 

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感想

原作映画は、アエロフロートのツポレフ Tu-154 が、アジアの山岳地帯にあるという設定の架空の都市 Bidri に着陸した直後に大地震が起き、市民を救助するという話らしい。リメイクでは、アリューシャン列島の Kanwoo 島で火山の噴火が起き、住民を救助するため島に向かうという話。

 

2001年以降はコクピットのセキュリティが厳重になって、客室乗務員でも簡単には入れないようになっていると聞いていたが、この映画では結構ザル。

不祥事をネットに書かれる、動画を上げられるという台詞があったので近年の設定のようだ。

女性パイロットに対して文句を言ったり揶揄したりする乗客がいるらしい。

原作映画が影響を受けたというアメリカの『エアポート』シリーズは1970年代。ジャック・スマイト監督『エアポート'75』で事故により機長が重傷を負い、副操縦士航空機関士が死亡し、主任客室乗務員の女性がボーイング747教官の指示を聞きながら操縦していることに対し、乗客の1人がもごもご言っていた。

films.hatenablog.com

女性パイロットは男性に比べてまだまだ少ないが、女性だからと文句を言うのが理解できない。実力があるから、厳しい試験を突破して選ばれている。

 

 

キャスト

アレクセイ・グシチン:ダニーラ・コズロフスキー(庄司然)
レオニード・ジンチェンコ:ウラジミール・マシコフ(西垣俊作)
アレクサンドラ:アグネ・グルダイト(北村幸子)
シェスタコフ:セルゲイ・ガザロフ(菊池康弘)
ニコライ:セルゲイ・シャクロフ(真田雅隆)
ミハイル:ヴァシリ・ミシュチェンコ(佐々木祐介)
ピーター:オレグ・フォミン(高橋ちんねん)
アンドレウ:セルゲイ・ケンポ(長谷部忠)
イリーナ:エレナ・ヤコヴレワ(野々山恵梨)
ビクトーリヤ:カテリーナ・シェピツァ(齊藤静香)
バレラ・ジンチェンコ:セルゲイ・ロマノヴィッチ(藤間つよし)

※その他の日本語吹替:一花さくら、御子神孝次、一ノ瀬和也、山川龍聖、水瀬七海、阿部菜月、久保井美沙希、水嶋咲菜、井戸ゆい、西田俊輔、木倉康孝、古川誠哉、齋藤寿、三好貴也、吉岡貢嗣、酒井孝子、三枝五郎八、藤井麻衣、小牧里菜、砂哉あすみ、柘植れいか 

 

 

スタッフ

監督:ニコレイ・レベデフ
脚本:ティホン・コルネヴ、ニコレイ・クリコフ、ニコライ・レベデフ、ユーリー・コロトコフ、アレクセイ・オニシチェンコ
原作:アレクサンドル・ミッタ監督"Экипаж"("Air Crew")
製作:レオニード・ヴェレシチャーギン、アントン・ズラトポルスキー、ニキータ・ミハルコフ
撮影:アイレク・ハートウィッツ
編集:コンスタンティン・ラルチェンコ
音楽:アルテム・ヴァシリエフ
製作会社: Three T Productions、ロシア1
配給:Central Partnership (ロシア)、インターフィルム (日本)