『ダンス・ダンス・ダンスール』第10話「都は、あいつの側に……いてやんなきゃ」
作品について
ジョージ朝倉さんの漫画が原作。バレエが題材。
感想
おもしろい。
流鶯の掘り下げにとどまらず、森家や五代家の歴史をたどる話。
都にまた来てもらうために、祖母の薬を大量に飲むよと脅す。流鶯、恐ろしい子。
小鶴さんは流鶯を精神的に支配している。
小鶴さんは真鶴さんしか見ていない。小鶴さんにとって流鶯は真鶴さんの代替品、というよりも投影先。
「何か余計なことまで話してしまった」。潤平に流鶯の話をするうちに都の本心が漏れてしまった。
次回が最終話。終わってしまうのが残念。
演出
千鶴さんが小鶴さんと玄関ポーチで話しているカットは、首が切断されているレイアウト。また小鶴さん、千鶴さん、幼い都が手すりの柱の隙間にピッタリおさまっている。フレーム内フレーム。雁字搦めになっていることを表している。
虐待シーンは直接の描写を避けている。赤い背景に黒いシルエットのカットなど。
『眠れる森の美女』、別名『茨姫』。森家は流鶯を閉じ込めるための鳥籠。
サブタイトルにもなっている「都は、あいつの側に……いてやんなきゃ」という言葉を潤平が都に言った後、バスの手すりが2人の間を引き裂く。
海辺でのlighting、光と影の使い方がいい。幻想的。演出プランに沿って、背景美術と撮影で画作りしている。
TVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』第10幕ご視聴ありがとうございました。
— 秋山 健太郎(スタジオパブロ) (@studio_pablo) 2022年6月10日
流鶯の笑顔が一層まぶしく感じるお話でした。
海辺は演出指示で2パターン描いています。
美術を一部ご紹介
・ 流鶯の部屋の外
・ 流鶯のハーモニー
・ 海辺のボード ノーマル
・ 同 ハイキー#ダンスール pic.twitter.com/TSijW98fud
相澤伽月さん(相澤昌弘さん)は凄腕のアニメーターだけど、演出も上手いんだよね。監督としては、制作現場がいろいろあったこともあって残念だったけど。
CD
Blu-ray Disc
キャスト
村尾潤平:山下大輝
森 流鶯:内山昂輝
五代 都:本渡 楓
安田海咲:天﨑滉平
田倉大和:西山宏太朗
生川夏姫:福圓美里
姫乃小路 寿:井之上潤
五代千鶴:浅野まゆみ
生川綾子:中友子
中村:子安武人
妻村:杉山佳寿子
村尾潤平 幼少期:潘めぐみ
森流鶯 幼少期:松田利冴
相良兵太:山口竜之介
相良兵太 幼少期:鷄冠井美智子
黒島:奈良平愛実
森 真鶴:堀江由衣
森 小鶴:伊倉一恵
モーションアクター
村尾潤平:井福俊太郎
森 流鶯:秋元康臣
五代 都:秋山瑛
生川夏姫:足立真里亜
第10話スタッフ
脚本:成田良美
絵コンテ:相澤伽月
演出:清水久敏、大谷肇
バレエパート絵コンテ:大谷肇
総作画監督:長谷川ひとみ、清水空翔
総作画監督補佐:黒岩裕美
バレエ作画監督:桑原剛
作画監督:迫江沙羅、早乙女啓、高乗陽子、亀谷響子、日向正樹、星野真澄、川元まりこ、高橋万帆
作画監督補佐:旅猫あずき、袴田裕二、齊田恵瑠
カラーコーディネーター:石川佳代子
プロップデザイン:川元まりこ
サブキャラクターデザイン:りお
挿入曲
「四季」
第4曲(4月松雪草)Op.37b
作曲:Peter Ilyich Tchaikovsky
演奏:滝澤志野
(新書館 DanceCD)
挿入曲
「白鳥の湖」より
“オディールのヴァリエーション”
“終曲”
作曲:Peter Ilyich Tchaikovsky
演奏:サンクトペテルブルク放送交響楽団
(新書館 DanceCD)
メインスタッフ
原作:ジョージ朝倉
監督:境宗久
副監督:清水久敏
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン:長谷川ひとみ
総作画監督:長谷川ひとみ、小美野雅彦、黒岩裕美
振付:宝満直也
バレエ監修:阿部さや子
バレエ演出:大谷肇
バレエ作画監督:桑原剛、小笠原篤
色彩設計:田辺香奈
美術監督:藤野真里
3DCGディレクター:鷲田知子
撮影監督:八木まどか
編集:長坂智樹
音響監督:境宗久
音響効果:森川永子
音楽:未知瑠
音楽制作:クリーク、DMM music
プロデューサー:岡田昭彦、内山雄太、亀井博司
アニメーションプロデューサー:小川崇博
制作デスク:脇優梨子
設定制作:一色恒佑、石川安寿
制作:MAPPA
製作:ダンス・ダンス・ダンスール製作委員会(DMM pictures、小学館、MBS)
企画:鶴田直一、岡本順哉、大塚学
製作:村中悠介、久保雅一
原作協力:石田貴信、垣原英一郎、満留綾子、正岡昇
アソシエイトプロデューサー:木村誠
アシスタントプロデューサー:平木稜子、梅田ひとみ
選曲:茅原万起子
効果助手:佐藤理緒
録音:阿部智佳子
録音助手:川村紗穂
音響制作担当:岡田拓郎、好永伸郎
音響制作:dugout
編集スタジオ:ジェイ・フィルム
編集助手:木村里紀
オンライン編集スタジオ:キュー・テック
オンライン編集:清原一樹、原田瑞希
オンライン編集デスク:髙松希
スタジオ作画管理チーフ:大井川亮
東京スタジオ:芦野義人
仙台スタジオ:坂井憲興、岡本卓也、山本紗也
仙台スタジオ制作事務:荒川みな美、三嶋由美子
プロダクションコーディネーター:Pornpitra Tunanunkul
CG進行:長瑞希