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『ファースト・デイ わたしはハナ!』第1話感想

『ファースト・デイ わたしはハナ!』第1話「新学期はドキドキ...」
原題:First Day series 1 episode 1
製作年:2020年
製作国:オーストラリア

 

 

作品について

オーストラリア放送協会の子ども向けチャンネルABC Meで、2020年3月30日から4月2日にかけて放送されたミニシリーズのドラマ。シリーズ2の製作が決定している。もともとは2017年放送の短編映画。短編映画の内容を下敷きに全4話に仕立て直した。

en.wikipedia.org

Australian Children's Television Foundationが、『ファースト・デイ』の短編映画を学校教育で使う際のガイドブックを公開している。(PDFファイル)

NHK Eテレが2021年6月4日から6月25日にかけて毎週放送する。

www.nhk.jp

日本とは異なり、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどでは、放送と番組制作が分離していることが多い。テレビ局は自社の従業員を使って番組を制作しない(報道番組以外)。製作会社が資金調達してコンテンツを製作する。ネットワークは番組を放送するだけ。著作権は製作会社のもの。『ファースト・デイ』はEpic Filmsが著作権保有している。

 

 

あらすじ

トランスジェンダーの少女ハナ・ブラッドフォードがハイスクール(日本の中学校・高校に相当)に入学する。今まではトーマスという名前の男の子として生きてきたが、外で初めて女の子として過ごす。

思春期の社会的な問題や個人的な問題、ジェンダーアイデンティティのプレッシャーと向き合う。

 

 

感想

秘密を守ることに「見返りは?」と、生々しい。複数のトランスジェンダーの人の実体験を昇華して書いていそう。

 

 

製作

ハナを演じたイーヴィー・マクドナルドも、男として生まれた少女。

脚本家兼監督のジュリー・カルセフは、トランスジェンダーティーンの物語を通して、LGBTQIA+ コミュニティへの理解が深まればと考えた。

 

南オーストラリア州アデレード大都市圏の東部、シティ・オブ・ノーウッド・ペインハム・アンド・セントピーターズの郊外、Marryatvilleにある、Marryatville High Schoolで撮影された。

 

 

キャスト

ハナ・ブラッドフォード:イーヴィー・マクドナルド(井手上漠)
アマンダ・ブラッドフォード:ジョー・ハント(佐々木優子)
ミズ・フレイザー(先生):ブレンナ・ハーディング(佐古真弓)
ミスター・グエン(校長):アンソニー・ブランドン・ウォン
ティーヴ・ブラッドフォード:マーク・サトゥルノ(志村知幸)
ジャック・ブラッドフォード:イーサン・ギフォード(古沢勇人)
リビア:エレーナ・リュー(工藤優)
ナタリー:ナンディーニ・ラジャゴパル(前野えま)
ジャスミン:アーウェン・ダイヤモンド(青木樹)
イザベラ:イザベル・バーメスター(飯野美紗子)
サラ:ジェイク・チャイルズ

 

 

スタッフ

監督:ジュリー・カルセフ(Julie Kalceff)
脚本:ジュリー・カルセフ(Julie Kalceff)
製作総指揮:Jan Stradling for ABC, Bernadette O'Mahony for ACTF
製作:Kirsty Stark, Kate Croser
共同プロデューサー:Kate Butler, Julie Kalceff
撮影監督:Meg White
編集:Christine Cheung
音楽:Michael Lira
製作会社:Epic Films, Kojo Entertainment, Screen Australia
配給:Australian Children's Television Foundation

https://www.imdb.com/title/tt10614090/