映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『トリコロール 白の愛』感想

トリコロール 白の愛』
原題:"Trois Couleurs: Blanc"
ポーランド語題名:"Trzy kolory. Biały"
英語題名:"Three Colours: White"
製作国:フランス、ポーランド、スイス
言語:フランス語、ポーランド
製作年:1993年
公開日:1994年1月26日(フランス)、1994年2月4日(スイス)、1994年2月25日(ワルシャワ)

 

 

作品について

クシシュトフ・キェシロフスキ監督。

トリコロール』三部作の第2作。フランスの国旗「トリコロール」の3色が表わす「自由、平等、友愛」をモチーフにしている。

ドラマ映画。

 

 

Amazon

トリコロール/白の愛(字幕版)

トリコロール/白の愛(字幕版)

  • ズビグニエフ・ザマホフスキ
Amazon

DVDは廃盤。

 

 

感想

トリコロール 青の愛』(1993)は家族を交通事故で亡くした女性の物語。『トリコロール 白の愛』は離婚した男性の物語。

films.hatenablog.com

フランスの国旗「トリコロール」の白色が表す「平等」。『白の愛』は主人公が元妻に復讐する話だけれど、この映画のどこが、モチーフである「平等」なのか理解できない。

カロルは離婚によって、銀行口座もパスポートも、運営していた理髪店も失う。

ポーランドEUに加盟したのは2004年5月1日。それ以前はフランスを含むEU加盟国とポーランドの国境には出入国管理や税関があり、往来はパスポートが必要だった。

カロルはミコワイの手引きで、故郷ポーランドに密航する。トランクに隠れて航空機に侵入したら、ポーランドの空港職員にトランクごと盗まれる。外国の空港での盗難はよくある。

 

フランスでは、銀行の道路に面した外壁にATMが埋め込まれている。映画などで描かれることがある。

 

『青の愛』にドミニクとカロルがカメオ出演していた。

 

 

キャスト

カロル・カロル - ズビグニェフ・ザマホフスキ
ドミニク・ヴィダル - ジュリー・デルピー
ミコワイ - ヤヌシュ・ガヨス
ユーレク - イエルジー・スチュエル
Monsieur Bronek - イェジ・トレラ

 

 

スタッフ

監督:クシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)
脚本:クシシュトフ・ピエシェヴィッチ(Krzysztof Piesiewicz), クシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)
製作:マラン・カルミッツ(Marin Karmitz)
製作総指揮:イヴォン・クレン(Yvon Crenn)
撮影監督:エドワード・クロシンスキー(Edward Kłosiński)
美術監督:Claude Lenoir
衣装:Virginie Viard
編集:Urszula Lesiak
録音:Jean-Claude Laureux, Brigitte Taillandier
調整:William Flageollet
音響効果:Jean-Pierre Lelong
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル(Zbigniew Preisner)
助監督:Julie Bertuccelli, Emmanuel Finkiel, François Azria
製作会社:MK2 Productions, CED Productions, France 3 Cinéma, CAB Productions, Tor Film Production, Canal+, Eurimages
配給:MK2 Diffusion

配給(日本):KUZUIエンタープライズ (1994年7月9日公開)、ビターズ・エンド (2003年3月13日公開)
http://www.formatmedia-kc.com/