『鋼の錬金術師』(2017)感想 - 映画の後には紅茶とお菓子を

『鋼の錬金術師』
製作年：2017年
製作国：日本

荒川弘さんの名作漫画が原作。

『鋼の錬金術師完結編復讐者スカー』『鋼の錬金術師完結編最後の錬成』がそれぞれ2022年5月20日と2022年6月24日に公開予定。

悪くはなかった。でも原作漫画にも、水島精二監督の2003年版テレビアニメ及び2005年版アニメ映画にも、入江泰浩監督の2009年版テレビアニメにも、村田和也監督の2011年版アニメ映画にも遠く及ばない。

ストーリーを詰め込みすぎ。その一方で2時間の映画にするため、原作から改変しすぎ。メディアの違いに合わせたアレンジの範疇を超えている。

VFXはよかった。流石、曽利文彦監督とOXYBOTだね。StealthWorksがエフェクト制作したらしい。

登場人物の役柄に合っていない出演者が多い。コスプレの域を出ない。エンヴィーはイメージに合っていたし上手いしよかった。

エドとアルが別行動で、アルがあまり出てこないのは、VFXのコストの都合もあるのでは？

OXYBOTは日本のVFX業界で優れた制作会社の1社だったけれど、2022年4月1日にTBSアクトに吸収合併されたのか。

日本の実写映画や実写テレビシリーズでは珍しくVFX breakdownが公開されていた。

視覚効果スーパーバイザー松野忠雄さんのインタビュー記事。

エドワード・エルリック：山田涼介(幼少期：髙橋來)
アルフォンス・エルリック：水石亜飛夢(幼少期：星流)
ウィンリィ・ロックベル：本田翼
ロイ・マスタング：ディーン・フジオカ
 リザ・ホークアイ：蓮佛美沙子
エンヴィー：本郷奏多
ティム・マルコー：國村隼
コーネロ教主：石丸謙二郎
グレイシア・ヒューズ：原田夏希
 トリシャ・エルリック：平田薫
グラトニー：内山信二
マリア・ロス：夏菜
ショウ・タッカー：大泉洋(特別出演)
ニーナ・タッカー：横山芽生
マース・ヒューズ：佐藤隆太
ハクロ将軍：小日向文世
ラスト：松雪泰子

原作：荒川弘
監督：曽利文彦
脚本：曽利文彦、宮本武史
製作：高橋雅美、松浦克義、藤島ジュリーK.、井上肇、吉崎圭一、大村英治、岩上敦宏、細野義朗、髙橋誠、荒波修、宮崎伸夫、河合俊明
エグゼクティブプロデューサー：濱名一哉
プロデューサー：葭原弓子
協力プロデューサー：丸山博雄
ラインプロデューサー：吉田浩二
撮影：橋本桂二
照明：石田健司
美術：清水剛
装飾：岩井健志
衣装デザイン：西原梨恵
編集：洲崎千恵子
録音：田中博信
音響効果 / 整音：笠松広司
音楽：北里玲二、森悠也、高橋哲也、諸橋邦行
主題歌：MISIA「君のそばにいるよ」(アリオラジャパン)
VE：阿久津守
VFX：松野忠雄
監督補：副島宏司
助監督：原田健太郎
記録：甲斐哲子
制作担当：坪内一
企画・制作プロダクション：OXYBOT
製作幹事・配給：ワーナー・ブラザース映画
製作：映画「鋼の錬金術師」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画(ワーナーブラザースジャパン)、スクウェア・エニックス、ジェイ・ストーム、パルコ、電通、毎日放送、SDP(スターダストピクチャーズ)、WOWOW、アニプレックス、KDDI、GYAO、朝日新聞、OXYBOT)