『聖杯たちの騎士』
原題:"Knight of Cups"
製作年:2014年
製作国:アメリカ合衆国
公開日:2015年2月8日(ベルリン国際映画祭)、2016年3月4日(アメリカ)
作品について
テレンス・マリック監督・脚本。
実験映画。ドラマ映画。
メインスタッフは『ソング・トゥ・ソング』(2017)を続けて撮影した。
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BD/DVDは廃盤。
感想
タロットカードがモチーフ。
題名は小アルカナにおける聖杯の騎士からとられている。
映画は全部でプロローグと8章で構成されている。全8章のうち第7章までは大アルカナから名づけられている。それぞれ主人公と登場人物の関係性を暗示している。
第1章「月」 - デラ
第2章「吊された男」 - 兄バリーと父ジョセフ
第3章「隠者」 - トニオ
第4章「審判」 - 元妻ナンシー
第5章「塔」 - ヘレン
第6章「女教皇」 - カレン
第7章「死神」 - エリザベス
第9章「自由」 - イザベル
主人公リックはロサンゼルス在住の成功した脚本家だが、空っぽの人生だと感じている。
エマニュエル・ルベツキ撮影監督だけあって、映像は綺麗。
実験映画と言うほどには意味不明な映像はないが、ストーリーがおもしろくない。まあテレンス・マリック監督におもしろい物語を期待しても無駄だけど。
洗練された官能。
キャスト
リック - クリスチャン・ベール(加瀬康之)
ナンシー - ケイト・ブランシェット(野首南帆子)
エリザベス - ナタリー・ポートマン(小若和郁那)
ジョセフ - ブライアン・デネヒー(佐々木敏)
トニオ - アントニオ・バンデラス(藤井隼)
バリー - ウェス・ベントリー(小田柿悠太)
イザベル - イザベル・ルーカス(大井麻利衣)
カレン - テリーサ・パーマー(ミルノ純)
デラ - イモージェン・プーツ(藤田奈央)
ツァイトリンガー神父 - アーミン・ミューラー=スタール(尾花かんじ)
ヘレン - フリーダ・ピント(横山友香)
ルース - チェリー・ジョーンズ
スコット - ニック・オファーマン(こばたけまさふみ)
ポール - デイン・デハーン
トム - トーマス・レノン
エロル - ヨエル・キナマン
ジョニー - ジェイソン・クラーク
カティア - カティア・ウィンター
ニッキー - ニッキー・ウィーラン
ジム - シェー・ウィガム
ライアン - ライアン・オニール
ジョー - ジョー・マンガニエロ
ハーブ - マイケル・ウィンコット(山本満太)
ガス - ケヴィン・コリガン
ナレーター - ベン・キングズレー
スタッフ
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
製作:ニコラス・ゴンダ、サラ・グリーン、ケン・カオ
製作総指揮:Glen Basner, Tanner Beard
撮影監督:エマニュエル・ルベツキ
編集:ジェフリー・リッチマン、キース・フラース、A・J・エドワーズ
音楽:ハナン・タウンゼント
製作会社:Dogwood Films, FilmNation Entertainment, Waypoint Entertainment
配給:Broad Green Pictures
提供:日活、東京テアトル、ヨアケ
配給(日本):東京テアトル
(2016年12月23日公開)
プロダクションデザイン:Jack Fisk
美術監督:Ruth De Jong, Sebastián Silva
セットデコレーション:Beauchamp Fontaine
衣装デザイン:Jacqueline West
Second Unit Director of Photography: Paul Atkins
Sound Mixer: Susumu Tokunow
Sound Designer: Joel Dougherty
Re-Recording Mixer: Joel Dougherty
Supervising Sound Editor: Joel Dougherty
Visual Effects by Rez-Illusion
Visual Effects Supervisor: Jamison Scott Goei
Visual Effects Producer: Mark Maccora