映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『薬屋のひとりごと』第12話感想

薬屋のひとりごと』第12話「宦官と妓女」

 

 

作品について

日向夏さんのライトノベルが原作。

 

kusuriyanohitorigoto.jp

 

 

感想

おもしろい。

猫猫と壬氏の勘違いが上手い。

猫猫は、緑青館に戻ればやり手婆に「確実に売り飛ばされる」と考えた。つまり妓女として水揚げさせられると。

李白からの簪を使って一時帰郷したとき、壬氏はたいそうショックを受けていた。純潔の危機だと猫猫が言えば、壬氏は確実に後宮に留めていただろう。

「なら、俺が買ってやろうか」と。壬氏は猫猫の処女をご所望。

壬氏は猫猫をお買い上げ。身請け。

 

冬、雪が降る。放送・配信の時期と合っている。

第13話は2024年1月6日に放送。年末年始の特別編成。

 

 

演出

書類上の実家が商家になっていたので風明関連で処分されるのではと危惧した猫猫が、壬氏を探して後宮内を走り回る。レイアウトで猫猫の芝居とカメラの動きをを決めて、撮影工程でカメラの動きをつけている。第1話で猫猫が花街を走っていたシーンよりも、カメラの動きが大きい。

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お化粧の日常芝居が上手。第5話は脚本・演出上の都合で、猫猫の顔立ちの良さのインパクトを出すため、お化粧の描写を省いていた。もっともオープニングアニメーションでネタバレしていたが。

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第6話の園遊会では止め絵を混ぜながら踊りや楽器演奏の一部カットは動かしていたが、第12話でも同様。基本は動画枚数を抑える方針か。

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長沼範裕監督は第1クールの12話中7話で絵コンテを切った。監督としてたくさんの打ち合わせと膨大な量のチェックをこなしながらにしては多いね。

 

 

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キャスト

猫猫(マオマオ):悠木碧
壬氏(ジンシ):大塚剛央
高順(ガオシュン):小西克幸
玉葉妃(ギョクヨウ):種﨑敦美
梨花妃(リファ):石川由依
里樹妃(リーシュ):木野日菜
阿多妃(アードゥオ):甲斐田裕子
小蘭(シャオラン):久野美咲
紅娘(ホンニャン):豊口めぐみ
桜花(インファ):引坂理絵
貴園(グイエン):田中貴子
愛藍(アイラン):石井未紗
梅梅(メイメイ):潘めぐみ
白鈴(パイリン):小清水亜美
女華(ジョカ):七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
漢羅門(カン・ルォメン):家中宏
李白(リハク):赤羽根健治
やぶ医者:かぬか光明
皇帝:遠藤大智
河南(カナン):庄司宇芽香
杏(シン):木下紗華
風明(フォンミン):日高のり子
ナレーション:島本須美

 

 

第12話スタッフ

脚本:千葉美鈴
絵コンテ:長沼範裕
演出:横野光代

総作画監督:中谷友紀子、中嶋敦子宮井加奈
作画監督:鈴木春香、小島えり、金元会

 

 

メインスタッフ

原作:日向夏
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼範裕
副監督:筆坂明規
シナリオ統括:柿原優子
キャラクターデザイン:中谷友紀子
サブキャラクターデザイン:長森佳容宮井加奈
プロップデザイン:ヒラタリョウ、みき尾
色彩設計:相田美里
美術監督:髙尾克己
撮影監督:石黒瑠美
CGIディレクター:永井有
2Dデザインワークス:南條楊輔
編集:今井大介
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音楽:神前暁、Kevin Penkin、桶狭間ありさ
音楽プロデューサー:小林健
劇中音楽制作:東宝ミュージック
エグゼクティブプロデューサー:山中一孝
チーフプロデューサー:高橋敦司、武井克弘
プロデューサー:菱山光輝、平原唯灯、川村文、森下勝司、武藤大司、岡本順哉、藤村智子
アニメーションプロデューサー:稲垣敬文、正田聡史
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会(東宝日本テレビ放送網、イマジカインフォス、OLM電通小学館スクウェア・エニックス)

 

製作:大田圭二、佐藤貴博、前田起也、釜秀樹、守屋光春、沢辺伸政、阿部隆二
原作協力:「ヒーロー文庫」編集部、高原秀樹
アソシエイトプロデューサー:岩田誉生、尾上太基、蛯名涼
宣伝プロデューサー:石川朱里

プロダクションマネージャー:吉澤隆
制作担当:住友英司
制作デスク:和田愛
設定制作:谷元麻佑