映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『薬屋のひとりごと』第9話感想

薬屋のひとりごと』第9話「自殺か他殺か」

 

 

作品について

日向夏さんのライトノベルが原作。

 

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感想

おもしろい。

お酒に目がない猫猫。年齢制限の法案を通さないでと壬氏に懇願。

P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」の新作映画、吉原正行監督『駒田蒸留所へようこそ』がおもしろかった。ウィスキーの蒸留所が舞台。

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演出

画面の色彩に気を使っている。堀から遺体が発見されたシーンでは灰色、猫猫が壬氏に話をしている間に夕焼けがどんどん赤くなっていく。

長沼範裕監督は『薬屋のひとりごと』の画作りについて語っている。

余韻とおっしゃいましたが、アニメだけが唯一表現できる、他の媒体と違うものって「絵が動く」ことですよね。動くからこそ、その「間」と「色」、そして「音」を、自分の中ではいちばん大事に表現しているんです。

(中略)

表現方法を固定しないことが、とても重要だと思っています。アニメの世界には、固定概念が多いんです。たとえば、夕方の空の画面は赤で、というのが記号としてある。なので、なるべくそれに囚われない表現に挑戦しています。『薬屋のひとりごと』に関して言えば、「夕方」だけでも基本色が5色あるんです。なおかつ、その5色を基準にして、キャラクターの感情に沿った色や天候の表現に派生していくので、10色ぐらいあるんじゃないかな。そういったこだわりで、光や空気感を表現しています。

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色のニュアンスに意味を持たせる。映画の演出や撮影(cinematography)、美術や衣装やメイクアップやヘアスタイリング、そしてポストプロダクションのカラーグレーディングの重要な要素の1つ。

長沼範裕監督が第9話の絵コンテを自分で切ったのは、この背景美術と色彩設計の演出意図をフィルムに反映させるためだったのだろう。

 

食事シーンと死のイメージのモンタージュ石井俊匡監督『86-エイティシックス-』第7話感想でも書いたが、食事は生と死を司る。生と死を対比させる映像演出は効果的。

シリーズ構成:大野敏哉、脚本:永井千晶、絵コンテ・演出:伊藤智彦作画監督:笠原由博、総作画監督川上哲也

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キャスト

猫猫(マオマオ):悠木碧
壬氏(ジンシ):大塚剛央
高順(ガオシュン):小西克幸
玉葉妃(ギョクヨウ):種﨑敦美
梨花妃(リファ):石川由依
里樹妃(リーシュ):木野日菜
阿多妃(アードゥオ):甲斐田裕子
小蘭(シャオラン):久野美咲
紅娘(ホンニャン):豊口めぐみ
桜花(インファ):引坂理絵
貴園(グイエン):田中貴子
愛藍(アイラン):石井未紗
梅梅(メイメイ):潘めぐみ
白鈴(パイリン):小清水亜美
女華(ジョカ):七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
漢羅門(カン・ルォメン):家中宏
李白(リハク):赤羽根健治
やぶ医者:かぬか光明
皇帝:遠藤大智
ナレーション:島本須美

 

 

第9話スタッフ

脚本:千葉美鈴
絵コンテ:長沼範裕
演出:是本晶

総作画監督:中谷友紀子、中嶋敦子宮井加奈長森佳容
作画監督中山和子、五十嵐俊介、白石悟、高橋紀子、兼子敬秀(兼子秀敬)、古池敏也、山田佳奈莉

制作協力:サンシャインコーポレーション

 

 

メインスタッフ

原作:日向夏
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼範裕
副監督:筆坂明規
シナリオ統括:柿原優子
キャラクターデザイン:中谷友紀子
サブキャラクターデザイン:長森佳容宮井加奈
プロップデザイン:ヒラタリョウ、みき尾
色彩設計:相田美里
美術監督:髙尾克己
撮影監督:石黒瑠美
CGIディレクター:永井有
2Dデザインワークス:南條楊輔
編集:今井大介
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音楽:神前暁、Kevin Penkin、桶狭間ありさ
音楽プロデューサー:小林健
劇中音楽制作:東宝ミュージック
エグゼクティブプロデューサー:山中一孝
チーフプロデューサー:高橋敦司、武井克弘
プロデューサー:菱山光輝、平原唯灯、川村文、森下勝司、武藤大司、岡本順哉、藤村智子
アニメーションプロデューサー:稲垣敬文、正田聡史
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会(東宝日本テレビ放送網、イマジカインフォス、OLM電通小学館スクウェア・エニックス)

 

製作:大田圭二、佐藤貴博、前田起也、釜秀樹、守屋光春、沢辺伸政、阿部隆二
原作協力:「ヒーロー文庫」編集部、高原秀樹
アソシエイトプロデューサー:岩田誉生、尾上太基、蛯名涼
宣伝プロデューサー:石川朱里

プロダクションマネージャー:吉澤隆
制作担当:住友英司
制作デスク:和田愛
設定制作:谷元麻佑