『ららら♪クラシック』「楽譜は語る バッハの職人気質」
放送
NHK Eテレが2021年1月8日(金)21:00-21:30に放送した。
出演
司会:高橋克典、石橋亜紗
解説:加藤昌則(作曲家・ピアニスト)、樋口隆一(音楽学者)
語り:勝生真沙子
演奏
『インヴェンション 第1番』
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
ピアノ:加藤昌則
『主よ、人の望みの喜びよ』
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
編曲:ユージン・オーマンディ
指揮者:レナード・スラット
演奏:NHK交響楽団
感想
バッハの有名な肖像画で、バッハが楽譜を手に持っていたことを知らなかった。楽譜は実際に演奏できる。音楽学術協会に入会した時に描かれたもので、入会するには作曲した楽譜を審査してもらうという厳しい試験があった。
カノンなので、1小節ずらし、さらに反転させて演奏する。すると美しい音楽が現れる。
『インヴェンションとシンフォニア』BWV 772-801
『インヴェンション 第1番』は、音楽家の教育に最適な作品。16分休符が1個と16分音符が7個(3個と4個)の小さなメロディーを様々に展開させることで楽曲に仕上げる。題名の通り「発想」が大事だということ。
『主よ、人の望みの喜びよ』は教会カンタータ『心と口と行いと生活で』BWV147 第10曲の通称。
既存の讃美歌に、新しい主旋律をつけ、隠し味としての音の流れを入れることで、華麗な音楽になる。