『Lapis Re:LiGHTs』第4話「Identity」
3DCG
この花は乙女「からくれ*ナイトフィーバー」
シミュレーション
振袖のクロスシミュレーション(cloth simulation)。布の物理シミュレーションはトライスラッシュのスタッフが行ったらしい。
ラピスリライツ無事放送されました。
— 遠藤誠 (@tri_slash_endo) 2020年7月25日
弊社社内スタッフが振袖のシュミレーションに苦労しておりました。
3D監督、リガースタッフ、お疲れさまでした!
【ラピスリライツ】この花は乙女「からくれ*ナイトフィーバー」(アニメサイズver)https://t.co/e3sJvdUKcy#ラピスリライツ #ラピライ
遠藤誠3DCGプロデューサーのツイートから、3Dスタッフはリグで試行錯誤したようだ。リグは3Dモデルを動かすために埋め込む骨格のようなもの。リギングの質次第で、アニメーターがキャラクターを魅力的にアニメートできるかどうかが決まる。
リギング
リグはキャラクターを動かすコントローラー。
この動画の3分17秒以降、ライオンの周囲に付いている、色つきの棒や輪っかなどがリグ。顔には表情筋などを動かすためのドットがある。
例えば、リグを使いキャラクターの手足の関節を曲げると、その周囲の筋肉や皮膚が連動して動く。
こっちの動画では、実際の完成映像に重ね合わせているのでよりわかりやすい。
振袖
振袖は、踊り子たちが踊りをより優雅に見せるために考案したと言われている。また躍動感や、感情表現も伝えられるようにと。
和装で肩出しや胸元まで肌を露出させるのは下品とされている。
ツバキ、ナデシコ、カエデの三姉妹はこの衣装デザインが好きなの?
絵柄
扇子や和服の絵柄はテクスチャーで作っているから、レンダリングを行うと、動きや形状に合わせて絵柄も変化する。
かつてセル画をフィルム撮影していた時代、手描き作画ではキャラクターの動きに合わせて着物の絵柄を動かすなんて無理だったが、デジタル撮影の技術が向上したので、今では衣装の細かい柄を貼り込むことができる。
作中に登場する本、雑誌、新聞、書類などの文面も貼り込みによるもの。ページをめくる芝居でも対応できる。
撮影
撮影(デジタルコンポジット)とビジュアルエフェクトも良い。
スタッフ
キャラクターモデリングは株式会社萌の副島貴大さん、田島祐樹さん、齊藤翔大さん、木村貴之さん。
3DCGアニメーションは、ライブシーンモーションキャプチャーも担当しているグリオグルーヴ アニマロイドチームによるもの。関根雅史さん、奥野拓真さん、池嶋章悟さん、川﨑涼雅さん。