映画の後には紅茶とお菓子を

百合とアニメと映画の感想

『ニュー・シネマ・パラダイス』(国際版): 名作映画

ニュー・シネマ・パラダイス』(国際版)
原題: Nuovo Cinema Paradiso
製作年:1988年
製作国:イタリア
上映時間:124分

 

 

作品について

ジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画愛にあふれており、多くの映画ファンに愛されている。

エンニオ・モリコーネの音楽とともに親しまれている。

 

NHK

NHK総合が珍しく映画を放送。昭和時代はNHK総合でも映画を放送していたらしいけれど、現在はNHK BSで放送しているのでNHK総合では映画はほぼない。かつてはNHKも独自の吹き替え版を制作していたようだ。

2020年7月6日にエンニオ・モリコーネが死去したので、NHK総合が追悼も込めて年末の12月29日(30日)深夜に放送。

www2.nhk.or.jp

 

 

Amazon Prime Video

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

感想

題名と音楽は知っていたけれど、観たことはなかった。初めて観た。

名作映画。

 

映写技師のアルフレードおじいさんと男の子トト(サルヴァトーレ)が仲良くなる。男の子がおじいさんの後を継ぐ。王道。

映写技師は子どもの仕事ではないよ、君は他に夢を見つけなさい、とアルフレードが8歳のトトに語っているシーン。ショットが切り替わると、トトは10代の青年に成長している。なんだかんだ言ってアルフレードはトトを愛している。アルフレードとトトが何年もの間一緒に過ごしたこと、映写技師をしていることを示唆している。

 

エレナはトトのことを考えて身を引いた。エレナの自己満足とも解釈できるけれど。結果的にトトはシチリア島の村を出て、映画監督として大成した。

 

トトがアルフレードの形見のフィルムを観終わったところで、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』も終わる。

 

 

マイケル・ラドフォード監督『イル・ポスティーノ』(1994)もいい映画。

 

 

上映時間

3つのバージョンがある。
オリジナル版:155分
インターナショナル版:124分
ディレクターズ・カット版:173分

インターナショナル版と、オリジナル版及びディレクターズ・カット版とでは、主題が大きく異なる。インターナショナル版は映画館「パラダイス座」が物語の中心なのに対し、オリジナル版及びディレクターズ・カット版は主人公の人生が深く描かれている。

映像編集でストーリーが大きく変わるという一例。編集は演出である。

自分自身で編集をする映画監督が大勢いるくらい、編集は大事な工程。

 

 

キャスト

サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(少年期):サルヴァトーレ・カシオ;亀井芳子
サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(青年期):マルコ・レオナルディ;鳥海勝美
サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(中年期):ジャック・ペラン;小川真司
アルフレードフィリップ・ノワレ久米明
エレナ(若年期):アニェーゼ・ナーノ;鈴鹿千春
エレナ(中年期)※DC版のみ:ブリジット・フォッセー; - 、鈴木弘子
マリア(中年期):アントネラ・アッティーリ;吉田理保子塩田朋子
マリア(壮年期):プペラ・マッジオ;京田尚子
神父:レオポルド・トリエステ富山敬、佐古正人
ボッチャ(少年期)
ボッチャ(若年期)
ボッチャ(中年期)
スパッカフィーコ(パラダイス座支配人):エンツォ・カナヴェイル;増岡弘
イグナチオ(劇場の案内人):レオ・グロッタ;江原正士
アンナおばさん:イサ・ダニエリ;秋元千賀子
鍛冶屋:タノ・チマローサ;藤本譲
広場をうろつく男:ニコラ・ディ・ピント;千田光男

 

フジテレビ版 - インターナショナル版(劇場版)、デジタル・レストア・バージョンBD(2016年4月6日発売)、パイオニアLDCの旧DVD(2000年8月11日発売)収録
初回放送:1993年3月6日(土)フジテレビ 『ゴールデン洋画劇場』
演出:山形淳二(フジテレビ)
翻訳:宇津木道子
調整:栗林秀年
効果:関根正治
録音:鷹野豊
制作担当:広瀬洋子(ザックプロモーション)

ソフト版 - 完全オリジナル版DVD&BD収録
プロデューサー:細谷衣里(アスミック・エース・エンタテインメント)
演出:松岡裕紀
翻訳:金丸美南子
調整:荒井孝
制作:アスミック・エース・エンタテインメント、ACクリエイト

 

 

スタッフ

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
製作:フランコ・クリスタルディ、ジュゼッペ・トルナトーレ
製作総指揮:ミーノ・バルベラ
音楽:エンニオ・モリコーネアンドレア・モリコーネ
撮影:ブラスコ・ジュラート
編集:マリオ・モッラ
製作会社:クリスタルディ・フィルム (Cristaldifilm)、レ・フィルム・アリアーヌ (Les Films Ariane)、TF1フィルムズ・プロダクション (TF1 Films Production)、RAI3 (Rai 3)、フォーラム・ピクチャーズ (Forum Picture)
配給:ティタヌス (Titanus) (伊国)、ヘラルド・エース / 日本ヘラルド (日本)